
さて、排気ポートとチャンバーの継ぎ目からオイルが漏れているとわかったKDX
恐らくガスケットが入っているだろう、と調べる

イイですねぇ、カワサキのオンラインパーツリスト
でも汎用パーツが社外品でもあるよね?

純正品番ではなく、”KDX125” “ガスケット”で検索すれば、お得な社外品が見つかる
パンダでも同じ方法で探したりもするが、そこは日本車、断然探しやすい♪(・∀・)
キタコ製の二個入り
純正一個分の価格で送料も無料
二個あれば、次回チャンバー交換するときにも使えるな〜
…変えたいばっかりだな(・∀・)笑
土曜日は仕事の定例会議でしたが急遽中止に
夜勤だったワタシはそのまま休暇を取りました
うん、できるかも!?(・∀・)

駅からアストロプロダクツ春日井へ直行
必要なモノを入手します
クーラーは動いているものの、やはり暑い〜(´・ω・` ;
帰宅の頃は一番気温が高い
夜勤明けだったので一眠りし、暑さのピークをやり過ごしてから作業を始めます
改めて状態を確認

プランジボルトはコッテコテ
そのおかげでサビは無い…いや出てたわ
サビの上にオイルコーティング笑
緩んでいないかと締めてみたが、緩んではいなかった

プランジボルト、防振ゴムの付いてるステーを外し、サイレンサーを外すためにシート、サイドカウルと外していく

ジョイントゴムのクランプを緩めて、外れました

わぉ〜(´・ω・` )
更に

アンダーガードも取り外す
クランプは、雨樋なんかのパイプを固定するヤツなのかな?そこにナットが溶接してある
それはともかく、ここにオイルが溜まっていたことがわかる
でも右足に掛かるのに、溜まった場所は左側?
走行風で飛び散ったオイルは、チャンバーに垂れたものかも?

エンジン下側、そしてフレームもべっとり
これは洗い流すのだが、まずはチャンバーだ

サイレンサーからはオイルドレーンホースが出ている

息が通らない
完全に詰まっている
※ペッ!ペッ!あ〜不味い!(`・ω・´ )
エアーを吹くと
プィッ!Σ(・∀・)
オイルのかたまりが飛び出てきた(・∀・;
チャンバーの清掃
方法は『焚き火』だったり、『バーナー』だったりあるのは知っていたが、煙が出るし、火を当てるのは溶接部を痛めるとも
『ネジ』を中に入れてゴッソゴッソと振る方法も
だがこれだけオイルが漏れてきているので、内部は濡れているだろう
ということで『洗浄』することに

そのためにアストロプロダクツで『サンエスK1』を仕入れてきたのでした
『メタルクリーンα』は、パンダのシリンダーヘッド洗浄で使った余りがあった
とはいえ、簡単に落ちそうなべっとりオイルを先ずは流したい
そこで、洗濯にも入浴にも使っている『過炭酸ナトリウム』を使ってみる

チャンバー、サイレンサーの穴を片方だけテープで閉じ、過炭酸ナトリウムを溶かした60℃のアルカリ湯を流し込む

うーむ、ナトリウム少なかったかも…
目に見える黒い内壁をマイナスドライバーで突くと、ポリポリ剥がれてきた
オイルとカーボンが混ざったコテコテの物体!
チャンバー入り口で内周1ミリ、いや2ミリくらいの膜が張っていた
しばらく浸しておこうと、ホームセンターへ
アンダーガードのクランプネジのヤマが砂で埋まっていて、外す時に舐めてしまっていた
そのネジを調達に…

帰宅して、冷めたアルカリ湯を放出
お湯は多少色が付いてはいたので、少しはオイルは溶けたのだろう
いよいよ次はサンエスだ
これまた60度のお湯に溶かして、チャンバー、サイレンサーを漬けておく

漬けて間も無く、お湯は茶色〜!(・∀・)
シリンダーヘッドのカーボン落としで実績はある!
ただ今回、流石に温度を保つことは諦め、少しはマシだろうとフタをして一晩寝かすことにする
翌日日曜日
朝から神社の草刈りでした
アツ〜(`・ω・´ ;
草刈りを終えて一休み
そして作業再開

じょぼぼぼぼ〜
茶色い水が出てきます
フネのサンエス水、半透明でまだ使えそうではありますが、流石に保管もしにくいので放出
これも洗浄液の良いところ

茶色い水が出てこなくなるまで水ですすいだら、エアーで水を飛ばしてから、天気も良いので天干しです
そうそう、サイレンサーのオイルドレーンからはしっかり水が流れ出すようになりました
さらにドレーンのゴムホースは、黒色だと思っていたのに、グレーに青いラインが入っていた!
驚き!(`・ω・´ )笑

乾くまでの間に、エンジン側を清掃します

銀色の面積が増え、くすんだグリーンも鮮やかさを取り戻していきます

乾いたチャンバーは、サビに転換剤を塗り乾燥
そこへ耐熱ブラックをスプレーしておきます
また乾燥の間

オレンジ由来のクリーナーで、オイル汚れを追い込みます
エンジン・フレームだけでなく、また直ぐに汚れそうだが、リアフェンダーの裏側やチェーンオイルが飛び散ったあたりも
ずいぶんオイルの斑点は無くなりました

チャンバー裏返して塗装し、乾燥の間にエアーエレメントを点検
スポンジ崩壊もなく、良い状態に見える
エアーを吹いて灯油で洗い、オイルスプレーを吹いて戻す

そして乾燥したチャンバーを戻していく
耐熱塗装は加熱させるべきだが、手を抜いてエンジンの排熱で加熱処理をしてもらうことに
ガスケットには液ガスを塗った
いや塗ろうとした
『Permatex ウルトラカッパー』
これ、いつ買ったものか覚えてないほど古い
チューブを押さえると潰れるのに、出口は半固形状態!(`・ω・´ )
ドライバーやらシール剥がしやらを突っ込んで、とりあえず液状な部分を取り出しては塗りつける
伸ばそうとすると、そこには半固形なブロックが現れ、またチューブからほじり出す
ふぅ(´・ω・` )
塗れた
もう新しいのを買おう

カウル、シートを戻し、組み上がりました
では、エンジン始動!(・∀・)
ヴィーーーン!
うぁ!白っ!Σ(`・ω・´ )
そしてその白煙は、サイレンサーからのオイルドレーンホースからも出ていた
そういえば、こんな光景を見た記憶がある
とにかく抜けて良かった
しばらく暖気
少し白煙が収まってきた
テスト走行
走りに変化はない
白煙は…やはり減っているようには見えない

父の初盆が近いため、実家に打ち合わせに乗っていく
うーむ、シューズに汚れは…しまった
黒いシューズを履いてきてしまった笑
軽く打ち合わせをして帰宅

うん、オイル漏れてない

が、リアホイールのリムにはオイルが付着している
側面はオイルが伸びているが、スポーク近くは溜まっている
サイレンサー出口から垂れてきたのか?
とりあえずチャンバー付け根からのオイル漏れは治りました
アンダーガードは外したままですが、多分取り付けても大丈夫でしょう
が、とりあえずは外したままに
さて次の課題は白煙です
オイルポンプの調整が正しくされているか、確認してみます
やはり白煙が減ってくれないと、気軽に走れそうにありません
続きます(・∀・)