
機会を得て、他者が使っていたであろう昔のハイエンドモデルを触る事になりましたが…。
手に取ってみての第一印象は…
うーん、こりゃ走らんだろうなぁ。
ってな感じ。
元々はそこそこ走るマシンなんでしょうが、状態が…。
もちろん、主力として走らせてた状態で手放すヒトは少ないです。
セッティングを隠匿するヒトもいれば、とりあえず寄せ集めとけばいいやみたいなヒトも…
メンテしてから手放すなんてのは、ホントの知り合いとかで無ければあまりないかな。
それか、公式戦で使えなくなったから即、手放すってガチ寄り勢なら逆に状態良かったりしますが。
実車でも、オイル交換してないまま売るとかフツー、と言えるほど多いですね。
なので中古車買ったら油脂類は全交換します。ブレーキオイルやクーラントも含みで。
ラジコンで油脂類は、基本的にはショックアブソーバー(ダンパー)と、封入式ギアデフならギアデフオイル、ボールデフにはボールデフグリス、フリクションダンパーなら専用グリス、ベアリングにはベアリングオイルでしょうか。
そのへんは基本的に入れ替える事になります。
ヒトによっては洗浄も無しに手放す方も勿論いらっしゃいます。
まぁ、走らんだろうなぁと感じたのは、
セッティングの段階ではなく、説明書通りに組む部分。
どう見てもシャーシが斜めに捻れる形にシムが組まれていたりとか、バルクの上側(つまりシャーシ裏以外)に、擦り傷の付いたビスを使っている。
コレ、駄目なんです。
バラした時に入れ替わったんでしょうけども。
ビスにも精度が必要なのです。
擦っていたりするとビスのヘッド部分が衝撃で曲がる事があるのです。
曲がったビスを使用する事で、部品に無用なストレスをかける事となり、極端に言えば真っ直ぐ走らなくなる原因ともなり得ます。
もったいねぇなぁ、と思うのです。
今回のこのマシンは、確か10年以上前のモデル。
セパレートサスマウントすら付かない(その概念がまだ無い頃の)モデルですが、当時の迷いすら感じます。
シャーシ的に考えると、415MSXより後で、415MSXXよりは前な感じ?。
バンパーがエボ5仕様なだけマシか。
いやぁシャーシの切り出しからやりたいですね(笑)。
まぁセパレートサスマウントだけでも使えるようにしたいですが。
モーターマウントの形もアッパーデッキの形も…。
持ってて良かったわ皿ビス加工用ビット。カワダだっけな?セントラルだったっけな?買ったのかなり前なので忘れました(タイトル画像)。
まぁ、資料として計りまくる事にします。
ハイエンドモデルは本来、組みやすいものなのですが、
変に固定したら変に癖が付くんです。
まるでヘルニアみたいに、それは病となります。
そうなるとシャーシ交換になりますが、アルミで出来たバルクやモーターマウントにもダメージが来ます。
この前、TA07のモーターマウントを分解した時にわかったのですが、ビスが二本とも曲がってました。
ぶつけた記憶無いんですが、そうなりえるんでしょう。
ぶつけたら早期治療。走らざるを得ないレース中ならまだしも、練習走行中なら即座に走行は停止しましょう。
点検して、異常が見られなくてもビスの締め直しくらいはやりましょう。サスピン曲がってるかも?なら脚回りバラしましょう。
ベストな状態で走らなければ練習にはなりません。
ま、友達とキャッキャウフフしてたら走り続けるのも無理はないとは思いますが。
定期的に完全にバラしてみるのも良いかと思います。
さて、完全にゴリゴリ言ってるし滑ってるボールデフはとりあえず外してしまい、TA05varⅡ用のギアデフを付けようと思います。
テ言うのも、このハイエンドマシンはTRF419のデフは入りません。
バルクの幅が違うんですね。
しかしながら、計ってみるとTA05のバルクよりも広い?。
特殊だなぁ。
因みに前後のバルクの間隔も05より広い。もっと狭い方が…まぁ時代ですかね。
もしかして420のデフなら入るのか?。資料が足りないので何とも言えません。
