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ザ・安藤サクラ。
女優魂がマジ凄すぎる。


武正晴監督作品。
第1回松田優作賞グランプリ受賞の脚本。
脚本にこだわった松田優作の名を冠した脚本の賞。
ストーリーも、展開もよかった。

クリープハイプの主題歌「百八円の恋」もよかった。

脚本も主題歌もよかったけど、主人公の一子を完璧に演じきった安藤サクラがとにかく凄かった。

仕事もせず、親の金でグダグダ怠惰な生活を送る三十路の女、一子。
不器用に始まった恋、傷だらけで不器用な恋に戸惑う女、一子。
ストイックに、ボクサーとして、闘いを求め鍛え続ける女、一子。

明らかに同じ女優が演じているんだけど、1人の女性がどんどん変わっていく様を演じた演技。
スクリーンで見られたのは僥倖としかいえない。

上映会では安藤サクラさんのアフタートークもあった。可愛らしい。


94点。 満足度かなり高いオススメの一本。