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2019年03月19日

もう1つの フェルスタッペン × ホンダ

もう1つの フェルスタッペン × ホンダ 2019年のF1が開幕しました。

今年のホンダは、レッドブルとのジョイントです。

マクラーレンで苦渋の3年間を過ごし、昨年はトロロッソと組み、復調の兆しが。

そして今年は、遂にトップチーム、レッドブルと共に戦います。

初戦オーストラリアでは、マックス フェルスタッペンが3位入賞!

第4期では初の表彰台。

ホンダF1としても、11年ぶりの快挙です。

初年度からタイトル獲得は難しいでしょうけれど、1勝も出来ないはないと思います。

レッドブル、若きエースには、非常に期待が持てますね。






フェルスタッペンとホンダ・・・

この名前の組み合わせには、感慨深いものがあります。

それは、今を遡ること21年前・・・

実現されることがなかった、もう1つの フェルスタッペン × ホンダのお話です。






ホンダF1 第2期。

言わずもがなの、1500cc ターボ時代です。

マクラーレンとジョイントし参戦した、1988年。

16戦15勝と、圧倒的な強さを誇っていました。

そんな無敵のホンダエンジン。

表彰式で日の丸を掲げられたことは、一度もありませんでした。

表彰の対象になるのは、ドライバーとシャーシを製作したコンストラクター。

ライバルにスリップストリームすら使わせない、1000馬力を誇るエンジンでさえも、それは、あくまで「部品」の1つでしかなかったのです。


ロータスとの決別から、期せずしてシャーシも製作した、第1期。

それが功を奏し、優勝した時には、日に丸を掲げることが出来たのでした。



長いブランクが過ぎ、迎えた第3期始動前夜。

第2期での影響からか、今回は日の丸を掲げられるべく、シャーシも製作しコンストラクターとしての参戦を試みたのでした。

そこでデータ収集の為に製作されたのが、このマシン。





RA099



シャーシまで含めた「オールホンダ」での参戦を目指し、プロジェクトは始動したのでした。

ホンダがここまで自信があったのには、理由があります。

それは、彼の存在です。





ハーベイ ポスルスウェイト



ウルフ、フェラーリで活躍した、名デザイナーです。

後年ではティレルに在籍し、現代主流となっているハイノーズ開発にも寄与しています。

そんな彼は、ティレルがBARに買収された際にティレルを離れ、ホンダと契約していたのでした。


そして、このRA099のテストドライバーは、この人でした。





ヨス フェルスタッペン



マックス フェルスタッペンの父親です。

フェルスタッペン × ホンダで参加した、F1合同テスト。

そこでは、非凡なる速さを見せつけていたのでした。



開発も順調に推移し、いよいよ参戦まで1年を切った時のこと・・・

テスト先のスペインにて、ポスルスウェイトが急逝してしまったのです。

これを受けホンダF1チームは、暗礁に乗り上げてしまったのでした。

優秀なデザイナー亡き後、シャーシ自製のコンストラクターとして戦っていけるのか?

検討を重ねた末、出した結論は「NO」でした。

ホンダは、シャーシ開発を中止し、第2期同様エンジンサプライヤーとして、BARと共に戦う道を選ぶのでした。







歴史に「たら、れば」はないのですが・・・

もしもポスルスウェイトが存命だったら・・・

第3期はニューマシン「RA000」を操る、ヨス フェルスタッペンの姿が見られたのかもしれません。


父の時代に実現出来なかったこと。

それを今年、息子のマックスが現実のものとして、ホンダと共に戦ってゆくのです。

今年のF1、ことさら応援に力が入ってしまいます。



ブログ一覧 | ホンダ | 日記
Posted at 2019/03/19 10:02:18

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S4アンクルさん

この記事へのコメント

2019年3月19日 12:17
私でもすごくよくわかりました。
F1の歴史のなかでも 決して まぐれ なんてのは無いわけで。
だから全てにおいて最善のものだけに与えられる勝利なんですね。
コメントへの返答
2019年3月19日 14:04
こんにちは。
コメントありがとうございます。
F1から遠めのところにいる方からコメントを頂けて、本当に嬉しく思います。

F1に参戦するとなると、莫大な費用が発生します。
ましてや自動車メーカーが参戦するとなると、勝てないことによるブランド力の低下、そんな問題も起こりえます。
なので、万全の準備を整えてから参戦するのですね。

そのBARホンダですが・・
その後、ホンダがBARを買収して、ホンダF1チームに組織変更。
そして、第3期で唯一の優勝を果たします。

なので表彰式では、念願の日の丸を掲げることが出来ました。
2019年3月19日 13:05
|* ゚ー゚)オジャマデス
ハーベイ ポスルスウェイト
HRDチーム
奇しくも、ホンダチームと同じ名のチーム設立まであと一歩だ

本当に当時、惜しい方が亡くなられました
(*_ _)人合掌
..・ヘ(。≧O≦)ノ ニゲロー!!
コメントへの返答
2019年3月19日 14:21
こんにちは。
コメントありがとうございます。

第2期の頃、ヨーロッパでホンダの知名度は、そこそこあったのですが、アジアのどこかのクルマ、と思われていたそうです。
そんな事情もありの、第3期だったのかなぁ、と思います。

あと1年だったのですが、残念でなりません。
2019年3月21日 10:37
こんにちは。

当時報道や噂などいろいろ
飛び交っていましたね。。。

博士の死はあまりに突然で
驚きましたし、その後のホンダの
対応にも残念な感じを覚えました。

もしチームとして参戦していたら
歴史は大きく変わっていたので
しょうね。。。不思議な感じです(笑)
コメントへの返答
2019年3月21日 12:41
こんにちは。
コメントありがとうございます。

相当に自信があったのだと思われます、第3期。

BAR初期の頃は、ギャラが高過ぎて開発費が足りない、なんてことも言われていましたが。

そもそもジャックありきのBAR。
そこに参画したのは、果たしてどうだったのか・・・

その時の遺恨なのか、彼は今でもホンダへは辛口ですね。

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「@けだまおやじ さん すみません、言葉足らずで。「パニアケースみたいなデザイン」と書きたかったのですが、極端に短縮されてしまいました。
他にもSECA Turboとかも未来的デザインで、カッコいいと思ってました。XZ、かなり重くて遅かったみたいですね。」
何シテル?   05/25 17:45
クルマ、バイク、自転車と、自分でコントロール出来る乗り物が好きです。 それも日本製が好きです。 (自分で買えそうもないものには、興味が持てなくて) ...

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