あの日のように抱きしめて

ドイツ映画。原題phoenix。
邦題がダサい。

基本的に予備知識というか、映画のあらすじとか調べていかない(チラシすら読まない、予告編のみ)んだけど、これはちょっと調べておいたほうがよかった。

舞台は1945年のベルリン。
強制収容所から生還した妻、顔の傷を再建したため容貌が変わっている。
夫に逢いたい。
そんな夫が自分を密告したという疑念。
見つけ出した夫は、強制収容所で死んだ妻の遺産を奪おうと、妻になりすまして欲しいと、その妻本人に持ちかける。
夫は自分を愛していたのか、裏切ったのか。
提案を受け入れ自分自身の偽物を演じる妻…

なんとも心理描写と時代背景とかしっかり追わないとついていけいない展開。
途中もっさりとした展開でちょこちょこ記憶が飛んだ。
夫がダメ男で、顔が変わっているとはいえ妻に気づかないのは間抜けだし、そんな夫を愛している妻が哀しい。

見所は、エンディングで妻が歌う「スピーク・ロウ」。
このシーンで全てを持っていく映画。
74点。全体的に暗い。