さて土曜日は、宣言通りAE86です。
毎度お馴染みKITT氏の牧場号。
オイルクーラーのラインからオイル噴いたそうな。
点検の結果、ホースから出ている、と。
2019年にエンジンブローを機にオイルクーラーのラインも改修工事(コアは交換)したのですが、
エキマニのサーモバンテージも年々崩れ、遮熱効果が薄れてきた事によりステンメッシュホースが焼けて硬化し、内部破壊が進んだ模様。
オイルラインの取り出しがストレートのフィッティングを使ってるので、これが45度のスイベルとベントチューブのフィッティングがあればもうちょっとマシなトコを通せるんですが(電動パワステになったんで油圧パワステポンプが無いから90度のフィッティングで通す事もできるんですがね…)、新たに取り寄せないと手元にはないので、有るものだけで頑張ります。

(贅沢を言えば120度ベントチューブタイプがあと二個あればもう少し楽に配管出来そうですが…それもこれも昔の古いHKSタイプのサーモブロックが向きが合わないのでそんな仕様に…。今でこそオイルクーラーも安価になっては来ましたが色々と新調すると直ぐに紙幣の分隊クラスが飲み込まれてしまいます、地味に高いんですよね、アールズフィッティングって)
今回はホースの交換と、遮熱の改善を行います。
土曜日はピットが全て埋まっていたので、外でウマかけてやります。

日差しが暑いのでテント建ててやりましたよ。
今回使用したのはナイロンフレックスタイプのホース。
大外の外皮がステンメッシュではなくナイロンメッシュになっている商品。
勿論ナイロンメッシュの下にはステンメッシュが居るのですが、従来のホースはステンメッシュが2層。今回のはステンメッシュ一層ナイロンメッシュ一層の構成。
今まで使用してきたフィッティングが間違いなく使える事はキノクニさんに確認済み。
んでサクサク付け替えて行きます。
勿論、微妙に長さを変えながらワンオフ制作です。
ツルシのオイルクーラーキットのように、エンジンルームにフィルターを置きたくないので移動した結果、少々面倒な構成でありますが、ホースに無理をかけないように注意しながら組んでいきます。
ナイロンメッシュなのでその他の触れるものに対して優しいんですが、それでもコルゲートなどで保護は行います。
取り出し付近はエキマニが通りますので遮熱はしっかり目に。
エキマニ側にも一部サーモバンテージを追加します。
ガッツリ巻いてやればエンジンルームの熱害も抑えられるとは言えるのですが、エキマニがねぇ…。
エキマニの温度が下がらなくなると、排気の流速はイイ感じなんですが(レースカーなどではマフラー後半までサーモバンテージを巻く事がある)、熱に強いエキマニじゃないと割れやすくなるんですよね…。
レースカーならともかく、割れたら新品にすぐできるユーザーじゃないなら修理になると思いますが、割れてるのにも気がつきにくくなるんですよね。
自分でメンテナンスできないor気が付かない人だと別に問題があるので、場合によってこんな方法をとってます。
もっと時間とれたらガッツリ巻いても良いかもなぁ。
ナイロンメッシュホースの上にコルゲートチューブを巻き、その上にサーモガードを巻きます。

フィッティングに巻いてないのは、エンジン始動後に漏れが無いか見るため。
暫くの試験の後に巻きたいと思います。

ついでにオイル交換ですが、いつも入れているオイルが来てなかったので到着を待ち、その間に翌日の日曜日にやる予定のエンジンをば。
走行距離四万キロ未満エンジンですが、軽トラのエンジンってその辺りはあまり信用してません。
だってウチの古いハイゼット83Pも、まだ2万キロ台なので。
とりあえずオイルシール類、ガスケット、ウォーターポンプ、タイミングベルトやテンショナーなどをやっておきたいと思います。

