さて…。
本作業も2週目。
どんどんやっていきましょう。
ホリデーメカニックだけに時間的に制約がありますね。
しようと思ってはいないのですが、長時間作業をしてしまいます。
勝手に気が焦って勝手に胃が荒れて口内炎とか出来ますので…。
さて、この前アースに落としてしまったFC信号ですが、やはり無くてもいいとは思わないので活かしたいと思います。
んで探っていったんですが…。
切られてるのよね。
正しくは延長するときに端折られたパターン。
まぁ、サーキット仕様ならそれでもいいんでしょうが…。
前にも書きましたが、フラップ式エアフロセンサーにはそのFC線が通っていて、そのためエアフロが無いとエンジン掛からないのよね。
a/fが測れなくてもセーフモードでエンジン掛けられそうなものですが、燃料ポンプが動かなきゃ無理ですよね。
つー訳でまたエンジンハーネスをバラします。
それと、ダイアグコネクターが無かったので、それらも追加です。
主に車屋さんが触りやすくするため。
まぁ最近はダイアグどころかOBD端子が無いだけで点検すらしてくれないディーラーもありますので…。
まぁこのハチロクは見てくれないだろうけど。
その為に20v用のエンジンハーネスをもう一台分使って…。
結局1から作ったのと変わらない事に…。
手間を考えたら1から作った方が早かったねぇ…。
加えて言うと、このハチロクに使われてるECUコネクター…。
AE92後期用だなぁ…。
そしてエアコン用の配線も加工し…勿論、元に戻せるように作ります。
ガッツリ加工して作っても良いんですが、それだと他者が理解できないので…。
配線図をみれば回路が理解できて、配線を見れば何処を加工してあるかわかるように作成してあります。
なので、基本的には配線の色も合わせて作っています。
届いていた電動ファンを開封。
定番のプリウスファンですわ。
基本的にコレで話が済むので…。
そして、今まで付いてた分厚過ぎるラジエーターを外して、川染さんの秘蔵品のラジエーターに変更します。
そして組み付けたのがコチラ。
いつものビジュアルすぎてパッとしませんな(汗)。
バッサリ切って繋げてってな事をやって、時間が掛かる割に、文書にすると数秒です。
そして今回、電動ファンをやり直すことに際して、回路も新設します。
そのためバッテリーから駆動電源を取るのですが、
配線を追加してヒュージブルリンクを使用します。
現状のヒュージブルリンクは車両発売当時の物だと思いますのでこの機会に交換しておきます。
で、AT用に用意されていた純正の一部の配線を使用して構成。
ヒュージブルリンクの真ん中のスロットがそれ。
ここに差し込み式の方のヒュージブルリンクを挿します。
するとバッテリー横…ヒューズBOX前辺りにいる2Pコネクタに電源がまわります。
この2Pコネクタの白線がヒュージブルリンクに、もう片方はA/Cコンプレッサーの分岐配線です。
コンプレッサーがONになったらここに信号が来ます。
んでまぁ、定番のリレーボックスを流用しようと思ったんですが、
定番はやはり定番。
たかだかリレーを3つしか入れられない癖に万ほど要求するとか…。
新品で買ってもそんなにするか?。
どうせ高級なら高級っぽいモノにしてやろう。
って、事でレクサス用のリレーボックスを用意。
これは5極リレーを2個搭載できるモノ。
じゃああれができるなと、回路を組みます。
つーわけで簡単に回路を設計。
電動ファンがハイロー自動切り替えで動作するものに。
ハイロー切り替えだけならダイオードも要りませんからね。
んで組み上がった頃に思いました。
コレ、冷えすぎるな…?。
そして入れてる信号がサーモスイッチくらいしか入れてないので…。
冷間時のアイドルアップ用の信号入れた方がいいなぁ。
氷温でもローで回っちゃうから暖気が長い…。
うーん。
また作り直しますわ。
単純に水温上昇で全開で回ったほうが単純でいいっちゃいいんだけども…。
それで組むかなぁ?。
トリガーは水温上昇で全開運転。
A/CをONで全開運転…。
出来れば暖機運転前はローで…とか考えましたが、そもそもサーモスタットがちゃんと生きてたらそれで暖機は出来るよな?と、今になって思う…。
やはり徹夜が続くと頭を使う事はできなくなってるな…。
