長男の高校生活、最後の夏がやってきた。
中学二年夏前に部活を辞めるときに、四年間掛けてインターハイを目指してここまでやってきた。高校進学も、その可能性がある学校を選んだ。本人にとっては、長く辛いテニス人生だったかもしれないが、父親にとっては、短くても太くて熱い応援生活だった。
技術的には中学卒業時にダンゴで負けてから、口出しは止めて、サポートと心の強化とケアに、注視してきた。
相手は、ジュニアからずっとやってきている強力なやつばかり、中学二年から一年間で推薦まで取れるようにはなったが、実力的にはまだまだ下位だった。そこから二年間、家族皆で応援し協力し、援助してきた。
その集大成となる夏がやってきたのだ。
一年生の秋、新人戦でダブルスで優勝したとき、本気で目指すことにみんなで覚悟を決めた。勝てばマークされるし、春には新入生が入ってくる。いい先輩ではあったが、絶対的な強さはなかった。そんな中、今年の春の大会で格下に負けた時は、テニスを辞めると言い出した。彼と腹を割って話しをした。きっと苦しかったのだろう。残りの2ヶ月、本気に取り組むことを誓ってくれた。
ダブルスは苦しみながらも決勝まで勝ち上がって、彼の本気度を確かに受け取った。しかし、その代償は重く、翌週のシングルスまでには、体調を戻せなく、実力を出せずに残念ながら惜敗した。
彼の暑く短い夏が終わった。
今晩だけは、彼の頑張りと家族のサポートに乾杯したい。
頑張った自分にも、お疲れさまと言ってあげよう。
Posted at 2017/05/21 16:47:36 | |
トラックバック(0) | モブログ