2020年09月22日
突貫ーッ!
まだ詳細は書けませんが、月曜夕方から火曜日は仕様変更を行っておりました。
某車両なんですが、嫁ぐのが決まったようで。
でまぁ新オーナーの要望により、思いきった燃費対策と消音を普通の車並みに。ハイオク仕様からレギュラーに。
同じエンジンから同じ名前のエンジンへチェンジすることに。
ECUだけでなんとかなりませんか?とはちょっと思ったけど、記憶の中の情報と川染さんの情報を擦り合わせると、
そうかぁ。ピストンが違うのね~。
ピストントップの形状で圧縮変えててハイオクとレギュラーの違いが出てるのね~。
同じ名前、同じ吸気方式でも、細かく変更があるようです。
また、燃費の事があるのでミッションもファイナルギアが高めのが欲しくなる。
こうなると、載せ替えが手っ取り早い訳ですね。
どうします?やるならやるよ?。と。
今からドナー車両を移動させとけば明日の今頃は乗れるのでは?と。少し煽っておきます(笑)。
てなわけで(爆)夕闇迫る中、川染さんと二人でドナー車を用意して作業開始(作業自体は私一人です)。
まぁ、どういうわけか、やりなれた車種だったので(爆)比較的サクサクと作業は進み、日付が変わる前には二台ともエンジン降りました。
一口に言っても、エンジンミッション載せ変えるんでそれなりにかかるんですが、
いやぁリフトを二基とも占有できるってのは強いですな(笑)。
フォークリフトも含めれば三台のリフトがあるわけで…。
でも久しぶりに突貫で作業しましたが、小さいパレット(荷物乗せるアレです)が、木製なんですが、朽ち始めてましたね。
そのうち補修しておかないと…。パレットの無いエンジンの下抜き脱着は嫌なので。
新しくパレット作るかなぁ?。
豪華に1x4材で作ってもいいから丈夫なのが欲しくなる。
まぁ、それはたまにしか使わないモノだからやらないんですがね。
この系列の車両の専用工具として作るのは全然アリだと思ってます。
今回、まぁもっと時間があれば方針ももう少し煮詰めれた感は否めませんが、まぁ仕方がない。
ラジエーター関係のホースや、ウォーターポンプやサーモスタット、ファンベルトだけではなく、クラッチ類、エンジンマウントやオイルシールなど、この機会にできる作業もあります。
今回は手元にあるもので、程度の良いものを選りすぐって作業します。
簡単なのはエンジンメンバーごと全部移植する方が簡単ですが、
パワステの問題だったり、元々のアライメントの事であったりとかが関係するため、エンジンとミッションだけ入れ替えます。
今回はドナーが四駆のため、トランスファー付きミッションです。
一応改め二輪駆動とし、トランスファを外す事も考えましたが、
この連休中に思いつきで始めたのでオイルシールも手に入らないって事で、とりあえずそのまま使用。
ドラシャは年式が新しく丈夫と噂のMAXの四駆用を使用。
この構成だと、左右のドラシャの長さが近いためLSD組んでも加速中にドラシャが捻じれて車体が斜めに加速する事が無いのでは?と思うのは私だけ?。
まぁ途中でユニバーサルになってるんで、シビックとかと同じく結局は長いんだけども。
まぁそもそも、エンジンマウントステーも二輪駆動と四輪駆動とで違うので(リア側のエンジンマウントも違う)、別途用意しなければ搭載すらできないのですがね。
ううむ、前側のエンジンマウントが瀕死だけど、とりあえず状態がマシな方を使おう。
後ろ側とミッションマウントは健在。
ファンベルトは交換してから1年のものを再使用。
オルタネーターとセルモーターは分解清掃とブラシのチェックを行う。
エンジンを搭載してしまうとこの二点は交換が至難の業になるのは確認済みですそれはもう(汗)。
ドナー車は約136000キロ。そろそろカムカバーのガスケットは交換したい所。
だが全体的に整備に手が入れられていたようで、程度は良い部類に入る。
と、二台分のエンジンを降ろしたら23時前。
夜中なので騒音を出せないので数時間前からペースを落としてますが…。
てか、今回のドナー車はどのボルトも滅茶苦茶締まってて、まぁクソ硬いったら…。
インパクトが使えないだけで身体の負担が増えます。
今回、以前から気になっていたハブベアリングをナックル(アップライト)ごと交換。
左右とも入れ替えましたが、左側はあまり状態変わらないかも?、
右側はシャキッとしました。
ナックルごと交換だと簡単でいいですね。
ただ、いままでのキャンバーが狂うので結果的にトーも何もかも狂うんですがね。
ナックル交換が無いパターンなら、ロアアームとナックルを繋いであるボールジョイントだけを外すので(タイロッドも外すけど)まずそんなに狂いません。
ブレーキフリュード交換を予定に入れてましたが、パッと見て汚れてるように…見えただけでした(笑)なのでノータッチです。
エア抜き位はやってもよかったかもしれない。
あと、フロアフレームの左右を繋ぐ補強バーを追加。
コレは本来、他車種用なのですが、今回作業した車が中期型のため、
比較的簡単に流用できそうだったので付けました。
まぁフロアに一か所穴あけてボルト通したんですがね。
エンジンが下りてないとできないのでこの機に。
エンジンメンバーごと降ろした二基のエンジンミッションをメンバーから切り離し、それぞれ入れ替え。
四駆のトランスファーがあると結構面倒なんですよね。
トランスファーのコンパニオンフランジはメンバーの下側を通る為、単純に上から降ろせばいいと言うものではない。
斜めに差し込んでいきます。
シャラクセェ
私はエンジンミッションをフォークリフトで吊っておいてメンバーを手で抱えてひっかけました。
てかフォークリフトで斜めにしていくとか手間かかるので…。一人でやってるんで仕方ないですね。
