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2022年05月18日

前橋クラシックカーフェスティバル 2022 前編

前橋クラシックカーフェスティバル 2022 前編 コロナ禍の影響もあってか、2年お休みしていたイベントが、今年再開されました。

ここは地元なので、出展を目論んでいたんです。

ですが受付時、まだスバルはトラブルでお不動様状態。

修理の目処もたっていなかったけど、見切りで・・・。

なんて思っていたら、先着80台の受付は既に終了。

今回は見る側で行ってきました。

実を言うと最近の旧車イベントは、出展車両が固定化しています。

関東近隣いろんなイベントに出向かれ、出展される方も少なくありません。

今回も見たことのあるクルマ、または同系車が大半です。

過去取り上げたクルマは、ちょっとブログでは取り上げにくい・・・

それに今回は、外車が多かった!

半分弱くらいは、外車でしたね。

希少なのは分かるのですが、それ故に実生活で馴染みがない。

庶民の私には、羨望はあっても共感がないんです。

そんな中、数少ない琴線に触れた名車を紹介したいと思います。






コロナ 1600 GT


最近ネットで検索すると、流行り病の方が先に出てしまう、トヨタのコロナです。

それまでコロナと言えば・・・ファミリーとか安全とか。

どこか、ほのぼのとしたイメージがありました。

ですがこの7代目は、イメージ刷新。

セリカ、カリーナとの3兄弟になり、直線基調でスタイリッシュになりました。

82年デビュー時のラインアップ、スポーツモデルは2000のみ。

18R-Gはあっても、1600の2T-Gはありませんでした。

セリカ、カリーナには、2T-Gあったのですが。

その後、マイナーチェンジで2000ツインカムは、1800のツインカムターボに。

1600の2T-Gは、4バルブの4A-Gに変更されました。

この時、コロナにも1600GTが追加されています。






このステッカーとアルミ、懐かしいです。

「TWINCAM 16」、アフターパーツとしてステッカーだけでも売ってました。

当時私が乗っていたワンダー シビック Siにも貼ろうかなぁ、と思ったんですが・・・

当時、と言うか今もかな、ホンダは、D0HCをツインカムとは呼びません。

頑なに「DOHC」と呼ぶホンダ車には、このステッカーはマズいかなぁ・・。

結局、貼らずに終わってしまいました。





セリカ 2000 ST


私的には旬の70'sカー。

2代目セリカ、最近はあまり見ませんね。

丸目4灯の前期型で、注目はこのグレード「ST」です。

トップグレードとしてツインカムの「GT」があります。

ですが量販モデルは、この「ST」でしょう。

セリカと言えば、走りもよくカッコいい初代が人気。

トヨタアメリカでデザインされた2代目、国内では先代を越えるような人気には至りませんでした。

初代より人気薄で、レアな2代目。

残っているのは希少性の高いGTばかりで、売れたはずのSTは今や希少。

これはかなり珍しい1台ですね。






特に注目はこのエンジン、12T-U。

1600cc OHVエンジンです。

ちょうど隣で見ていた方が呟いていました・・・「これってツインカム?」

無理もありません、エンジンの真上にプラグが付いてますから。

でもこれ、OHVなんです。

イメージは、こんな感じ。






一般的なOHVは、左の図。

吸排気は片側(右側)から行い、エンジン真上にはロッカーアームが来ます。

このトヨタ12T-Uは、右の図。

クロスフローのOHVなんです。

エンジン左側より吸気して、右側より排気します。

プラグは図にはないですが、エンジン真上に来ます。

プラグの位置はDOHCと同じですが、カムが腰下に1本あるだけなので、ヘッドの幅が狭いんです。

クロスフローは、ガスの流れが一方向になるので、吸排気効率が良くなります。

これって、カムシャフトの構造以外、現在のエンジンと同じなんです。

クロスフローのOHVは構造が複雑なので、採用例は少ないですね。





外車に疎い私でも、流石にこれには目を惹かれました。

ランボルギーニ ミウラです。

ランボルギーニ 初のV12 ミッドシップ。

60年代の曲面テイストをうまく使った、美しいデザインです。

デザイナーは、ベルトーネ在籍中のマルチェロ ガンディー二。

カウンタック、ランチア ストラトスと、直線的でエキセントリックなデザインが彼のデザイン。

それらに比べると、このミウラ、ガンディーに作品としてはかなり異端です。

当時のガンディーニは、ベルトーネのチーフデザイナーに就任したばかり。

その為、彼自身の個性を強く押し出したりせず、ジウジアーロから続くベルトーネの伝統を尊重した為、ちょっと作風の異なるものになったそうです。

ここでいきなり、クイズです。

このミウラ、グレードは何でしょう?

