2016年05月04日
前にアコードハイブリッドを紹介したが、とあるクルマ雑誌に、そのハイブリッドシステムを流用したオデッセイハイブリッドの評価記事が載っていた。通常のクルマ評価記事はメーカーのことを考えて悪評は書かない暗黙のルールがある。
そこはわかったつもりでいつも記事は読んでいる。
二代目オデのオーナーだった自分には、アコードハイブリッドシステムとオデッセイの組み合わせは非常に気になるクルマだ。発表時には、高価で自分で買うこともないと思っていたのであまり評価記事は読まなかった。オデッセイのとこに書いたが、ミニバンに走りを求めることはナンセンスで、結局移動のための手段としてしか見れないからだ。ハイブリッドシステム含めた車体重量と燃費重視のセッティングを考えると、ミニバンのオデッセイハイブリッドはまさに、いっぱい人や荷物が運べて低燃費、単なるカーゴかミニバスになったとしか思えない。もし、これで幸せな家族像を想像している人がいたとすると、ただの運転手になるということを自覚すべきだ。
オデを手放してから、小型車でキビキビ走ることに改めて喜びを感じるようになった自分には、残念ながら所有してみたいとは思えない。
記事には、街乗り燃費の良さを評価しており、ガソリン車の倍の燃費が記されていた。これはビックリ!
高速燃費はACCを使えば、結構な向上が得られるが、人の意思で操作が入ると直ちに燃費は落ちるとも記されていた。つまり、燃費を稼ぎたいなら我慢をして徹底した覚悟で運転しなさいということだ。
前のオデの燃費と比較すると、かなりの改善が期待できる。そこは大いに評価されていい。ハイブリッドが貢献している。つまり、大きくて重い箱車を走らせる低燃費システムとしては、モーターモードを積極的に使う、この2モーターハイブリッドは最適なんだ。当然、走りを重視する方にはアコードセダンがお薦めだ。
三代目、四代目のローダウンなモデルから一転、ハイトワゴンとなった現行型に走りを求めてはいない、いや、求めていないということだ。
クルマには、走りと燃費の反する要素が求められるが、さらにキャビンスペースを望むのはさすがに欲張りということだ。
エリシオンの後継としての責を担っているとはいえ、オデッセイを名乗るのはやや残念な気持ちになった。
フロントマスクがカニの腹のようだ、とのコメントは思わず笑ってしまった。
一度、アコードと合わせて乗ってみようかと思っていたが、わざわざ販売店まで行くこともないようだ。

Posted at 2016/05/04 18:31:23 | |
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