これは依然の営業車でした。
2010年から4年間乗りましたのでその頃の感想です。
マツダからOEMにて提供された日産のバネット。
昔ながらのキャブオーバータイプのバンモデル。
自分が乗っていたのは1.8Lエンジンの2WD(FR)モデル。
ベースとなるボンゴは30年前から小変更で維持してきたモデル。
過去にはワゴンモデルのボンゴブローニーやフォードスペクトロンでもありました。
正直、現代の車としては「発売する事を疑問に思う」レベルです。
まず、エンジンは昔ながらの重たく回り1.8Lとは思えないかったるさ。
ミッションかデフからは時速90km付近で「フォー〜」という恐ろしい位にウルサイ音がなります。
社内で会話どころかハンズフリーを使って電話も出来ないレベルです。
もちろんキャブオーバータイプなのでエンジンは座席の下。
夏の営業は本当に辛かった・・・
更に人員の搭乗位置の関係上。絶えず上下方向にユッサユサと降られます。
これはトラックに乗った事があり人なら全然大丈夫ですが乗用車の様にはいきません。
さらに走行安定性で一番問題なのは横風と向かい風。
東名高速の首都高⇔東京料金所では横風が強いと半車線は吹っ飛ぶことがありました。
さらに向かい風が強いとフロントのグリップが抜ける瞬間があり冷汗をかく事多数。
雪の日はチェーンを巻いてもまともに走れません。
リアのリジットサスがあまりにも言う事を聞かないので常に突っ張っている間隔。
雪の日にはわざわざ重たい荷物を積んでトラクションが掛かる様にしてました。
良かった点は荷室の広さ。
これはFFベースのNV200では実現できない事でしょうか・・・
それと重量物をのせてもトラクションが掛かりやすい。
これは職人さん達には必須条件ですよね。
となると・・・後継がないから現在は職人さんたちもハイエース/キャラバンに
乗り換える状況。ライトエース/タウンエースだと小さすぎるようです。
Posted at 2016/01/17 14:13:21 | |
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