ヒントは・・・まつげ。






正解の前に、エンジンを見てみましょう。

3929cc V型12気筒。

しかも横置きです。

こんな巨大なエンジンの横置きって、圧巻ですね。

横置きであるが故に後部が長くならず、重心近くにまとまったマッシブ感が出ています。

ただ縦置きよりもリアヘビーになるのは、事実。

開発エンジニアのボブ ウォレスがミッドシップの可能性を模索する時、これが問題になりました。

最初はフロントが軽く弱アンダー、その後は重いエンジンが振り回されてのオーバーステア。

あまりに挙動がナーバス過ぎる。

確かにミウラのハイパワー版イオタは、そのトリッキーな挙動故に、貴重な1台を全損してますし。

結局、次期ミッドシップスポーツ カウンタックは、縦置きになりました。






さて、クイズの正解。

エンブレムは「S」でした。

えっ! 「S」なの?

「S」はまつげ有りで、まつげ無しは「SV」では?

「S」と「SV」リアサスにも違いがあるそうですが、よく分かりませんでした。


まだ紹介したいクルマがあるのですが、長くなって来たので、次回へとさせて頂きます。
ブログ一覧 | イベント | 日記
Posted at 2022/05/18 11:57:42

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この記事へのコメント

2022年5月18日 12:38
こんにちわ!

あやー、これはやられました。
SVだとばっかり。
そういや、SVの睫毛付きが存在したって話を聞いたことがあります。
そんな2台を並べたら面白いかも(笑)
あの頃のランボルギーニ、何でもありそうですよね。
コメントへの返答
2022年5月18日 15:09
こんにちは。
コメントありがとうございます。

まつげ無しなので、SVだと思っていたら違いました。
オーナーさん不在でしたので、真相はわからず。

もっとも「本当はどっち?」なんて質問をしたら、面倒くさいオタクだと思われるでしょうね。
2022年5月18日 12:45
こんにちは!
12T-Uのヘッドカバーを久しぶりに拝見しました😁

兄がセリカカムリ1600に乗っていたので、仮免で運転したことを懐かしく思い出しました。
ヘッドカバーがOHVにしては、幅広だった訳が、理解できました。ありがとうございました。

イベント展示車が、実生活で馴染みのクルマだと当時の思い出が鮮明に甦りますね。後編を楽しみにしています🤗
コメントへの返答
2022年5月18日 15:18
こんにちは。
コメントありがとうございます。

クロスフローのOHV、トヨタ T型くらいしか記憶ありません。
センタープラグだけどツインカムじゃない。
この外観、ちょっと不思議ですよね。

12T-U、ほとんど見たことがなかったです。
私がクルマに乗り始めた80年代後半、レーザーエンジンに大半が置き換わっていましたので。
2022年5月18日 12:52
 こんにちは、ツインカムと云われる様なエンジン搭載車ももうクラシックと呼ばれる時代なんですね。私はその呼び方あまり好きではありませんでした。先輩はダブルカムといってたのでその呼び方が好きでした。
 セリカにOHVは似合わないかと思いますが、そこはクロスフロー、こだわりのユニットなんですね。そういえば、初期ニッサンのL型のカムカバーにOHCと誇らしげにあったような?さすがに今の時代ユニットを誇らしげにしてる車ってあるのかな。
コメントへの返答
2022年5月18日 15:23
こんにちは。
コメントありがとうございます。

80年代頃、ツインカムと読んでいたのはトヨタくらいではなかったでしょうか。
最初はトヨタの造語かと思っていました。
ですがロータスの呼称は、ツインカム。
あれ、イギリス英語なんでしょうかね。

ホンダ、いすゞ、日産は、DOHCでした。
90年代になると、日産の呼称がツインカムに変わりましたね。
どういう変化があったのかは、分かりませんが。
営業あたりが、ツインカムの方が響きが良い、とか言い出したんでしょうかねぇ。
2022年5月18日 19:16
こんばんは〜
AT 141コロナセダン、カッコいいですよね〜
私が若い頃欲しかったんですよ。
当時はAE86全盛期で「コロナセダンのGTが欲しいな〜」って言ってたら、周りから「車重あるし、同じ4AGならレビトレのほうが速いじゃん」って言われちゃいました(笑)
2代目セリカはわたし的には好きで、当時トミカやプラモは買いましたよ(^^)
STは割と街なかでも見かけましたよね。
結構女性ドライバーが多かった気がします。
コメントへの返答
2022年5月18日 21:53
こんばんは。
コメントありがとうございます。

那須でお話されてましたよね、速いハコ。
速さだったら、軽量ハチロク。
速いハコだと「足のいい奴」カリーナ。
コロナはそれまでのイメージもあって、速いイメージは希薄ですね。
でも逆に、そのギャップが良いのかも。

