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omingアカデミー賞とは、1年間にomingが劇場に足を運んで観た映画を勝手に評価し、キャスト、スタッフを表彰し、その労と成果を讃えるための個人的映画賞。

今年の対象作品は43作品。
なかなかたくさん観ることができた。
もうちょっと都会に住んでいれば、もっとマイナーな作品を含めて色んな作品を観れるんだけど、まあ、しょうがない。
観たかったけど見られなかった作品も多かった。
観てがっくりした作品もまあまあ多かった。
総じて、2012年はなかなかいい映画を見られた1年だった。


作品賞：レ・ミゼラブル
　ヴィクトル・ユーゴ－の大河長編小説のミュージカルを完全映画化。ここまでミュージカルに特化したミュージカル映画はすごい。俳優の歌唱力も素晴らしいが、映像が美しく、18世紀のフランスに引き込まれる。エンディングの民衆の歌が終わったら、つい拍手してしまった。

監督賞：リュックベッソン＝The Lady アウンサンスーチー　ひき裂かれた愛
　実在の人物を現在進行形で描くのは難しい。ドキュメンタリーにならないよう、家族の愛をメインストリームとして描きつつ、政治的なスタンスをしっかり表現しているのが素晴らしい。

主演男優賞：砂田知昭＝エンディングノート
　半ドキュメンタリー作品なので、ちょっと主演男優賞はずるいんだけど。人生の主役であることを文字通り体現した。

主演女優賞：ティルダ・スウィントン＝少年は残酷な弓を射る
　主人公エヴァの視点から、息子に感じる狂気・恐怖・愛情を見事に表現しきった。　

長編アニメ賞：おおかみこどもの雨と雪
　ファンタジーなんだけど、ファンタジー然としていない、子供の成長と、それを見守る母親という普遍的なテーマをきれいにアニメーション化した。

脚色賞：桐島、部活やめるってよ
　映像化するのが難しい原作を、うまくアレンジして映画化した。原作とは異なるアプローチで、思春期の心模様をとてもうまく描いた。

ゴールデンラズベリー賞：プロメテウス（３D　吹き替え）
　エイリアン誕生前を描いたストーリー。プロモーションに期待して観に行ったが、宇宙船と山を行ったり来たりするだけの内容が皆無の映画。それに輪をかける剛力彩芽ちゃんの吹き替えで吐くかとおもった。

2013年も多くのよい作品と出合えますように。