くまとっどのブログ一覧

・・・ってよく聞きますよね。

そこに異論はありません。

これが車になると、ちょっと話が変わってくる様です。


わたくし、自動車関連の仕事をしています。

自分の車を買う時は、やっぱり仕事で関わった車を選んでいます。

でも社内を見てみると、そうでない人も少なくないです。


なんでなんだろう？

いろいろ聞いてみました。


「その車の欠点が、買う前から分かってしまうから」

・・・それは確かにあります。

販売される時点で100％やりきっているか、と言われると、いろいろと事情がありまして・・・

それがMMCで改善がされるんですが、反面、過剰なところは見直されたりしますし・・・

ただ、そういうことって、それを専門にやられている設計者にしかわからないレベルが大半です。

私の場合は、教えてもらっても気づかないことがほとんどなので、気にしてません。


「買ってもしばらくすると、新型の姿がチラついてくるから」

・・・それもありますねぇ。

次まで待った方がいいのかなぁ、とか。

でも最近はモデルライフが長くなってきたので、新型発表直後から次期型開発スタート、とはなってないことが多いです。


「自社関連の車が、製品にしか見えない」

うわぁ、これは深刻ですねぇ。

よく言われる「趣味を仕事にしてはいけない」ってパターン。

う〜ん、これを言われちゃうと厳しいなぁ。




このインテグラは、開発初期から関わって量産された初めての車です。


さて、続いては、買っちゃう人（つまり私）の意見。

車が出来るまでって、それはそれは大変なことなんです。

時代に合わせて新技術も投入しなければなりません。

また、そこで確立した新技術も安定して生産できなければ、それも問題です。

そういった問題をひとつづつ解決しながら、販売に結びつけていく訳です。

それにはいろんな苦労が伴います。

徹夜があったり、休日出勤があったり。

それら問題も解決して無事に販売が開始されれば、そんなことはみんな「いい思い出」です。

あっ、そうそう、買わない派では、これを問題にしている方もいました。

あんなに苦労させられた車は買いたくないって。

私は、そこがなぜか逆。

「思い出浄化フィルター」標準装備なんでしょうね、私。




例えば、このロゴ。

深く関わった車なんです。

でもね・・・

評価が低いんですよ・・・


軽同等のエンジン馬力数値。

峠道ではプアなタイヤ&柔らかサス。


なぜそうなっているのか？

それはロゴにとって、優先すべきことではなかったからです。

ロゴにとって、大切にしたことは？

それはタウンユース。

エンジンは、16バルブだったものを、わざわざ8バルブにしています。

その恩恵で、最大トルクは2500rpmで発生しています。

あの「高回転高出力至上主義」のホンダがこんなエンジンを出すとは、当時本当にびっくりしました。

でも、これでいいんです。

タウンユースで大事なことは、最大出力ではなく常用トルクですから。


足回りも然り。

タウンユース優先なんですから。

それなのに、ワインディングで横Gが出なくてダメだ！って言われてもねぇ。

街中でGT-Rに乗って「燃費が悪くて、この車はダメだ！」って言ってるのと大差ないかと。

要は全てに最適って車はないんですよね。

（結局、ロゴはMMCで足回りの締まった仕様が追加されましたね）

それに早い段階で「もう無理かもしれないよ」って車から言ってもらった方がいいかな。

頑張るだけ頑張って、最後に「無理！！」て言われた時には、すでにドライバーの限界をはるか超えた速域・・・

そう考えると、こういうのも安全に対するひとつの方法かと。


私ですか？　もちろん新車発表時に買いましたよ。

だって、うちの子がいちばんかわいいですから。

旧レギュレーションでは最後となる10月のエコから杯。

わたくし、今月から参戦をしております。

季節的には、今が春に並ぶベストシーズン。

そんな10月、反省を含めてのまとめです。


～インサイト～

春先並みの高燃費（27.0km/L）を記録。

なかなかいいんじゃないですか。

ですが、ここに潜むエコから杯のトラップ。

成績はあくまで「カタログ値」との比較です。

燃費（元）世界一（ただしMT）のインサイト。

自慢の高燃費が、自らの首を絞めていることに気付かされました。

ちなみに、30km/Lを叩き出しても「虫けら野郎」です。


～フリード～

非ハイブリッド、はっぱボタンなしの初期仕様。

時期的にもエコ志向になりつつあるも、今程ガチではなかった頃の車です。

