
ある日、みんカラから届いたメッセージ。
N-BOXオーナー座談会が、開催されるそうです。
今や日本で一番売れているクルマ、N-BOX。
応募者数も多く、激戦なんだろうなぁ。
ですが高倍率になりそうとはいえ、応募しない事には始まりません。
取り合えず、ダメ元で応募してみました。
数日後、まさかの当選通知が!
早速、オーナーのたぬきさんに相談すると、その日は先約が・・・
しからばと、私よりはN-BOXに乗っているけれど、あまり気乗りのしていない息子を誘い、参加する事にしました。
それにしても、なんで当選したんでしょう?
うちのN-BOXは、カスタムではなく標準グレード。
しかもフルノーマルと、ショッピングモールでのステルス性が高い仕様です。
こんなクルマで参加していいのか?
周りは、どこがオリジナル部分かわからない様な、驚愕のモディファイをされた猛者ばかりかも?
当選したは良いものの、なんとなく場違い感を感じ、ちょっと不安ではありました。
出発は午前6時。
会場は200km先、千葉県木更津市です。
今回は息子と二人なので、深夜の移動を避けて高速を使う事にしました。
行楽で混雑する下り線を横目に見ながら、順調に都心部へ向かって行きます。
でも、ひとつ不安な事が・・・
目的地に近づくも、それらしいN-BOXがほとんどいません。
ハイドラにも反応がありません。
イベントなのに、なんでこんなにN-BOXが少ないの?
まさか日付を間違えた?
不安は解消されないまま、現地に到着しました。
入口で、みんカラスタッフさんを発見。
開催日は間違っていなかった様です。
道中、それらしいN-BOXを見なかったので、参加台数を聞いてみました。
「4台です」
えっ! たったそれだけ?
コロナ禍の影響もあり、かなり台数を制限されたんだそうです。
それなのに、こんな私が当選したという事は、応募総数が少なかった?
応募は全国から来ていたので、そんな事もなかったそうです。
そんな高倍率の企画に当選するなんて・・・ちょっとプレッシャーを感じてしまいます。
まずは、写真撮影。
プロのカメラマンさんに撮影してもらいます。
最初はクルマの横で、直立して待っていました。
ですがその後、いろいろとポーズの指示が出ます。
そりゃそうか、普通に直立だと証明写真みたいですもんね。
そこはさすがプロ、指示が的確です。
自分が写真を撮る時はポーズなんて気にしませんが、メディアで見る写真は上手くまとまっていますよね。
なるほど、こういう具合に撮影するんですね。
最初はガチガチだった息子と二人、最後はそれっぽい構図にまとめて頂きました。
続いては、自身も現行N-BOXオーナーの自動車ジャーナリスト、小澤コージさんからの取材。
そこでは、こんな話をしました。
うちがN-BOXを選んだ理由・・・それは室内の広さです。
それまで乗っていたバモスで、高さのあるクルマのメリットを体感。
その後、展示車に試乗したスズキ パレットで、ハイトワゴンの広さを実感。
次はこれだ! と考えていました。
ただ出来る事なら、ホンダ車から選びたいなぁ。
ですが当時は、N-BOX誕生前夜・・・
いずれホンダからも同様のクルマが出るだろうからと、その日まで待つ事としました。
2011年、いよいよN-BOX誕生。
うちでは2012年、N-BOX+をリースで導入しました。
リース満了した2017年、現在のN-BOXに代替しています。
N-BOXの広さはどんなものなのか?
並行して所有していたクルマと比較してみます。
スカイライン 2500GT(R34)
2500cc 全福1720mmの3ナンバーです。
3ナンバーサイズ故に幅にゆとりはありますが、全高はセダンなのでやや低め。
黒い内装と相まって狭く感じます。
スポーティーカーにはタイトな演出もアリとは思いますが、家族には不評でした。
ホンダ フリード(GB3)
5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。
N-BOXに比べて幅もゆとりがありますが、室内高は若干低くなっています。
後席の居住性は、N-BOX以上の広さ感です。
ですが、このクルマは3列シート。
当時は息子の部活送迎もあり、年数回ですが3列目も活用していました。
そんな彼も、今や高校生。
部活送迎も、なくなりました。
家族3人の場合、維持費等も考えると3列シートは必要ないかなぁ。
そこを割り切ってしまうと、結構N-BOXで代用出来るかも。
コストパフォーマンスを考えると、N-BOXの方が良さそうです。
車幅がもっとも狭いN-BOXが、なぜか一番広さ感を感じます。
これは、幅よりも高さの方が効く、って事かもしれません。
それにグラスエリアも広くなり、視界も良く明るいです。
あと内装色の大事ですね。
黒一色だと、やっぱり暗く感じます。
何かと便利な、軽ハイトワゴン。
他社モデルもある中、なぜN-BOXなのか?
私は品質感で選びました。
ホンダの軽は、他社よりも高めです。
ということは利幅が大きいのかと言うと、そうでもない様です。
ホンダ流、軽自動車の作り方。
基本的な部品構成は、普通車と大差ない様です。
軽だからと言って、部品点数を減らしてはいないと思います。
違いは、部品のサイズが小さくなっているくらいでしょうか。
一般的に軽自動車は安価だと、思われています。
そこに合わせて、コスト優先の作り方をするメーカーもあります。
例えば、普通車に付いているボルトのカバーを廃止したり、耐久性の見直しをしたり・・・
あまり性能に影響しない商品性であれば、軽自動車仕様に特化させる事も可能です。
ですが、おそらくホンダは、そうしていません。
普通車と同じ様に作られているのかと思います。
そんなホンダの軽は、「高品質」なのか「過剰品質」なのか。
それは、ユーザー自身の要求基準で決まるのでしょう。
私の場合、軽自動車だからと言っても、普通車と大差ない使い方をします。
青森 大間崎まで、500 miles/day.
そんな使い方もありました。
「過走行クラブ」メンバーの私にとっては、この品質感は安心感に繋がっています。
そんな現在の軽ですが、さすがに万能ではありません。
私の場合、走行性能は割り切りました。
高い車高と軽自動車規格の狭いトレッド。
コーナリングではかなり不利なパッケージです。
ですが、そこはコーナー曲率とロール量からアプローチスピードを予測。
それに見合ったスピードまでコーナー前に減速する事で、クルマなりに走らせる様にしています。
なので、このあたりでは不満がありません。
こんな貴重な機会に参加出来て、今回は非常に良い体験が出来ました。
また機会があれば、参加したいですね。
息子にとっては、今回が初めての千葉。
群馬と違い高い山が少ないので、空が広い景色は新鮮だった様です。
それに海なし県民からすると、海ほたるはやっぱりテンションが上がります。
これからは、あちこち出掛けてみて、いろいろな体験をしてもらいたいものだと思います。
