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書簡形式の小説では、宮本輝さんの「錦繍」が最高傑作だと思うけど、湊かなえさんの往復書簡も面白かった。
その小説の中の短編「二十年後の宿題」を原案として作られた映画。

原作は先に読んであったので、どのような形に仕上げているのか非常に楽しみだった。
原作の、先の見えないまま、輪郭を描くように事実が見えてくる展開を、北の離島を舞台にして、非常にうまく描かれていた。
原作のままでは地味すぎる展開になってしまいそうだけど、主テーマを軸にうまく話が展開し、きちんとクライマックスもあるので、満足度の高い2時間でした。

吉永小百合さんは歳をとってもきれいだし、子供たちの歌声は本当に美しいし、成長した子供たちを演ずる6人はそれぞれいい演技をしていて、さすが東映60周年記念映画ですね。

奥さんが観に行きたいというので、一緒に観に行ってきました。
観た後に、お互いの感想を言い合うのもまたいいですね。