でも多分05のデフをシム調整で組むのが最も手っ取り早いかな。
新品買ってもいいかな?とも思いましたが、手っ取り早いのがTA06用のデフセット買って、別に05のギアケースを買って組み合わせるのが早いと云う…。
(スチールギアが要らないならDB01用ギアデフが早い)
まぁギア比を気にしなければ06用をそのまま付けても良いようなものですが、計算が面倒なので…(06は1T多い)。
TA05ver.Ⅱのギア比って、現行であるTA07と同じなんですよ。
なのでスパーなどの流用が利くので助かります。
いやぁインスピレーションも沸きますし、頭の体操になって、走らせてないのに楽しいです。
ラジコン引退組の方、復帰組の方、安い中古ハイエンド、いかがですか?。
最新を知れば知るほど、中古ハイエンドに逆に魅力を感じるかも?。
あー、コレに07のモーターマウント付けて1ベルトにするのもいいなぁ。
多分そのままより私の好みになると思うんだよな。
05が好きなので、前後同じ長さのベルトを使ってないなら、いっそ1ベルトにするかと思ってしまう。
今でも前後のベルトは手に入るようだけど。
それならTA07MSX買えってハナシですが、定価で8万超えるマシンを買うのはなかなかに堪えます。
買えないからやってるんだよ?と。
まぁ今のままじゃ保存してるTA05ver.Ⅱの方が良く走るかも?。
05はしこたまやりましたのでね。
まぁ、同時期の415に設計思想が寄るのは仕方がないことなのかも。
偉そうに言っているが、それはその後のハイエンドモデルの設計を見ているから言える事で、当時は大変だったのだと思われます。
TA05が奇跡の高バランスマシンと謳われていたのは、
個人的には前後等長ベルト、今では無い幅の狭いバルク、
最近になって増えているMIDモーターレイアウト、
ノーマル樹脂シャーシでも高い剛性、なのかも。
特にver.Ⅱはセパレートサスマウントを採用した事でもポイント高い。
ver.Ⅰはセパレートじゃないサスマウントだったので、ブリッジサスマウントなんてものもありました(センターを通るベルトを通す為に真ん中部分が持ち上がっている)
ある程度進化させたら、改めてカーボンから切り出してやるのもいいなと思っております。
とりあえずビスの交換と、アーム類は全日本の時の予備(試合直前にクラック等を発見した場合、短時間で交換できるようにある程度のユニットで組んだハブ類やアーム。通常、一日の走行に最低一台分の予備の足回りを用意してた)を投入します。
余裕あったらTRF420脚でも良いなとは思いますが。
ギアデフ入れたらベルトは届かないだろうなぁ。
37T/18T化してver.Ⅱ&TA07ギア比にしておきます。
てか、ボールデフのままでもいいんですが、当時の樹脂のアクスルを改めて今使う気にならないので…(もうドッグボーンの当たる所が削れてる)。
とりあえずギアデフでロッシの2000#(公式戦に出るマシンではないため)あたりから様子見。
ダンパーとバネのセットはとりあえずTA05で使ってたセットにしてみるかな。
PUは16Tに01アンプの組み合わせ。
Mで使ってたライトチューンとブラシアンプでも良いようなもんですが、ブラシレスの手軽さを知ってるとねぇ…。
Mからサーボと受信機をもぎ取って移設します。
Mは現状では相手が居ないためお休みです。色が塗れてるL寸ボディはミニしかないですし。
そもそもM05で現行機種に勝負できるほどの腕は私にはありませんし。
これにもアジャスタブルサスマウント欲しいですな。
とりあえずは手持ちのサスマウントで実験します。
サーボステーは418/419用あたりを入れようと思っていましたが、アッパーデッキが低すぎて片持ちサーボステーが入りませんw。
そう言えばありがちなベルトテンショナーを持たないこのマシン。ちょっとテンショナー欲しいんだが…。419純正とか、或いはTA06純正でもいいから無理やり付けるのも良いかもしれない。
いやぁ妄想がはかどりますね(笑)。