んで、やってたんですが…。来てる部品の適合が違う?。
なんかおかしい?。
今回はタイミングベルトなどの9点セットでオークションで出てる商品をオーナーが選んで取り寄せ、車検証も送ってあるから間違いないと言う。
なら業者のミスなのか?。
夕方ギリギリだったのでダイハツ部品にオーナー自ら(笑)走ってもらい、買い付けてもらったのですが…。
それも違う(爆)。
どうもこのエンジン、前期と中期でクランクシャフトの太さが違う(クランクエンドシールは使えたので前側だけ違う)らしく…。
中古で買ったこのエンジンが前期モノと言うことが判明(汗)。
なので、今度載せるこのエンジンの方をデータを業者に送る必要があったのです。ギョウシャワルクナイ
コリャ仕方無ェ、月曜まで部品が手に入らないから明日(日曜日完成)は無理だな。
って事になり…。作業中断。もう暗いし。
オイルが来たのでハチロクは組み上げて終了。
日曜日~。
ほったらかしにしてた軽トラのエンジン。
そのまま放置だとボルトとか無くしそうなので仮組しておきます。
その後は買い物行ったりしてたんですが、戻ってちょっとしたらタッキーR氏来店。
ブレーキのフィーリングがあまりよくないとの事で、んじゃエア抜きでもしてみる?と、リフトであげてみる。
パッドも減ってるなぁ。
ローターもそろそろって感じだけども。
まぁ、この前ジーノさんにやったメニューと同じく、ピストンを戻してみる。
この車両は暫く前にシールキットでオーバーホールしてあるのでちゃんと縮みましたよ。
んで、ふ、と見ると、内側のパッドの真ん中に亀裂が…。
パッドはまだ3mm位はまだあるんですけども、2回以上のサーキット走行経験があるパッドだと熱も入ってるんで仕方無いのかな?。
とりあえずパッドと同時にローターも変えたいって事で、ブレーキ関係はコレで終了。
フロントの減衰が足りない話と、リアの脚がバタつくって話をしたりだとかしつつ…。
んじゃリアだけスペーサー入れてみる?って事で、5mmスペーサーを投入。
フロントの減衰が足りないのはショックを変えるか、車高をもっと前下がりにしてやると前荷重が増えるので少しは補えますが、現在はL700用のDスポ(純正形状)なので、とりあえずは延期。
リアサスにインシュレーターを足すだけでもいいんですけどね。
タワーバーとか欲しいね~。みたいな談話しつつ、
優先順位は勿論ブレーキだけども、タワーバーより先ずシートが欲しければシートを優先すべきかなぁ?と。
仕事で走りまくってると、シートは重要。
チューニングは身体に触れるものから変更していく事を推奨してます。
ま、今は近日中にブレーキかな。
亀裂の入ったパッドから、フェーシング部分が剥離しないとは言い切れない(汗)。
1時過ぎになって川染さんが来たので雑談に加わってもらい、時間が過ぎていったのですが、
川染さんが思いつきで、ファクトリーの在庫のオイルシールのどれかが合わないか?と云う事になり、在庫をひっくり返して捜索。
合わなかったオイルシールと同じものは数点出てくるものの、適合するオイルシールは流石にありませんでした。
もしや?と思いつつ私の秘蔵の4A-G用のオイルシールも見ましたが流石に合う訳もなく…。
そんななか、川染さんの在庫の中から一種類だけ近いオイルシールがあったので、
それをとりあえずフフフフをフフフフして叩き込む事に(爆)。
バラけないように瞬間接着剤を流しておきます。
そんな事したら正規品のオイルシールと交換出来ないのでは?と思われるかも知れません。
ご安心ください。
瞬間接着剤は簡単にとれますし、カスが残ったらバーナーで焼き飛ばせばいいのです(爆)。
エンジン用意できちゃったね…。
え?今から載せ替え?。
もう午後2時過ぎてるよ?。
まぁ今日中に載せ替えできんこと無いわな。
タイミングベルトやクラッチなどを組んでしまい、急遽作業に。
