
今回は公式がまだ何も書いてないけど、多分書かないだろうし、今頃車検とっててもおかしくないので上げちゃう(笑)。
金土日ダイジェストですよ(笑)。
ま、金曜日はフツーに仕事してましたが、
定時前になってふと山を見ると真っ白…。
マジかー。
ファクトリーはまた降ってないだろうけど、三頭トンネル前後で雪で足止め食らう可能性。
今日はドナーからエンジン降ろしておきたいんだが?。
さっとシャワー浴びたあとに、一応スタッドレスタイヤを後ろに載せて出発。
山に上がってみますと、流石に昼間に降りだした雪なので、ライン上には雪が無い。
この時点でスタッドレスを履かなくて良かった感がありますが、帰宅時に路面が悪化していたらと思えば…。
ファクトリーに到着すると、丁度ベース車がピットに入ったところでした。
そっちはとりあえず川染さんにお任せして、コチラはドナー車に。
事前に段取りしてたのでサクサクと。
エンジンミッションごと分離。
んで、ベース車の内装をバラしにかかります。
エンジン側は川染さんがやってますんでね。
エンジンハーネスを外さないとエンジンが下ろせないので、
なんか共同作業するのも久々な気がするな(笑)。
まぁ前回、燃料タンク交換は別として。思えばエンジン降ろし関係の作業を二人がかりでやるのは前のレースカー(ミラバン)からこっちあったっけ?。
エッセのエンジンの時は特になにもしてないよな…。
とりあえず金曜日はある程度までで終了。
思いの外早く(9時位だったのかな?)中断したので、さっさと飯食って就寝。
土曜日
ドナーから降ろしたエンジンを分解。
とりあえずミッション外してクラッチを…
変わった形のフライホイール付いてましたが、純正です。
フライホイールを外してみると、クランクエンドシールが…。
打ち込み不良?。ちょっと外に出ててオイル滲んでる。
内圧で抜けてきたのかな?(深刻)。
ブローバイが多くなってきた車両に多い症状で、例えばピストンリング吹き抜けとか、クランクシャフトが居る部屋の内圧が高くなりすぎるとシール類が外れる事があります。
原因はよくわかりませんが、とりあえず補記類などを外して洗浄します。
なぜならカムカバーガスケットからオイル漏れが酷くてギトギトデロデロなので…。
今回はベース車のエンジンよりも走行の少ないドナーエンジンを使う計画。
ただ、問題はベース車がターボ。ドナーがNAって事で、どこまで部品として使えるのかが解ってなかったんですね。
立案は川染さんなので、その辺は私は調べもしなかったんですが。
んで、二基のエンジンを見比べて気がついてしまうのですね。
このターボ、オイルの戻りはブロックなのね…。
当然NAブロックに穴はありません。
鋳鉄に穴を開けるのって一苦労なんですわ。
精度も要りますし…。
えー?ここで頓挫~?。
加工機屋に出しても、直ぐに穴あけできることではないので…、
ま、計画変更して元々のターボエンジンのシール類交換して使用する事に。
そしてMT化ですね。
いやぁトルクコンバーターのセンターが錆びてて抜けなくて苦労しました。
川染さんと二人がかりでバールのようなもの(笑)でこねくりまわして、
外れた頃には足元がATFの海です(泣)。
フツーに錆びるんですよね。ディーラーはどうしてるんでしょうか?。
ちょっとグリス塗っといてくれたらこんなことにはならない筈なんですが。
そういやこの車両、ドライブシャフトもめっちゃ錆びてて半泣きになりました。
そこそこ磨いてグリス散布しときます。
ホントはカッパーグリスがいいんですが…。
また買っとかないとな…。
ATのスターターリングギアを取り外してクランクエンドシールを交換します…。
向こうよりもっと飛び出しとるじゃねぇか(汗)。
ボケてシールの外側にもグリス打ったのかな?(震え声)。
ま、シールの色的に工場出荷時に組んでたっぽいシールなので、古くなりすぎかな?。20年位前の車両ですからね。
一般的に、AT車のクランクエンドシール交換は敬遠される傾向があります。
フツーに高いからなんですけどね。
今回のようにトルクコンバーターが抜けなかった場合など、無理してリングギアの変形とか起きるので高く設定せざるを得ない状況になりかねません。
オイル漏れの対応策としてはたいしたことないんですが、上記理由もあってか、乗り換えを勧められたりするのです。
エンドシールは丁寧に、川染さんが打ち込み。
別に用意したクラッチキット(新品)を組み込み、
元のメンバーに載せていきます。
今回はエンジン、ミッション側共に新品ミッションマウントを使用。
車体に載せてから交換ってのがめちゃくちゃ面倒なので、今が好機なのです。
マウント類、オルタネーター、タイロッド関連あたりは降りてるウチにやりたいですね。
何せ手が入らんので。
なんだかんだと客が来て、次々召喚されて落ち着いて作業が手がつかない川染さんに代わりミッションとドッキング。
メンバーにドッキング。その他部品を組み合わせ、ある程度進めたら交代。
つか、エンジンの作業を車体の真下でやってるので、内部が全く手付かずになる…。
せっかく二人なのに作業速度が上がらない原因は、一人ずつ作業してるため。
メンバーに載せたエンジンを避けて、車体側作業をします。
