
リアワイパーを使用しない私にとって、
その存在は邪魔なモノでしかなかった。
リアウインドウのステッカーを貼る範囲が
かなり小さくなるし、
また、洗車の時に微妙に邪魔である。
そして、リアのデザイン上においても
iRのような性格のクルマにしては、
やけに実用的で余計なアイテムをリアに背負っているようで、
しっくりと感じていなかった。
リアワイパーを使用しない場合の
一番手っ取り早いメジャーな処理方法は、
ワイパーアームを外して、
ソコにワイパーマスコットを付けておくというものであろう。
しかし、iRの場合、この方法は少し問題がある。
というのも、リアウォッシャーの噴出し口が、
ワイパーと別の場所に付いているタイプではなく、
ワイパーと一体化したタイプなのである。
そのために、
アームの回転軸内にウォッシャーのパイプが通っている。
つまりアームを外して、マスコットを取り付けた場合に、
誤ってリアウォッシャー噴射スイッチを
作動させてしまった時には、どうなるのだろうか?
ということになる。
この点が問題になり、
長らくリアワイパーをそのままにしていたのであるが、
ついに一ヶ月ぐらい前に何となくワイパーアームだけを外した。
しかし、ワイパーモーターまで取リ外してしまうと、
車体に大穴が空くことになり、
その処理をする覚悟が出来ていなかったので、
ただアームを外しただけであった。
だが、ワイパーアームを取り外してしまうと、
さらに役立たずになったワイパーモーターの存在が、
よりいっそうお荷物に感じる。
余分な重量を背負っている感が強くなった。
ワイパーアームを外した状態でウォッシャーを出すと、
結構勢い良く液が噴出され、「後続車攻撃用」として使えるか?
などと冗談装置として考えることにより気を紛らわせていた。
しかし、アームを外して取り付け部分が剥き出しの状態は、
見栄えがあまり良くなく、尖っていて少し危険である。
実際にコイン洗車場で、制限時間内で慌てて洗車をしていると、
思わず勢い余って手を傷つけてしまうことがある。
何とかしなければと考えるが、
やはりウォッシャーの処理と、
モーターを外した跡の穴の処理のコトを考えると、
リアワイパー処理問題は止まってしまうのである。
そんな、停滞状態を変えて
一気に事が動き出す事件が発生する。
エアコンレス事件である。
エアコンレス=リアワイパーモーター取り外し。
決して、もうどうでも良くなったとかということではない。
このへんの考えは、今までにも少し書いてあるし、
これからも少しづつ明かにされていくということで、
ココでは詳しく触れない。
改めて書くと、かなり長くなりそうなので・・・。
そして、エアコンレスになった後、
再び洗車場で突起物で手を切ったコトが
モーター外しへの決定的な引き金となる。
リアハッチの内張りを外し、モーターを取り外す。
想像以上にモーターは、ズシリと重かった。
なかなかの軽量化になったはずである。
空いた穴は内側から1ミリ厚のアルミ板を、
2液混合タイプのエポキシ系接着剤でガッチリと接着する。
表面にも同様に接着剤を塗り隙間を埋めて
雨水が入らないようにし、その後タッチアップで赤色に塗った。
さらに仕上げにパテを盛ってツライチにすれば
見栄えが良いのだが、今回はここまでとした。
次に、もう一つの問題である。
リアウォッシャーホースの処理である。
ホースを外して、車内にぶら下げたままだと、
誤ってリアウオッシャーのスイッチ入れて作動させてしまうと、
車内にウォッシャー液を垂れ流してしまう。
そこで、リアウォゥシャーのメジャーな処理方法である
ラジエタースプレーとして使用することにした。
ただし、私にとってラジエタースプレーとしての機能を
期待するというよりは、ホースを車外に出すことで
誤操作による液漏れの心配を無くすという意味の方が大きい。
ホースはいくつかのポイントで、
留め具で車体に留まっているので
簡単に引き抜ける状態では無いが、
留め具を破壊しながら慎重に外す。
ちょうど、ハッチからCピラーに入った所にジョイントがあり、
ソコを抜くと、そこまでのホースをなんとか引き抜くことができた。
引き抜いたホースは、
ウォッシャータンクからラジエターまでの距離分の長さが
十分にあったので、ソレを使用することにした。
エアコンレス仕様のモディファイの一環として、
前日に純正のブレーキエアガイドを外しているので、
バンパー下から覗き込むと、
ウォッシャータンクの底に付けられた2個のモーターが見える。
それぞれにホースがつながっており、
フロントとリアにホースが伸びている。
試しに一方を外して作動させたところ、
リア用は内側のモーターであることが判明し、
ハッチから外したホースをつなぎ、
ラジエター前までホースを引く。
このままでは液がドボドボと出るだけなので、
噴射口を取り付けなければならない。
ホームセンターで、農作業の薬剤散布用のノズルを見てみるが、
どれも高く、また、ホースの口径ともかなり違った。
だが、何軒目かの店で庭の水撒き用のノズルを発見した。
値段も225円と安く、径も合いそうだったので購入した。
取り付けてみるとピッタリ合い、
さらに噴射の仕方もなかなかイイカンジであった。
減っているウォッシャーのタンクには水だけを追加し、
濃度を薄めた。
様子見のために調子に乗ってスプレーを作動させていると
すぐにタンクが空になったので、水だけで満たした。
気温が高い間は凍結の心配も無い。
実際の効果であるが、
そもそもエアコンレスということで
水温が厳しい状況に陥ることが無く、
ラジエタースプレー自体が必要無いという状態である。
噴射すると、それなりに効いてはいるようである。
さらに効果を上げるとすれば、
噴出口を追加すれば良いと思うが、
必要無いのでとりあえず1つで終わりにした。
元々、ホースを車外に出す事が目的なので、
ラジエタースプレーの機能はオマケである。
エアコンレス仕様・・・。
エアコンレスになったことで、
停滞中だった一つのモディファイ計画が動き出し、
完了した。
Posted at 2018/11/14 16:37:24 | |
PULSAR GTI-R | クルマ