
インサイトがまたぶつけられたとの一報を受けた.駐車中でのことなので被害は車両だけだ.これまで何度かぶつけられて修理をしてきたことがある.乗り継いできた中で、ぶつけられた修理歴がないのはオデッセイぐらいだ.かくゆう自分もバックでぶつけて他人に迷惑をかけたことがある.
走行中は、みな緊張して周辺には十分に気をつけて運転しているはずだ.しかしながら停車中、特に駐車中で相手が動かない場合、周辺への気遣いがなくなっていることが多い.新聞記事を見ていても家族が運転するクルマにはねられて幼児や老人が亡くなる事故が後を絶たない.特に、クルマがミニバンのように大型化してきたこと、逆に相手が幼児や小型車など死角に入ると見えなくなってしまうこと、など要因を考えると傾向が見えてくる.
僕らが子供のとき、家族で出かけるときに、はしゃいでいると、いつもオヤジに一喝された.クルマの周辺で走り回ったり、はしゃいだり、予期できぬ行動ををすると父はいつも厳しくたしなめた.おかげでウチの子供たちにも幼少のことから駐車場やクルマの周辺ではふざけないことを、厳しく指導してきた.オヤジはクルマの中でもふざけること、大声を出すことを禁止していた.運転に集中できず、「気が散る」が口癖だった.
田舎でクルマの生活をしていると、確かに大型駐車場や自宅のガレージ周辺で走り回る子供たちは危なくて仕方ない.見えないとこから飛び出てくるし、突然ドアを開いたり、運転する側は、空きスペースを探しながら運転しているので、目の前のことが見えないことがある.やっぱり子供の安全確保は親の責任で管理してもらわないと、いつ被害者や加害者になるかわからない.
運よく、うちの子供たちはクルマの事故に会わずに育ってくれた.これから免許を取得することになるが、きっとそのときにはオヤジの言っていたことがわかるに違いない.
自分が免許を取ったあとも、何かと父親には指導された.ドアの開け閉め時の安全確認や、発進するときの左右確認や、当たり前のことなんだけど、いざ言われると、やっぱり不足していたのかな、と反省したものだ.今も、ふっと思い出すことがある.
前に、オヤジのクルマで家族と行動していた時、兄貴が車外から後部座席の窓から上半身を突っ込んで荷物を取り出そうとしていた.運転席で、それに気付いていなかったワタシはパワーウインドウを閉めようとして、危うく兄貴をギロチンしそうになってしまった.笑い話にもならないが.
そういえば、オヤジの事故歴は聞いたことがない(決して、経験がないわけではなく、子供たちには話さないだけだと思ってる).
ワタシのリスクマネージメントは、3Kだと常に言っている.3Kとは、教育を受けること、経験すること、そして、考えることだ.前の二つを参考に、次にあるリスクを予測することだ.だからこそ、自分の経験を話すこと、伝えることは必要だと思っている.
Posted at 2016/02/13 17:52:59 | |
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