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2017年03月15日

富士 ワンダーランド フェス 〜ツーリングカー編

富士 ワンダーランド フェス 〜ツーリングカー編 富士スピードウェイの50周年記念に当たる、このイベントに行ってきました。

なにぶん50年の歴史ですから、登場車両もてんこ盛りです。

まずはツーリングカー編から。




ファミリア ロータリー クーペ

コスモ スポーツに続く、市販車第2弾です。

海外レースでデビューし、シンガポールで優勝、スパフランコルシャンでは入賞もしています。

それ故に、ボディサイドには輸出名の「マツダ R100 クーペ」と記されています。

暫くは海外レースに重きを置いていた、マツダ。

一部のレースファンからは、こう言われていたそうです。


「日本で参戦しても、スカイラインに勝ち目がないから、マツダは海外レースに参戦している」


元々マツダは、未知数であるロータリーエンジンの性能を証明する為、レースに参戦していました。

その存在を世界中の人に知ってもらいたい、という思いから海外レースに。

永く使えることの証明に、耐久レースへの参戦でした。

でも、そんなことを言われてしまっては、黙っている訳にいきません。

遂にマツダ R100 クーペは、ファミリア ロータリークーペとして凱旋帰国します。



富士の長いストレートでは、ふた回りも小さいファミリアが、スリップを活用し猛追。

ですがバンクを過ぎると、シャシー性能の差でスカイラインに先行を許してしまうのでした。

そして翌年には、ロータリーがあまりのハイパワー故にペリフェラルポートが禁止となり、パワーダウンを余儀なくされ・・・

とうとう、打倒スカイラインの思いは、果たせませんでした。

そして、その思いは12Aエンジン搭載のカペラに引き継がれるも、結実せず。

最後はサバンナ RX-3に託されて、遂に常勝スカイラインに土をつけたのでした。




スカイライン スーパーシルエット & スカイライン GT-R(R32)

時代を創ってきた、新旧スカイラインのランデブーです。

完全にスーパーシルエットをロックオン状態のGT-R。

形こそグループAなのでノーマル然としていますが、パワーは勝っています。

実戦時は全然ダウンフォースが足りず、イメージは「つま先立ち」の様だったとか。




サニー(B110)

実は今回1番見たかったのが、このTSレース車。

もうTSの絶対王者といえば、この車でしょう。

あまりの高性能に、次モデルのB210は参戦出来ず。

そしてホモロゲも延長されてまで、永きに渡り活躍していました。

このアドバンサニーは、萩原光仕様。

「仕様」でもレプリカではないかもしれません。

確か実車も現存していたかと。

アドバンサニーといえば、このNo.24の東名サニーが有名ですね。

でも、私はこっちの方が好きでした。



アドバンつちやサニー

最後尾の車で、ドライバーは和田孝夫。

「つちや」といえば、名チューナー、土屋春雄が率いる土屋エンジニアリング。

元レーサー土屋武士は、彼の息子になります。

私が中学生の頃、オプション誌がまだ不定期刊で、オートスポーツ誌の本当にオプションだった頃。

「エンジンは生きているんだ」という、土屋さんの記事を読みました。

それに影響されまして、今の私は自動車業界に身を置くこととなった次第です。

つちやサニーは、日産大森も凌駕して、おそらくサニー最強のエンジンと言われていました。

ですが、そんなサニーをストレートでぶち抜く、手強いライバルがいたのです。



スターレット(KP47)

この車の最大の武器は、これです。



137E エンジン

通称「3K−R」。

スターレットのノーマルは、1200cc OHVの3Kエンジン。

これをベースに、レース公認オプションとして製作されたDOHC 16バルブへ換装し、排気量をレギュレーション上限の1300ccにしています。

最高出力は、サニーのA12 改 1300ccの170psに対して、180psだとか。

ストレートでは、そのハイパワーと空力ボディで、サニー勢を凌ぐ最高速を誇っていました。



サニーと比較すると、ひと回り小さい印象です。

これでサニーより速いとは、ちょっと驚きでした。

ただ、サニーもスリップを活用すれば離されなかったので、戦略次第では十分勝機あり。

その為、両車実力が拮抗していて、毎レースが混戦模様で面白かったですね。



B110サニーの大活躍によって、次モデルとして登場したのは1つ飛んでこれでした。



サニー(B310)

最後のFRで、最後のA型エンジン。

ほぼ限界まで完成されていたエンジンは流用するも、ボディがひと回り大きくなり、重量も増加。

ですが、リアサスがリーフから4リンクと進化し、コーナリング性能は向上しています。

これもひと時代を築く活躍をしていましたね。


今回、初めて走行するスターレットが見られたので、貴重な体験が出来ました。

比較的ノーマルに近いハコのレース車は、かっこいいなぁ。
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Posted at 2017/03/15 17:15:17

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この記事へのコメント

2017年3月15日 22:15
私も80年代は毎週のように富士スピードウエイに行っていました。
星野がF3000に出ていたころです。グループC、グループAもよく見に行きました。前座レースで310のワンメイクもありました。今考えたらとても豪華でしたね。
コメントへの返答
2017年3月16日 3:30
こんばんは。
コメントありがとうございます。

80年代ですと、まだコーナーが少ない旧コース時代ですね。
故に事故が多発していました。

サニー等のTSレースも、人気はありましたが、あくまで前座だったのですから、なんとも凄い時代です。

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「@中島乗り さん 片山さんって、渡米前から有名人だったんですね。」
何シテル?   08/21 21:22
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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