クラッチフルード エア抜き

納車して最初にやる事の1つ。朝一に2速に入らない！暖まってもシフトが引っ掛かりまくりで楽しめない！なんて状態の86が多いようで、家のも例に漏れずそんな感じでした。
やってみたら、クラッチフルードのエア抜きは効果抜群でした。けど、翌朝冷えているとやっぱ全然ダメでした(笑) 暖まっているといいんだけどね〜。

ただし、ちゃんと整備書どおりにやらないと上手く抜けてこないらしいですよ。
86のクラッチレリーズシリンダーはとてもアクセスしやすいところにあり、すぐ出来ちゃいます。ブレーキフルードを用意して挑みましょう。
黄緑矢印がクラッチフルードのタンクで、オレンジ矢印がレリーズシリンダーです。レリーズシリンダーから出ているプッシュロッド(?)がレリーズフォークを押すことでクラッチが切れます。エア混入により押しが足りないと、動力が完全に切れなくてシフトが入りにくくなります。

真上から見た図。エンジンの後ろ側です。
レリーズシリンダーが微妙に見えていると思います。(オレンジ矢印)

さらに拡大。ゴムホースがレリーズシリンダーに繋がっていて、シリンダーがレリーズフォークを押しているのが分かりますか？

8mmのメガネをブリーダープラグにかけてから、エア抜きホースを取り付け。シリコン製で間にワンウェイバルブが仕込まれています。10年以上前に、にりんかんで購入した物だったと思います。
で、肝心の手順は以下です！
1, クラッチペダルを5回程度踏み、踏み込んだ状態で、ブリーダープラグを緩める。(2人作業か、傘とシートで押しっぱなしにすると良いです)
2, フルードがビュッと出きったら、ブリーダープラグを締める。(この圧による勢いが大事)
3, クラッチペダルが戻って来なくなっているので、引き戻す。
4, リザーバータンク内のフルードが少なくなったらMaxまで入れる。
5, 以上を繰り返し。(10〜15回程度で全量交換出来ると思います)

終わったら垂らさないようにエア抜きホースを取り外して、蓋を閉めて、ブレーキクリーナーで掃除して終わり。
フルードは吸湿性があって、垂らしたままにするとサビにつながるのでちゃんと拭きましょう。

終わったら試走！見事に引っ掛かりが少なくなりました！ミッションオイルに添加剤を入れたのも効いていると思います。

けど、今まで乗ってきたFF、MRと比べると、FRはシフトがダイレクトでかっちりしているので、それ自体が引っ掛かりに感じてしまう側面もあるから、イメージ8割くらいの解消かな？

あとは、高級ミッションオイルに期待ですね〜。