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イイね!
2016年06月05日

スバル ファンミーティング 2016

スバル ファンミーティング 2016 これ、いつの話でしたっけ?

え〜っと、3/27でした。

幸いなことに、行くことが出来ました。

このイベント、抽選だったんですよね。

噂では倍率3.5倍とか。

私も応募しました。

結果は・・・落選。

・・・ですよねぇ。

スバル車オーナーじゃないし。

でも、みん友の久ぼんさん・・・当選でした。

ということで、便乗させて頂きました。
(ありがとう! 久ぼん)

まずは来場者さんの車から。



初代アルシオーネです。

それまでのスバル車にあった独創的デザインから、性能が前面に出た(というよりもそれが全て)デザインへ。

ここまで空力性能を突出させていて、潔さを感じます。

特に注目は、ドアハンドル。

開閉時以外では、指を入れる部分をパネルで塞ぎ、完全フラッシュサーフェス化。

初代インサイトでも、そこまではしていません。

この車には、運転席にも座らせて頂きました。

貴重な体験が出来て、オーナーさんには感謝です。



レオーネ RX/II

この車を見ると、複雑な思いに駆られます。

なぜ、日本初のフルタイム4WDになれなかったのか?

4WD乗用車は、スバルが築き上げてきたものなのに。

それがどういう訳か、日本初フルタイム4WDは、半年遅れの2番目。

う〜ん、真面目な企業気質が出てしまい、慎重に開発した結果なんでしょうか。

重ね重ね、残念です。



レガシィです。



しかもこれ、RS type R なんです。

私、この後のRS type RAは見たことがあります。

おそらく type Rは初めてです。

ちなみに、type RAのA、ずっと「グループA ホモロゲート」の意味だと思ってました。

ですが、違うんですね。

RA= Record Attempt

「記録への挑戦」だそうで。

発売前に行われた、10万キロ速度記録挑戦車に準じたエンジンチューンが施されている、というのが由来です。



そうそう、これです。

意外と空力パーツが少ないですね。

リアスポイラーも、ダウンフォースを出す用ではないでしょう。

むしろ、グリル、ホイールのフラッシュサーフェス化から、空気の整流に重きを置いているのでしょう。



ボディ下面も、フルカバードではありません。

ボディサイドには、懐かしいロゴ「JIOTTO」が・・・

スバルF1用、フラット12気筒の仕様で見たかったですねぇ、キャスピタ。



まだ続きますよ、レガシィ!
(すみません、好きなもので)

今度は、ニュージーランドラリー優勝車

レガシィ最初で最後の優勝車です。

当時、次期参戦車、インプレッサはほぼ仕上がっており、いつでも投入可能な状態でした。

ですが、「レガシィを、このまま手ぶらで日本に帰らせる訳にはいかない」という思いもあり、その時期を遅らせていたそうです。

レガシィには勝利の花道を作ってから、日本に送り出してやりたい、スタッフにはそんな願いもあったんでしょうね。

ですが、それにも流石に限度があり。

たとえ未勝利であってもこれが最後、とされたのがニュージーランドでした。

非常に滑りやすい丸い小石(玉砂利)路面を、ものともせず快走したマクレー。

そして、レガシィに、またスバルにとっての、WRC初勝利をもたらしたのでした。



続いては、スバル技術資料館の所蔵車両から。

ラビット スクーター(S-2?)です。

車体は、なんとジュラルミン!

今なら鉄ですよね。

軽量化狙いだったとしても、アルミ合金。

では、なぜジュラルミンなんでしょう?

これ、元々は戦闘機の車体用なんです。

それが終戦を迎えたことで、大量に余ってしまい・・・

それを流用した結果なんだそうです。

富士重にとって、入手しやすく、加工も慣れていたのが、鉄ではなくジュラルミンだった、と言うことなんですね。



続いて、スバル1300Gバン 4WD仕様

この車で、スバルの歴史は変わりました。

4WD乗用車の誕生です。

製作台数は8台。

5年前までは、この車の他に元東北電力社用車だった、個人所有のものがありました。

ですが、それは震災で被災。

現存する唯一の車は、これだけになりました。



スバル A-5

この車は、以前ノスヒロ誌で見たことがあったので、存在は知っていました。

1965年製作、1500ccのFF車です。



垂直に落とされた、クリフカットのリアウィンドウが特徴です。

この時代、流行っていたんでしょうかねぇ。

マツダ キャロルも同年代ですから。



スバル P-1

1954年製作、初めて「スバル」の名前が付けられた車です。

1500ccのFR車で、日本初(世界でも初に近い)のモノコックボディでした。

当時の1500ccといえば、小型車枠の上限(今なら2000cc)です。

まだまだ、日本はモータリゼーション黎明期。

多大な投資をして、当時の高級車に当たるクラスに参入するのは、リスクが高いのでは?

それならば、もっと小さい車で参入し、それを普及させた方が良いのでは?