その後メンバーと結合し、パワステ関連も装着していきます。
セルモーターの配線が異なっていたので入れ替え。
まぁコネクターの違いだけだったのですが、載せてから問題が深刻化しないように少しずつ確認していきます。
この時、エンジンのメインハーネスも若干異なっていたのですが、この時はそのまま使用する事にしました。
さてここまできたら車体とドッキングするのみ。
車体側に避けておいたエアコンコンプレッサーとパワステのリザーブタンクに気を付けながら、慎重にドッキング。
今回はほぼ新品と言える純正マフラーも用意できてたのでそれを装着。
熱がかかる所のボルトは全てカッパーグリスを塗っておきます。
エンジンメンバーボルトもカッパーのほうが良さそうでしたが、今回はフツーのグリスで。
よく錆びるんですよね水が浸入して。なのでグリスはしたほうが良さそう。
この車両用のリジカラ入れたら効くだろうねぇ。
まぁ剛性がそんなに強い車両でもないから、逆にメンバーと合体しにくくなるかな?。
メンバー下の補強バーは四駆と二駆でモノが違うのでそれぞれのものを使用。
シフトリンケージも四駆は異なります。
ATではそのまま付きますがMTではやはり丸車ドナーが安心ですね。
勿論マフラーも違う(トランスファーを避けるレイアウトになっている)ので、仕様に合わせたものを用意する必要があります。
コンプレッサーを固定したらファンベルトを締め上げ、
オイル類とクーラントを注入。
エンジンオイルは大事をとってエンジン始動後に一旦入れ替えました。
まぁ同オイルによるフラッシングですね。
フィルターも同時交換。
ドレンボルトも痛んでいたのでパッキンとともに交換しました。
エアクリーナーボックスの形状が合わなかったので入れ替え。
ともに純正どうしですが、補機類のレイアウトが違う…。
あ、しまった。メインのエンジンハーネス、細かいトコ違うじゃんよ(遅)。
部分的にちょっと加工。流石に配線を切って延長などはしていませんが、
ルートを変えたりとかはしました。
エンジン搭載してからエンジンハーネス全部を入れ替えるのはものすごく面倒なので(油圧センサーやパワステ、コンプレッサーなどにも分岐し途中でコネクターなどが無い事からそこだけ切り離せないし、そもそも手が入らない)、そのような対応をさせていただきました。
厳密に言えば吸気温センサー、バキュームセンサーの配線の長さが違いました。吸気温センサーは通し直しで対応できますが、バキュームセンサーの配線は短すぎなのでどうしようもないのでセンサーの固定位置を変更しましたよ。
エアクリボックスなどのステーも移植し直しです。
んで元のサクションパイプとエアクリボックス付けて終了。
マフラーもこだわりの純正で、外見も大人しく乗りたいってのにボンネットにパワーバルジをつけるかマッドマックスのインターセプターみたいにボンネット切ってエアクリボックス出す?みたいな案を川染さんと談笑したりしましたが、何とか収まりました。
通常ならここで私の作業の全行程終了なのですが、
今回はドナー車もエンジンがかかって動かせるようにします。
何故なら…
川染さんが腰痛なのでタイヤが付いてるだけじゃ車が押せないから移動できないため(爆)。
まぁ降ろしたエンジンも動体保存できるとは言えますのでいいっちゃいいんですがね。
エアコンガスもコンプレッサー外してないから保存効くし、
とりあえずガンガン組んでいってドナー車が動かせるようになったのが午後3時?4時?くらい。
流石の私もボロボロでございますよ。
筋肉痛による腰痛がじわりじわりと。そもそもヘルニア持ちですからね。
夜に地元で会合があったため、この時間で終わればよかったのですが。
ま、今回の作業車はトーとかキャンバーとか一切見てないんで、これらは後で川染さんに調整してもらう事にして帰路に就きました。
思えば前日のこの時間までは平和にネットで動画見たりしてたのになぁおかしいなぁw。
徹夜はしてないのですが(仮眠はしてます)、
フロに入ってないから臭いオッサンの出来上がりですはよフロはいりてぇハラ減った。
うーん、久々に突貫でやりましたが、結構身体に堪えましたね。
こういう機会を逆にもっと増やさないと、身体が衰えてしまう気もします。
年に何度かなのでね。なのでいつまで身体動くかな?とか思うのは、
今回のような大きめの作業が連続してない=慣れてない=効率化が図れてないため無駄な動作がある=不必要な動作があるので疲れる。とも言えるかと。
楽をするために作業を増やすとか、それなんてマラソン?とか思いますが、
まぁ世の中そんなものなのでしょう。
今回の作業車の試走も行いましたが、
通常パッケージ版のエンジンも良く回るじゃないの。
アライメントが出てない(キャンバーが狂ってる為)ので走りは怪しいですが、
これでレギュラー仕様(現状ではタンク内はハイオクのまま)だってんだから上等なんじゃないの?。
ミッションもクロスしてなくて燃費向きだけど、回せる分だけ走りたい時はそれなりに答えてくれそう。
川染さんと話をしてみたけど、いやぁどうも無意識に裏ワザが発動してた模様。
レブがここなら楽しめるわw。
勿論ハイコンプ仕様よりは低いけれどもね。
ま、喜んでいただけるなら幸いよ。
シルバーウイーク連休最終日に突貫作業を強行するお話でした。
オシマイ
筋肉痛がぁ…体中バキバキ言ってます(笑)。
作業が1日早かったら、最終日は食っちゃ寝生活にしたいと思うほどに。
でも水曜日は仕事なんだなぁ(涙)。
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2020/09/23 10:54:18
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