2003年04月15日
ステアリングから伝わる感触の変化は、左足のガタの症状が
少しずつ悪化していることを伝えているようである。
まだ、直すかどうか、どうするのかも決めていないが、
事が起こった時の対処法の一つの選択肢として、
ディーラーに行き不調箇所や修理代金を聞いておこうと思った。
ディーラーに行き、「どこが悪いと考えられるか?
直すとしたらいくらかかるか?」と尋ねた。
その際に、去年ハブベアリングを
「この営業所」で新品に交換したことも伝え、
おそらくソレ以外の箇所ではないかと思う、ということを伝えた。
私の中では、不調箇所はドライブシャフトだと思っていたし、
そう言ってくるだろうと思い込んでいた。
数分後、iRを見たメカニックが近づいてくる。
以前、ハブベアリングを交換したヒトである。
当然、ドライブシャフトが・・・、と言われると思っていると、
「ハブベアリングです。」と・・・。
えっ?!
かなりのショックである。
前回のハブベアリング交換が、去年の11月。
まだ半年しか経っていない。
走行距離は、約7,000Km。
メカニックは、「激しい走り」と「受けた衝撃」により、
考えられないことはないと言うが、
私には思い当たるところが無い。
ハブベアリング交換から現在まで、
これといって「特別なコト」をした覚えが無いのである。
本当にハブベアリングなのか?
他のところではないのか?と聞くが、
メカニックは、かなりの自信を持ってハブベアリングだと言う。
半年前に交換した事実があるにしてもである。
しばらく絶句する。
ハブベアリングだと言われて、
「では交換を・・・」とは、どう考えてもいかない。
前回のハブベアリングの交換作業に何の問題も無いとして、
そして、今回のガタがハブベアリングの不調が原因だとして、
さらに、私に思い当たるコトが無いということならば、
今回ハブベアリングを交換したとしても、
また半年後にイカレるということが多いに考えられるからである。
今まで何年も何万キロも同じ走りをしていて
全く問題が無かったところに、
急にハブベアリングが半年周期で壊れるなんて、
納得がいかない。
やはり、何か他の箇所がガタの原因か、
または何らかの影響を及ぼしてハブベアリングが
イカレているのではないのだろうか?
納得いかない様子の私を見て、
メカニックはホイールを外して説明してくれた。
「ココを揺らして、ココが揺れるということは、ドライブシャフトではなく、
ハブベアリングしか考えられないんです」と・・・。
どうしてもハブベアリングが原因と納得いかない私は・・・、
いや、ガタの原因がハブベアリングだとしても、
そのハブベアリング損傷の原因に思い当たるコトが無い私は、
ハブそのものに問題があるのではないかとも考えた。
「ハブ本体を交換したらいくらか?」と聞くと、
本体が12,000円ぐらいで、ベアリングが6,000円ぐらい、
シール類などを合わせて部品代が20,000円ぐらい。
前回の交換のコトもあるので、
工賃はいくらかサービスします、ということだった。
とりあえず、どうするか考えるということでディーラーを後にした。
「なぜ?」であるとか、
「どこが?」であるとかを考え悩んだり、
「どうしようか、何とかしなければ・・・」
と焦ったりする気持ちは不思議と薄く、
「そんな領域のクルマになったんだな」
という一種の諦めに似たような何だか虚しい思いと疲労感が、
今は私の中に広がっている。
Posted at 2018/11/16 16:16:44 | |
PULSAR GTI-R | クルマ