今日やるんだったら下回り洗浄したらよかった。ちょーキタネェ(涙)。
四駆の軽トラは、大体田んぼで使ってるから土が乗ってるのがデフォルトです。
四万キロでダンパー抜けてるってのは典型的なセットパターンです(汗)。
半泣きでキャビン内部もあらかたエアブローで土を飛ばしておきます。
そうしないとエンジンに混入する事があるので。
んでサクサクバリバリ外していきます。
んで、外したエンジン2基を見比べてみると…装備が結構違う(爆)。
まず配線が違う。
載せようとしてる軽トラはクーラー付きなのでアイドルアップ用の配線の有無。勿論ソレノイドバルブも無い。
エンジンマウントステーも違う。
コンプレッサーブラケットが無い。
スロットルにアイドルアップVSVからの配管が繋がるポートが無い。
ノックセンサーが違う。
てなわけでエンジンマウントステー、ノックセンサー、アイドルアップVSV、スロットル、エンジンハーネスを総移植となりました。
エキマニも、少し前に対策品に変更していたのでそれもそのまま移植。
中古エンジンに付いてたエキマニはもう割れてました。
スロットルはびっしりとスラッジが溜まってたので洗浄。
ISCVは無いタイプなので(スロットル内に弁があるのではなく、スロットルのバタフライを動かして制御する方法。アイドルアップVSVはそれとは関係無くクーラー用のアイドルアップ用らしい)、部分的にアルコールクリーナーで洗い落とし、コーティング代わりにスロットルクリーナーを吹いておきます。
レリーズベアリングを交換したミッションとドッキング…失敗。
中古エンジンあるある。
ノックピンがエンジンとミッション両方に付いててドッキング出来ない(笑)。
川染さんとゲラゲラ笑いながらノックピン外して合体。
ミッションと合体できたらエンジンマウントステー(右側)を固定します。ミッション付けてからじゃないと位置出しが面倒なんですよね。
その後にVSVやスロットルを取り付け。
ノックセンサーはインテークマニホールドが付いてると交換出来ない為、それまでに済ませておきます。
水温センサーは同じ形状だったので同じだとは思いつつも交換。
補機類で変更してないのは点火コイル、インジェクター、カム角センサーくらい?。
プラグも変えてないけど、それはそのうちオーナーがやるじゃろ。
バタバタとしましたが午後9時には着地。
スロットルリセットも終えて初期学習の為に試走です。
首飾り峠からぐるっと一周したらだいたい20kmなのでとりあえず終了。
そう言えばクーラーの効きがどうとか、ガスを見といてくれとか言ってたなぁ?。
もう夜なので外気温からしたらかなり冷たい風が出ても良い筈なのですが、そんなでもない。
ファクトリーに戻ったら川染さんがまだ居てくれたんでクーラーガスを見てもらうことに…。
診断結果は、恐らく何処かで詰まってるらしい。
コンプレッサーのマグネットクラッチがカットされるレスポンスが早すぎるので、プレッシャースイッチ付近が駄目かも?と。
もっとレスポンスがゆっくりならエキパンかも?みたいな。
今度ばかりは部品がないのでクーラーは後日となりまして日曜日終了。
いやぁ延期予定が急に載せ替えになったのでバタバタしましたわ。
おかげでガススタの開いてる時間が過ぎてる(そんな時間に開いてるトコは高い)。すっかり忘れてました。
川染さんに燃料を5㍑程恵んでもらって帰宅しましたとさ。
結果的に食いっぱぐれたので昼飯と晩飯は途中で頂いた某饅頭でした(汗)。
なんだかんだ言って一人で20個くらい食ったのでは?(汗)。
TAKA11が冷蔵庫に忍ばせた和スイーツもしーっかりと完食致しております(笑)。
いやぁ、初めから部品揃ってたら日曜昼前には終わってた筈なんだがなぁ。
洗車までやってたかも(窓が汚すぎて試走前に流したが…)。
ま、そんなこともありますかね。
オシマイ