それ故か、驚くほど謙虚なカタログ値燃費。

まさにインサイトの逆パターン。

実は、最も優勝に近い位置にいる車です。

確か、気温が下がっても極端に燃費が悪化していきません。

寒くなっても、まだ希望が持てそうです。


～スカイライン～

正直エコランで高記録が期待出来る車ではありません。

ですが、唯一のハイオク仕様車。

優勝よりも現実のお財布問題に直結している車なので、より切実です。

それでも今回10km/Lを超えました。

カタログ値には、わずか及ばずでしたが。


～バモス～

これは社用車なので、私以外の人も運転します。

運転スタイルのバラツキも多く、そもそも給油時にトリップリセットしてもらえない・・・。

うまいこといけば、参戦出来るかも？

NA故なのか、結構いい記録が出るんですよねぇ。


～ディオ、YSR～

原付ですから、30km/Lの記録は出ます。

こちらはもっと悲惨で、カタログ値が定地燃費なので、ものすごく高い値。

達成率が50%ほどしかいきません。


そんなことで、悪くはなかったのですが、まだまだ改善の余地ありかと。

来月は秘技空気圧チューンを施して、優勝を狙いますよ。

10/24に東京で行われたそうです。

たぶん初めてじゃないですか、こういうイベント。

各メーカーの社長さんも参加されたそうです。

例えばこの方。



トヨタのモリゾーさんです。

スーツで参加される方が多い中、同じスーツでもレーシングスーツ！

やる気満々ですね。

しかも車両がセリカGT-Four！

それもST165でも205でもなく・・・ST185！

トヨタ初のWRCコンストラクターズチャンピオンを獲得した車ですからね。

やっぱりトヨタは、F1, WECよりもWRCが好きなんでしょうね。

そもそも海外モータースポーツは、ラリーから始まっていますし。

2017年からの復活が楽しみですね。



続いてはスカイラインGT-R（R34）！

そりゃGT-Rは当然でしょう。

「私たちの国にはGT-Rがあることを誇りたい」

あっ、これはR33でしたね。

ここまで言っちゃうんですから、すごいです。

実際に基本国内専売車だったので、ほんとそんな感じです。

それなのに、海外スポーツカー相手にニュルでガチバトル！

確かポルシェだったか、日本車を初めて比較検討対象としたのがGT-Rだったらしいです（R32ですけど）。



お次はミゼットII！

パレード参加車両は、何も大ヒットした車ばかりではありません。

それぞれの時代に生まれた個性的なモデルも含まれています。

この車、当時から始まった軽自動車の肥大化に警鐘を鳴らした、志高い車だったんですよね。

形こそは軽トラですが、確かコンセプトがシティーコミューターに特化した「アンダー軽」。

今の軽自動車は、衝突法規等が普通車と同じになり、ある意味軽自動車のメリットが弱くなっている部分もあります。

そこで、近距離移動の足であれば、もっと簡素で良いんじゃない？というところから出てきた車なんです。

時代もぐるっと廻って、現在開発進行中の「マイクロEV」は、まさに21世紀のミゼットIIですよ。




すみませ〜ん　パレード中なんで一般車は迂回してもらえませんか〜？

いえいえ、これも立派なパレード参加車です。

UDトラックスの久遠（クオン）です。

大型トラックも参加しているなんて、珍しいですね。



あれっ？

2台目の黒いヤツ・・・

ひょっとして・・・

インサイトだ！！

すごっ！

こんな記念すべきパレードに選ばれてる！！

でも、沿道の方々はこう思っているでしょうね。

「あの外車、なに？」

そもそも見たことがなくても、無理はありません。

新車時の目標年間販売台数が60台の車なんですから。

でも、選考する側の方々、見る目あるなぁ。

ミゼットII、インサイト、他にも初代アルシオーネがあったり。

誰もが知ってる車以外に、「こういうすごい車もあったんだよ」という枠がちゃんとあって。

今回60周年記念ですが、毎回開催時にはやってほしいですねぇ。

♪仕事は続くよ～　どこまでも～

・・・ということで、今週末は休日出勤でございます。

日々日本経済を支えるべく、底辺で頑張っております。


そんな仕事の戦友となる社用車、バモス・ホビオ。

昨日は南関東を中心に、350km程走行しております。

距離も走れば、いろいろな走行シーンがある訳ですよ。

で、今、気にしているのは、こんなパターン。



ちょっと強めの減速を要するコーナー

具体的には、こんなシーン。

迫りくるコーナー！

緩ければ、1速ダウンで曲がれます。

