
話が前後してしまうのですが・・・
9/17に群馬県東吾妻町で開催された、イベントのご報告です。
能書きは程々に、早速クルマのご紹介を。
カローラ(E30)
日本車暗黒時代の1974年誕生です。
そういえば、このモデル、「カローラ さんまる」って呼ばれていますよね?
歴代カローラで、レビンを除き形式名で呼ばれているのは、この「さんまる」くらいでしょうか。
しかもこの名前、メーカー自らが名付けています。
なぜなんでしょう?
実は、こんな理由なんです。
1960年代までの日本は、大量消費により経済を活性化させ、右肩上がりの成長を遂げてきました。
ですが1973年に起こった、第1次オイルショック。
これで、世間はガラリと変わります。
石油高騰により、大量消費は資源の無駄使いだと。
特に自動車は、4年という短いサイクルで新型車を投入しています。
そうすると、まだ使える車を廃棄して乗り換えることになるので、モデルチェンジなんてけしからん!
そんな風潮になって来たんです。
で、トヨタは考えました。
カローラ(E30)は新型車ではなくて、現行カローラの派生車ですよ。
ということで、先代カローラ(E20)も区別する為「カローラ にーまる」と改名して、暫くは併売されることになったのでした。
カローラ レビン(TE37)
名車、先代TE27 レビンから引き継いだ、ソレックスツイン(2バレル×2)2T-Gエンジン搭載車。
先代よりは、大きく重くなったとはいえ、ツインカムパワーは健在です。
しかし、その後の排ガス規制がクリア出来ず・・・
わずか1年ほどで生産中止に・・・
イベントでも、TE27は名車なので見かけますが、TE37は珍しいですね。
私はTE37の方が好きです。
子供の頃に、トミカで持っていましたからね。
バイオレット(710型)
ブルーバードが、510型からブルーバードUの610型へ上級移行した為、510型直系として誕生しています。
なので、車型もブルーバード系で「710型」。
スポーティモデルのグレードも、ブルーバードと同じ「SSS」です。
中身も510型同様で、SSSのみ4輪独立サスペンション。
デザインは当時の日産流で、北米輸出を睨んだ為か曲面多用デザインです。
この頃の日産デザイン、現在はあまり評価されていません。
でも、私は子供の頃よく街で見ていた為か、このデザイン好きですね。
スカイライン(C110)
毎度お馴染み、ケンメリでございます。
これも先代ハコスカと比べると、丸みを帯びてアメリカのポニーカー的デザインになりました。
スカイライン ターボ(C211)
私も乗ってました、スカイライン ジャパン。
4気筒のTi乗りからすると、6気筒GTターボは憧れましたねぇ。
当時、友人でターボ乗っているのがおりまして。
乗せてもらったのですが、全然違いましたねぇ。
L型って、こんなに軽く回るんだと、驚きました。
セレステ 1600GT システム80
後期角目モデルです。
しかも、三菱、伝家の宝刀ダイアトーンオーディオ搭載のシステム80です。
ダイアトーンといえば、中学校の音楽室。
クラシック音楽を聴く授業では、曲よりもダイアトーンのスピーカーに感銘を受けました。
それほど大きくはない2ウェイだったのですが、非常に音がクリアで。
小さいのに、よくあんな音が出るなぁと、感心してしまいました。
このクルマ、かなりオリジナル度が高かったです。
これも純正オプションですよね?
そういえば、これラムダでも使っていませんでしたっけ?
なぜかこの時代は、スリーダイヤではありません。
はて? なぜなんでしょう?
ミラージュ サイボーグ セダン
これ、昭和なんですね。
このサイボーグ、DOHCターボ+4WDで、いわばミニギャランVR-4。
言われてみれば、立ち気味のCピラー、逆スラント気味のフロントマスク。
ギャランのイメージありますね。
足元を飾るのは、OZ クロノ。
いっそ、ボディカラーも白くすると、よりコンペティションモデルっぽくなり、カッコいいのでは?
スバル360
出ました! 真打登場です。
最近いろいろ調べて、わかったことが一つ。
ボンネットのスリット、有無があるのは知ってました。
でもスリットの数が、9本と11本の2種類があるとは知りませんでした。
続いて、スバル360が2台。
スリットがないので、かなり後期のモデルかと。
同年代のグレード違いだったかなぁ?
ちなみに、この年代には、おもしろい装備品があります。
左のフロントフェンダーにある、このエンブレム。
「イニシャルエンブレム」って言います。
これは、新車購入時、オーナーさんのイニシャルを入れたものです。
先ほどの2台、「Gさん」「Oさん」が最初のオーナーなんですね。
N360(NII)ツーリング カスタム
かなり小さかった頃(幼稚園くらい?)、おじさんが乗ってました。
確かNIIIではなくて、標準車でもなかった様な・・・
多分、これかなぁ。
NIIIの方が、立体的なグリルデザインだったり、ミッションが現在の車同様にシンクロメッシュだったりと、かなり洗練されています。
でも私は、デザインならば、このNIIの方が好きです。
あっ、これ、現在の車と同じ様に、ディスクホイールですね。
でも以前、美杉で見たみん友さんのLN360は、合わせホイールでした。
同じNでも、年式、車型で違うんですね。
ホンダ ライフ
ホンダの360cc軽乗用車では、これが最後のモデルになりました。
ちょうど、グリル違いの標準車とツーリングが並んでいましたね。
今回は、YSRで行きました。
原付だと、駐車場渋滞に巻き込まれることがないので、楽です。
行きは、前橋→渋川経由で。
帰りは同じルートというのもつまらないので、そのまま榛名山をひと回り。
さすがに薄いシート故に疲れますので、途中の道の駅でひと休み。
だいたい100kmほどの、楽しいツーリングになりました。