結局、後者を選択し、スバル360の開発をスタートさせ、P-1の開発は中止となりました。

この車には、当初富士精密のエンジンを搭載していました。

ですが、以前、私のブログにも書いた様に、富士精密は富士重工グループからは外れています。
(後にプリンス自動車と合併し、スカイラインを作る会社になります)

仮に量産となった場合、おそらくエンジンは供給されません。

そこで、途中から大宮富士製に代えました。

あぁ、ここでも富士重工再合併に、富士精密が含まれていたならば・・・

この話が出てきてしまいます。



スバル T-10

この車の存在は、全く知りませんでした。

先程のP-1のエンジンを使用した、2tトラックです。

3台が製作され、製作所内で使用されていたそうです。



続いては、会場となったスバル研究実験センター(SKC)の様子を。

これはスキッドパッドです。

うまい人だと、カウンターを当てたままグルグル旋回できたりしますね。



45%登坂路。

法規上の道路最大勾配は、12%です。

45%と言うと、土手の斜面くらいのイメージですかね。

歩けば何とか登れるかな、といった感じです。



高速周回路の内側には、こんなダートのワインディングコースもあります。



そして高速周回路。

バンク最大斜度は約40度です。



実際に車が走ると、こんな感じ。

これ、最後のパレードランなのですが、バンク上段側の車に、警告灯が点灯したケースが多発したそうです。

低速なのに長時間横Gが掛かってしまい、車が異常だと判断してしまったそうで。

メーカーも、こんな使い方は想定していないでしょうからねぇ。


そんなこんなで、非常に有意義な1日が体験出来ました。

来年も開催するのかな?

きっと、もっと倍率が上がるんでしょうねぇ。
ブログ一覧 | イベント | 日記
Posted at 2016/06/05 04:45:07

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この記事へのコメント

2016年6月7日 11:50
ジュラルミン製のラビットスクーター!?

凄いですねぇ~。

って、何が、凄いんだか、本人も、ヨクワカラン。(自爆)

前輪が、工事現場の一輪のネコ車・・・・・よりも、ちっちゃな車輪に、思わず、ほっこり、しちゃいましたぁ。
コメントへの返答
2016年6月8日 20:59
こんばんは。
コメントありがとうございます。

なにが凄いって、ジュラルミン。
軽くて強い、航空機用アルミ合金なんです。

この小さなタイヤも、元は爆撃機 銀河の尾輪。

つまりは、このラビット。

旧中島飛行機の富士産業が、敗戦の下、乏しい材料で作り上げた、飛行機屋ならではの乗り物なんです。

敗戦で打ちひしがれた日本の技術者が、渾身の力を振り絞り作り上げたラビットは、その後の日本復興を支えてきた功労者と言えるでしょう。
2016年6月8日 9:18
突然失礼します。

やはりこのイベント人気だったんですね。来場者の車だけでも希少な車でいっぱいですね、
初代アルシオーネやはりデザインに惹かれるものあります、どこと無く戦闘機みたいな感じがします中もスイッチだらけでコクピットみたいですよね。一度乗ってみたい・・

ジュラルミンのラビットこんなのもあったんですね、安全性は普通の鉄板よりも高いのでしょうか?
そしてとても高そうに見えます。

最後の高速周回路まさかの落とし穴ですね、スバル車にもこんな弱点が(笑)まあ普通は高速周回路を低速周回路にするとは思わないですよね、要改善?


ちなみに来場者にレックスはおりましたでしょうか?
コメントへの返答
2016年6月8日 21:19
こんばんは。
コメント頂けると嬉しいものです。
ありがとうございます。

やはりコアなファンの方が多い様に、見受けられました。
私なんかが行ってしまって、ちょっと申し訳なかったかなぁと。

初代アルシオーネ。
元飛行機屋ならではのものですよね。

ドアハンドルのふただって、それでCd値がいくら変わるんだ?となると、正直わからないでしょう。

でもダメなんでしょう。
徹底的にやらずにはいられない。
そんなところが、かっこいいですね。

ラビットスクーター。
機能だけで言うと、ジュラルミンを使う理由は、ほぼないでしょう。

強度、コスト、で考えても、そこまでは必要ないはずです。

現に、今でもアルミフレームのスクーターは、ほとんどありません。

なのに、なぜ?
おそらく、それしかなかったのだと思います。

戦時中、国家総動員法により鉄jは兵器用に回収されました。
敗戦直後には、まだ鉄の流通は少なかったのかと思います。

対してジュラルミン。
これは航空機生産用に、中島飛行機が大量に在庫していました。

強度、コストを検討する前に、すぐに使えるものを作りたい。
そんな思いから、高価なジュラルミンを使ったのだと思います。

FFレックス、来てましたよ。
それほど数は多くなかったですが。
こういうイベントに来る方は、より古いRR世代の車が多かったですね。

スバル360は言うに及ばす。
サンバー、R2、そうそう初代レックスもありましたかねぇ。

プロフィール

「@中島乗り さん このクルマ、車名が変ったり記号になったりで、詳細が覚えきれません。」
何シテル?   05/13 12:53
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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