コウ@DayTRICKのブログ一覧

さて土日ダイジェストですが…。



言うても日曜ダイジェストみたいなもんです。土曜の昼間は部品も届いてないしで…。

しかもちょっと涼しかったんで昼間は鋭気を養う感じに過ごし、夕方から作業開始。

まあね、土曜ってフツーにファクトリー営業してますしね。



んでまぁハブベアリングセットが届いたんでハブベアリング交換です。

フツーにアップライトごと外したんですが、このアップライト、プレスにかけるのにいい場所が無い…。




結局ハブを外すのはスライディングハンマーが最も良かったです。

まぁ、曲がってるって話のハブなんで、今回はハブ本体も交換してしまいます。


色々見てきましたが、ベアリングと同時にハブも交換した方が長持ちする気がします。

このセリカの右ハブは、左側面からの側凸事故で飛ばされて右側は縁石に行ったパターンの奴。


左は交換されたけど、右側は不具合が発見出来なかった模様。

牧場王が運転したら、ブレーキが違和感って事で聞いていましたが、乗ってみたらそんなにバイブレーションも無い、つか出方が…？。


んでまぁアップライトを外した段階で、回転させてみると…。

ダイヤルゲージなんか無くてもわかるレベルで振っておりました。

うーん。



ブレーキローターが歪んでジャダーが出る感触とは違うなぁと思っておりましたが…。



ベアリング自体にもガタが出始めていたのでちょうど良かったのかな。


んでまぁ古いの外して(簡単に書きますがまーまー大変)、
新しいベアリング入れて新しいハブを…。



ってところでアクシデント。

砂が中に混入してしまった(汗)。

当然そのままには出来ないので完全分解洗浄し、新たにグリスを打ち直します。

元々の白いグリスはフツーのリチウムグリスだと思いますけども…。
違うのかな？。


今回は私の手元にあったワコーズのHMG-U 。油膜切れを起こすまでの耐久力に優れていますが…。

ウレア系なので高温化で硬くなる性質があるので、兎に角柔らかいグリスが良ければリチウムグリスが良いですね。

牧場ハチロクはフツーのリチウムグリス入れましたが(その時無かったし、ベアリングも微妙に色変わってたので)、
AE86のフロントのハブベアリングはウレア系で良い気がします。


んで、忘れずにオイルシールを打ち込んでから新品ハブを圧入します。

ちゃんと内側外側の二種類ありますので忘れずに。
無いと走行中に飛び散ります。


組んだら手回ししてみて、ハブの振れを確認。

いやぁ新品ハブとハブベアリングは良いですね。
ジーノさんも変えたいんですよ。新品ハブベアリングは入れた事無いので。
そのうちリフレッシュしたい部分であります。


さてアップライトが完成しましたが、前回見つけてしまった右ドライブシャフトのブーツを交換です。

分割タイプじゃなかったので、まぁ走行距離もだいぶ行ってたんで分解洗浄して組み直します。

ホントはミッションからシャフトを抜いた方が楽なんですが、ミッションオイル出て来ちゃうんで無理矢理車載状態で組み上げます(笑)。

元のグリスも茶色くなってましたし(多分元々は黒か何か)洗浄して正確かと。

ブーツとシャフトの接触面が脱脂出来ていれば、そこからグリスが滲んで来る事は無いかと思います。

んで組み付け。各部をトルクレンチで絞めていきます。

んで、ついでにフロントのブレーキローターを交換。

うーん、このキャリパーオーバーホールしないで大丈夫かな？。
やるとしたらブリーダープラグ(エア抜きするトコね)も交換しないとそろそろマズいかな？。
左側はなんか固着しすぎて折れそう。

ブレーキパッドは中古ですが、研磨します。


今回はパッド研師の方が来ないので(笑)私がテキトーにやります。


そこまでやったら、次は絶対に音が出る作業を…。

てな訳で日曜朝、もう一度部品を見比べます。


それはシフトリンケージワイヤー。


廃番のため中古を取り寄せましたが、対応する部品ではない…。



この車両はST202の後期なのですが、ST205の前期後期と、ST202の前期がどうやら互換性がある模様。

どう違うのか…。


ミッションの固定ブラケットが違うんですね。




ST205(四駆)は鉄板のブラケット。





ST202後期はアルミのミッションケース一体型のブラケットです。


ブラケットの厚みが違うので、そのままでは取り付け不可です。


(上がST202 下側がST205)


カシメが近い事や強度的な問題もあり、そのまま差し込んで番線か何かで固定する事も考えましたが、微妙に長さが変わるため、シフトレバー側で位置が変わりすぎる懸念もあり、結局ワイヤーを加工して使うことに。




グラインダーで(爆)。
ST205のワイヤーをグラインダーを駆使してST202後期と同じように加工します。


削っては外したミッションに差し込んで…を繰り返し、

何とか固定できるレベルになりました。





んでまぁシフトリンケージワイヤーの被服が割れてしまう症状はST205では見えなかったのですが、同じことが起こるのは十分考えられるので…。


加工したST205のシフトリンケージワイヤーを、先ずは配線テープで補強。

その上からスパイラルケーブルで補強。

さらにその上から配線テープで補強しておきます。


これなら熱害もかかりませんので…。


ワイヤーに注油したら車体へ組み込み。





一部、固定ブラケットが無かったので作成。


ちゃんと純正と同じように固定が出来ました。



リフレッシュメニューしたけど五年持たないのが見えてた時と比べるとまぁ10年行けるかな？。

SS-3なんてもう希少車なんで、大事に乗って欲しいですね。

とりあえず掃除機かけたりしろよ、と。

さぁやっと内装組めます。掃除しながら内装を拭きあげつつ…。


秘策が効いててクーラーめっちゃ効く～。
科学の勝利である。



んでまぁとりあえず完成したのですが、ちょっと本人と行き違いになりましたが、ホントはクラッチペダルの位置とかミートポイントの調整をしたかったんですけどね…。


試走に出てる合間に来ちゃって、帰しちゃうという…。


試走前に牧場王には便しといたんですがね…。

思わず「キミのお父上がいけないのだよ」と言う有名な赤いヒトのセリフが頭に浮かぶ(笑)。

既読もつかんから来ないものかと…。




そのまま閣下と飯食いに行きましたとサ。






ｵｼﾏｲ