んで、サーモスイッチが死んでたので交換…。
何度やっても繋がらないので焦りました。
続いて…。中も進めます。
まだエアコンの部品が届いてないので完全に組み上げる必要は無いのですが、
その他の配線を処理しておきます。
ECUに入るエアコンの信号もやってやらんと…。
んで、電動パワステ付近のヒューズはコチラを…。
コレ何だっけな?。ダイハツ系のヒューズボックスに固定されてるヒューズスロット。
四角いヒュージブルリンクとブレードヒューズが使えます。
パワステの常時電源はヒュージブルリンク30A。
IG電源は10Aヒューズを使用します。
このパワステは車速を擬似信号を送ることで動かしてるみたいですね。
フツーにメーターから信号とってやった方がシンプルだと思うけど、多分そこで引っかかったんだろなぁ。
因みに、信号を無加工でパワステCPUに送っても駄目です。
それをやると、パワステ側が信号来てないと誤解してアシストをカットします。
まぁ出力されてる電圧が低いからなんですけどね。
因みに、カーナビなどではグランド(アース)接点パルスでもだいたい動きます。
(アースと導通、分離を繰り返すタイプ)
このハチロクにも何故かついてました。
そんなに触りたくないメーターだったのか…。
まぁ配線むき出しだったしなぁ…。
フツーの量販店の店員とかじゃ嫌がるわな。
でもフルセグのアンテナ、保護シートの上に配線貼ってるのは意味わからんので…オーナーがやったんかな?。
まぁ今回はパワステの常時電源とIG電源とそれらのヒューズを新設する事が急務だったので、それ以外はそのままの仕様とします。
慣れもあるだろうしね。
逆を言えば、
速度が変化してもアシスト力が同じなので、飛ばして走ってる時はステアリングが軽すぎて怖いだろな、と。
なので多分、疑似信号のボリュームをイジって調整するんだろうけど…。
ま、いいか。
速く走っちゃ駄目な箱だから、速く走らないだろうし。
足回りが大分ヤレてるので、もう少ししたら、自分の運転で酔うようになるかと…。
ツッコミポイントが多い車両なのです。
テキトーにショックを入替えとこうかと思うレベル。
足回りはタイロッドのガタだったり、ハブベアリングのガタだったり、ロアアームのボールジョイントのグリスが抜けてたりブレーキが交換時期来てたり色々するんてすが…。
エンジンのオイルが柔らかすぎるのか、暖機運転中はマシなものの、温まるとエンジンの音が悪い…。
勝手な事はできないのでとりあえず放置ですが、
20vとは言え、設計の古いエンジンなので、今時のヤワヤワなオイルは使ってはいけません。
純正と同じ数値でも、オイル自体は柔らかくなってますから、硬いオイルで丁度良い事になります。
つか、タイミングベルト交換したときに貼り付けるステッカーの文字が消えてるんだけど…、
交換時期来てるんじゃないの?。
クランクエンドシールなのかミッション側なのかオイル滲んできてるし…。
普通に走っていいレベルのトコまではまだ遠そうですな…。
さて、エアコン関連ももう少しで部品が揃うので、大体の配線が終了。
今週部品が揃ったらやっと終わりかな?。
とりあえず現状のエンジンルームはコチラ。
だいぶフツー感が出てきましたね。
これにエアコン関連が付いたら終了です。
ああ、ダイアグコネクタを固定してなかった…。
因みに元が…
ShowCarとして改造された本車両も、ゆっくりですが確実に普通な車両に復帰しています。
普通な、とは、勿論簡単に燃えないだとか、心配の少ないと言う意味で、
走行会用の、ナンバーを取らない、何をしても良い車両とは全く違うものです。
手放してしまった普通は、その時は簡単に手放せたでしょうが、普通に復旧するのは大作業になります。
今回のトラブルでは、配線が燃えただけで済んだと言えばそのとおりなのですが、
燃えた場所が違えば、勿論一発廃車ですし、そんな車両が街中を走ってると言うのは実際問題、危機的状況な訳です。
違法改造を容認する訳ではありませんが、
公道用に販売するなら、もっとやりようがあっただろうと思っています。
少なくとも、燃えにくい車両になってまいりました(配線以外の要因の場合もあるので絶対に燃えないとは言えない)
もうひと踏ん張り頑張ります。