2代目セリカ、最初はLBの方がカッコいいと思ってました。
ですがラリー参戦車のベースは、クーペ。
今はクーペの方が良いかなぁ、と思っています。
2022年5月18日 21:59
こんばんは
クロスフローのOHVだと、ChryslerのHemiが一番有名でしょうか。
国産だと初代キャロルの360cc 4気筒もクロスフローだった筈です。

70~80年代はイシゴニスかジアコーサか、DOHCかターボか 等は、子供心にも響く様な争いだった気がします。
現代のEVかHEVかは、経済とか資源争いがちらついて見えるせいか、ちっとも響かないですね・・・・
コメントへの返答
2022年5月18日 22:10
こんばんは。
コメントありがとうございます。

あっ、そうか、ヘミヘッド。
あれはカウンターだと成り立ちませんね。
キャロルもそうだったんですか。
クロスフローで360ccの4気筒、しかもアルミブロックって、文系トークバトルだったら、最強のカードですね。

対立構造にすると、盛り上がりますよね。
直噴 vs ポート噴射とか、前方排気 vs 後方排気とか。
これだと、かなりメカオタ過ぎ?
2022年5月18日 22:59
しまった!

先にイイネ!を推してしまいました。

旧車イベントにはそれほど参加した事ないですが、毎月第二日曜だったか?にスカイラインの大駐車場に集まる「おはみか」に参加していた頃。
初めて参加した時は珍しいクルマが大量に集まり1台1台ジロジロ見ては、いいなぁって感動していましたが、参加回数を重ねると顔ぶれが判って来て、新たな車種が来ないと新鮮味に欠けてしまう現象に似てますね。

このセリカは小学校の先生が乗ってました。

ミウラもカウンタックも黄色いヤツが好きなんですが、アーケードの関係か?少し濃い(少し山吹色っぽく)ように見えます。
コメントへの返答
2022年5月18日 23:24
こんばんは。
コメントありがとうございます。

以前はイベントを求めて、隣県埼玉まで足を伸ばしていましたが・・・
実は参加メンバーがほぼ同じだと気付き、近場で行ける時だけと、あまり無理はしなくなりました。

あと楽しみなのは、オーナーさんとの会話。
オーナーだからこそ知るクルマのエピソードとか、ともに歩んで来た歴史の苦労話とか、話のうまい方に会えると楽しいものです。

ミウラの色、天候も曇りだったしアーケードの下だし、若干暗めの環境です。
色味も濃く見えますが、全塗装したのか、非常にきれいな仕上がりでした。

それにしてもミウラ、これがガンディーニ作品なのか?と思うくらい、アクの少ない美しいデザインです。
2022年5月19日 0:48
お疲れ様です。

睫毛ないからSV! と確信を持って思ってたのに睫毛なしのSですか~?
それってズルい~(笑)

まぁスーパーカーはほとんどオーダーメイドだった と聞きますから睫毛なしがあったとしても不思議ではない・・・はずなんですが、なんかすっきりしないですねf(^_^;
睫毛なしがSVって固定観念がこびりついてますね(笑)

ウチ(親父の昔の車)のカローラセダンも12T-U(TTC-L)でしたが、吹かない 落ちない パワーない の最悪フィーリングで 燃費も悪くいい印象はなかったですね(汗)
代車で乗った 改良された12T-U(TTC-C)はかなりよくなってましたね!
親父の次の車 TT131コロナセダンSLの13T-Uは規制の影響を感じないくらい向上していました。
この時代 どの車も個性があって良かったです!
コメントへの返答
2022年5月19日 10:10
こんにちは。
コメントありがとうございます。

どうなんでしょうねぇ・・。
Sをまつげ無しにするのと、SVのエンブレムを変えるのと。
後者の方が簡単そうですが、オーナーさん不在だった為、真相は闇です。
ミウラは激しい設計変更があったそうなので、何があっても不思議ではありません。

排ガスの51年と53年の規制。
規制そのものは53年の方が厳しいのですが、その頃はだいぶ対策の技術が蓄積されています。
対して51年は、ほぼ未対策の48年規制車に、対処療法を緊急的に施したもので、とにかく規制クリアが大前提。
性能は二の次になっていた様です。

私の初愛車、ジャパンTiも51年規制。
ガソリン車なのに、教習所カペラ(FR最終モデル)より遅いって、どうなんだ?って思いました。

もう精神的に辛くなるくらい遅かったので、今の世に残っていないのは、非常に残念です。

プロフィール

「@中島乗り さん 片山さんって、渡米前から有名人だったんですね。」
何シテル?   08/21 21:22
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