MT化に伴い、クラッチを操作する必要がある。
まぁやりようによっては電動化も…ですが、今回は車検のために正攻法で進めます。
ま、クラッチワイヤーを通して、ペダルをMT用に変更します。
ワイヤーを通すためにはバルクヘッドに26mmの穴を開けなくてはなりませんが、型紙も何もないのでテキトーに採寸してフリーハンドであけます。
その為に車内ではヒーターユニットも一旦取り外してしまいます。
因みに、スピードメーターのワイヤーも、MTの方が長いので同時交換しないと泣けます(泣けました)。
今回はもうひとつ変更をいれましたが、威力を発揮するのは夏かなぁ?(謎)。
エンジンが乗ってるとやりにくい穴あけ作業も終わり、さっさとエンジンを搭載してしまいます。
漏れまくってるカムカバーガスケットは、搭載後でもできるので後回しです。
エンジンルーム内復旧。
バラしたの川染さんだけど、なんとなくわかるのは慣れでしょうか(笑)。
ある程度進んだら内装を復旧。
新たにABCペダルを付けましたが、場合によってブレーキマスターバックのクレビスの調整範囲外になることがままあります。
MT化では大体、ロッドが長すぎるパターンがこれまで多かったですね。
長すぎると、常時ブレーキかかった状態になるので対応が必要です。
ま、理解が出来ないようなら触らない方が良いです。わかる人に見てもらってください。
今回の変更において、配線はまだなにも変更していません。
私が施工するポイントは3つ。
バックに入れたらバックランプが点くようにする。
セルモーターが動くようにする。
ECUに、車体がMTであると認識させる、
これだけですね。
無加工ではエンジン始動も出来ません。
バックランプはバックスイッチに然るべき配線を接続したら完了なので書くまでもないのですが、
大事なのはセルモーターが回る事。
ATではインヒビタースイッチ(ダイハツではそんな名称ではないか)で、ニュートラルかパーキングでしかセルモーターが回らないようになっている。
バックランプと共に加工するのも良いが、ATのメーターのままだとニュートラルかパーキングのどちらかのランプが点灯したままになる。
それは格好悪いと思うし、場合によってはECUが、走行用マップに切り替わってくれない可能性すらある。
勿論、この車種の場合も、ECUに信号が入っている。
なのでシステムを切り離したところでセルモーターが動くようにしてやる。
ネットを徘徊すると簡単に出てくる答えは、セルモーターリレーの短絡化だ。
つまりリレーではなく、セル信号をそのままセルに送る方法。
コレはねぇ、動くんだけど、キーシリンダースイッチに負担がかかるのよねぇ。
AE86がセルが弱くなる理由の1つが接点不良ですが、セルモーターリレーを追加するだけでキーシリンダースイッチが長持ちするしセルモーターの駆動が強くなる。
純正でリレーが付いているのにそれを殺す手は私にはない。
てな訳でリレーを生かす結線をするだけでセルモーターは完了。
3番目はやらなくても運用できますが、例えば最大回転数だとか、最大ブーストがMTとATで設定が違う場合、ECUがそのあたりを握っている可能性がとても高いのでやっておきます。
ま、真相は車検取得後ですね。
さて、エンジンが始動できる状態になった頃には深夜。
川染さんもすでに帰宅。
クーラントのエア抜きのためにエンジンかけてましたが、ボンネット開いてる、気温が氷点下なので電動ファンが回るほど温度が上がりません。
つー訳で土曜日終了(日付変わってるけど)。
んで日曜日。
川染さんに確認することがあったので組んでなかった脚回りを組んでタイヤ付けて着地。
うーん。内容的にはMT化なのですが、なんとなく物足りなさも?。
随分と自分がスレてる事が実感できました(笑)。
ドナーのエンジンが使えたら、また変わったことにもなったでしょうが、エンジン本体のターボ化加工はすぐにはできないので(ブロックではなくオイルパン加工なら簡単に出来たハナシなんですがね)、今の過走行エンジンがへたったら交換出来るようにするのかな?。わかりません。
そんなこんなで作業がかなり早く終わってしまったので、迷ったあげく、閣下とカレー散財して終了。
ま、23時すぎまで居たけどな(笑)。
いや~なんか、量が食えんかった事がショックでしたわ。
前回までは食えたメニューだったんだが…。
昼飯が午後3時すぎだったからかなあ?。
昼過ぎに「今から行く」と言った某牧場王を待ってたら飯を食いっぱぐれ、長い時間、待ち合わせ場所から離れるのもどうかとコンビニ飯買って食ってたら来たけども。
皆さんは遅れるときは連絡しよう。
えー
あー
うーん。うまくいったのでほっとしてるけど、出来なかった事にスッキリ出来てないですね。
手応えは十分あった内容なんですが。
ま、夏までに少なくともあと2台は似たような作業をしなければなりません。
どこかの専門的並だなぁと思いつつ、色んなトコに目を付けられんようにしないとな。
正攻法でやってても面倒な事を言ってくるヒトは居ますから。
少なくとも、修行とストレス発散にはなってますので、こう言う作業は好きですよ。
そろそろ車検とれたかのう(笑)。
ああ、あとなんか車高上がった気がします。なんでかのう。
オシマイ