交差点レベルなら、クラッチ切って曲がっちゃいます。

問題は、その中間のコーナー。

減速＋シフトダウンを伴うくらいの曲率のものです。


操作の流れは・・・

コーナー入口手前で減速
　　　↓
シフトダウン
　　　↓
コーナー進入
　　　↓
立ち上がり加速

・・・とまあ、こんな感じです。


時々やっちゃうのが、減速時期が遅すぎてシフトダウンが間に合わない！

なので、クラッチ切ったままコーナー進入となっちゃうんです。

バイクではトラクションが掛かってないコーナリングって、ものすごく不安定です。

でも車ですからねえ。

惰性で回っても転倒しないので、これでも良いっていえば良いんですよ。

でもねぇ・・・

なんとなくねぇ・・・


解決策は２つ。

1つ目は、減速時期をもっと早くして、コーナー進入までにシフトダウンも完了させる。

う～ん、これだとコーナリング速度が遅くなっちゃうんですよねぇ。

2つ目は、減速、シフトダウンの操作時間を短くする。

・・・ってことは、これか？






ヒールアンドトゥ！

これならば、減速、シフトダウンが同じ動作の中で出来ます！


いや、出来ます！ってあなた・・・

理屈がわかっていても、操作が出来るかは、また別の話です。

でも誰かが言ってました。

成功への近道は、日々の努力！

はいっ、おっしゃる通りでございます！


でも、なかなか上手くいかないです・・・

大概はアクセル踏み込みが足りず、強力なエンブレ発生！

また或る時は、踏み過ぎて、まさかの加速！

いやはや、なんとも・・・


でも思えば、最新のMT車って、こんなことしなくても良いんですよね。

パドルスイッチをポンッと触れれば、一連の動作一瞬で完了！

世の中便利になりました。


でもね。

そんな面倒くさいことをしながら、シフトレバーをガチャガチャしたい訳ですよ。

コーナー入口で「ヴォン！」なんていわせながらコーナリングしたら、かっこいいでしょ？

誰も見てないけど。

それで、こんなことを思うんですよ。



だって、昭和の男の子ですから。

先日、フリスパ（多分現行、非HV）を220km程運転する機会がありまして。

その時のお話を少々。


これ、会社の社用車なんです。

普段は自分が管理担当のバモス・ホビオでお仕事しております。

ですが、バモスは私が管理担当でありますが、専用車ではありません。

それ故、他の人が先約されて使われている、といったこともたまにあります。

でもバモスは唯一のMT車なので、大概は最後まで残っているのですがね。

そんな時は、たまには違う車で新鮮かと。


今回のコースは、群馬発、比較的フラットな北関東をぐるっと220kmの旅路。

道中、全て一般道。

混雑はあれど渋滞はなし、といったコースです。


私もフリード（非HV、はっぱボタン（ECON)なし）に乗ってますので、おのずとそれとの比較となります。

特にはっぱボタンの有無で燃費がどう変わるのか、興味津々です。


走り出しての第1印象・・・段差による突き上げが小さいなぁ。

うちのフリード、基本いい車なんですけど、段差の突き上げがきついんです。

ひょっとすると、8名定員乗車でGがそこそこ出る様なコーナリングをしても、タイヤが腰砕けにならないよ、ってことなんでしょうね。

でも、いつも定員の半分以下（大半は一人）だと、結構気になってました。

その差はここにありました。



フリスパは70扁平14インチだったんです。

ちなみに、うちのフリードは65扁平15インチ。

しかもアルミ化する時、0.5インチ幅が拡がっています。

きっと、ただでさえ高かったタイヤ剛性が、幅広の影響で顕著に出てしまったかと思われます。

それと比べれば、70扁平はマイルドに感じられますよね。

で、気になる燃費ですが・・・



おおっ！！　見たことない数字が出てる！！

ちなみに、私のフリードだと17～18km/Lくらい。

はっぱボタンの影響なの？

こんなに差がつくの？

マイチェン前後の差はあれど、そんなに車は変わってないと思っていたのですが・・・


あと燃費で気になることがひとつ。

軽量ホイールは低燃費に貢献する、って言いますよね？

発進、加速が多ければ、それもうなずけます。

でも、定速が多かったらどうなんでしょう？

ひょっとして、そこそこ重さがあった方が、慣性力が効いて速度が落ちにくくなり、燃費に効いてきたりしないもんですかねぇ。

うちのフリードも、5年間乗ってて過去最高燃費を記録したのは、鉄ホイールの時だったんです。

たまたまなのか・・・そうじゃないのか・・・。