2002年05月09日
オイルフィラーキャップ
オイルやオイル添加剤を、
注ぎ足すなどと考えていて頭に浮かんでくるのが、
iRのオイルフィラーキャップの固さである。
過去、何回か自分でオイル交換をした時も、
とにかく固く、手ではとても緩まない。
これはキャップがヘタっているからなのか?
以前乗っていたミラージュでも、
何回か自分でオイル交換をしたが、
キャップの構造自体がiRのソレよりも、
もう少し凝った造りになっていて、
もっと簡単に開け閉め出来たと思うのだが・・・。
ヘタっていて開けづらいのならば、
新品に替えてやろうということで、
先日のオイル添加剤を買った日に、
最近お気に入りの日産のディーラーに行ったのである。
どうせ替えるのならば、
NISMOなどのちょっとしゃれた社外品に替えるか?
しかし、8,000円ぐらいしたような気がするし、
ちょっと高いかなと感じ、
純正品がいくらするのか聞いてから考えることにした。
あまり差がないのならば社外品にするのもアリである。
また、このキャップが開きにくいという原因は、
やはりヘタっているのか、他にもこういう事例は在るのか、
というのも聞きたい。
最近までは、
部品を買うときには日産部販に行っていたのだが、
ソコは入り口の傾斜がきつく、リップスポイラーを
装着後に行ったら擦るようになってしまったので、
行きにくくなってしまった。
それに、部販といえども、
即日その場で手に入らず取り寄せになるケースも多く、
そんなことならディーラーでも一緒だなと思ったのである。
ディーラーに行くと、いつもの親切なA氏が居た。
オイルフィラーキャップの値段を尋ねると、
コンピューターで調べてくれる。
その間に、気になっている質問をしてみる。
「キャップがめちゃくちゃに固いが、
他にもこういう事例があるか?」と聞くと、
A氏は「アレはみんな固い。手ではとても無理で、
いつもハンマー類でコンコンッと軽く叩いたり、
プライヤーなどで挟んで回して開けるものである」と言う。
「ああ~、そういうものなのか」と納得していると、
「ゴムパッキンだけだと200円、
アッセンブリー交換で580円」とキャップの値段が出た。
社外品が8,000円ぐらいなので、
純正品はこんなモノでも2,500円ぐらいはするのだろうと
予想していたので、ビックリして思わず値段を聞き返した。
「580円なら、もう丸ごと交換でいいが、
しかし、
新品に替えても開きにくさが改善されないようでは・・・」
とA氏にその旨を言うと私の心情を察してくれて、
「他のクルマのキャップがどんなモノか見せてあげる」と言い、
作業場の方に案内してくれた。
しかし、その日は入場している車の数が少なく、
参考になりそうな普通車が無く、
作業場を通り抜けて裏の駐車スペースまで行く。
雨が降っているので傘を貸してくれた。
ちょうど同じN14系のパルサーセダンが停まっていた。
下取りで入って来たのか、
もう御役御免のくたびれたクルマだった。
キャップは、やはり固くてとてもじゃないが緩まない。
私のiRと一緒である。
A氏に、「NISMOとかの社外品でも、
こんなカンジで開きにくいのか?」と尋ねると、
A氏のクルマも社外品のキャップを付けているが、同じだと言う。
「では、社外品になるとちょっと高いモノだから
叩いて開けたりするのには、さらに抵抗があるのではないか?」
と聞くと、「でもガンガン叩いている」と笑って言った。
さらに、A氏はお手軽なキャップの外し方を教えてくれた。
その方法とは、10ミリのレンチを
キャップの突起に引っ掛けて回すというものだった。
やってみると、なるほど簡単に開けることができる。
すでに、キャップを外すためのデカイ木槌と
鉄棒をiRに入れていて、邪魔だし面倒くさいしで、
なんとかならないものかと思っていた私には、
実に有益な情報だった。
結局、
新品に替えても何も変わらないということが分かったが、
もうかなりの年月が経っているし、値段は580円だし、
パッキンが新しくなるというのも良いので、
注文することにした。
当然、その場には在庫がないので取り寄せになり、
明後日に入るということであった。
「名前を言おうか?」と言うと、
あのクルマ(私のiR)を見れば分かるからと言われた。
外に出るとお見送りに出てきて、
傘立ての傘を2本取り、1本を私に差し出して
iRまでのたった20メートルぐらいの距離に
使ってくれと言うので、お断りした。
「もしも、iRにもこれぐらいの姿勢で扱ってくれるのならば、
このディーラーなら・・・、このヒトならば・・・、
私のiRの修理等をお願いしても良いかも・・・」と考えた。
「私に傘を差し出す必要は全く無い。
しかし、iRには、
その・・・、
いや、それ以上のテンションで接することを望む!!!」
注文したオイルフィラーキャップが入荷する予定の今日、
ディーラーに買いに行く。
あいにく今日は工場の方が忙しく、
いつものA氏は作業されているようであった。
他のヒトが対応してくれたが、
前日に名前を告げていなかったために
キャップが出てくるまでに少々手間取った。
購入したキャップを見ると、
明かに現在付いているものと違う。
コンピューターで請求書を作成しているサービスのヒトに、
「仕様変更したのかな?」と聞いてみるが、
「そうなんですかね~」とありきたりな返事である。
このへんがA氏との違いだ。
まあ、十数年も経過したら、仕様変更もするか・・・。
以前交換したブロアレジスタもそうだったし。
新品と、現在装着品との違いは・・・。
表面は、あまり違いはないのだが、
新品は、刻まれたオイル容器のマークが塗られていない。
まさか私のiRの前オーナーが自分で塗ったのかと、
他のiRのHPでエンジンの画像を
載せているトコロを見て回ったが、やはり塗られていたので、
新品はコストダウンというところか。
そして裏面が決定的に違う。構造からして違う。
当然、良くなっているのだろう・・・、か?
しかし、新品と元からのモノが違うとなると、
交換するのに抵抗が出てきた。
ブロアレジスタの時などとは違い、
そもそも明かな不具合により交換するわけではないのである。
新品に替えてもキャップの開きづらさは
改善されないということだし・・・。
今日もまた、オイル量を計ってみる。
やはり適量がちゃんと入っている。
エンジン停止後、
少しの時間しか経っていない時に計ってもである。
そうなると、あの日計ったのは何だったのだろう?
何を見間違い、勘違いしたのだろう?
もうオイル添加剤を入れる気も失せてきた。
次回のこういう時のために、取っておくか・・・。
オイルフィラーキャップを、
購入した新品に交換するか、しないか・・・。
添加剤を入れるか、入れないか・・・。
もうしばらく悩み、考えることになりそうである。
・CAP-OIL FILLER 15255-1P103 580円
ブログ一覧 |
PULSAR GTI-R | クルマ
Posted at
2018/11/13 19:03:49
今、あなたにおすすめ