
DE10形ディーゼル機関車
(DE10がたディーゼルきかんしゃ)
記事はウイキペディアより引用
日本国有鉄道(国鉄)が開発・設計した中型ディーゼル機関車
ローカル線の貨客列車牽引や入換用途を主目的として開発
1966年(昭和41年)から1978年(昭和53年)までに合計708両が製作
日本各地のローカル線で蒸気機関車を置き換えて活躍
動軸を5軸として13t級の軽軸重を実現し、
3軸+2軸の台車配置・前後非対称の車体構造など、
広汎に使用可能とするための設計が随所に盛り込まれた
DE10 1
製造1966年(昭和41年)10月13日
1 号機は試作車で、鋼板溶接構造の台車枠を持つ
DT132形(3軸)、DT131C形(2軸)を装備する。
1端側ボンネットの放熱器カバーは中桟のない一枚形状で、
2端側台枠上部の側面機器箱は運転台から車体端部に達する長い形状である。
ボンネットの長い側を「1端側」、短い側を「2端側」と記述
DE10形は日本全国で活躍し
型番も多くあります
記事はウイキペディアより引用
1-158号機
SG付きで、1966年 - 1970年に158両 (1 - 158) が
日本車輌製造・汽車製造・川崎重工業(以下、900番台を除き同一)で製作
1 - 4は試作車 1967年製の5以降が量産車
1987年の国鉄分割民営化に際しては4両のみ
四国旅客鉄道(JR四国)に継承されたが、1989年に除籍された
500番台
1968年 - 1970年に74両 (501 - 574) が製作
基本仕様は基本番台の5以降と同一で、
構内入換・貨物列車に用いるためSGを非搭載とした番台区分である。
2端側機器室内のSG設置空間にコンクリートの死重、
運転席下部の水タンク設置空間に鋼板を積み、
基本番台と重量をあわせ牽引力を確保している。
900番台
大規模操車場での重入換用試作車として、
1967年に1両 (901) が本形式では唯一となる日立製作所で製作
SGは非搭載、死重を積み重量を70 tに増やして
軸重をDD13形と同じ14 tに引き上げている
長らく吹田操車場で入換作業に従事していたが、廃車となり現存しない。
1000番台
1969年 - 1973年に210両 (1001 - 1210) が製作された
基本番台の機関の設計を変更し、燃料噴射ポンプや予燃焼室の形状を改良して出力を向上したDML61ZB形 (1350PS / 1550rpm) を搭載した区分で、全車がSGを搭載
1973年製の1188以降は運転室の天井に扇風機を設け、屋根上に扇風機カバーが突出
1500番台
1970年 - 1978年に265両 (1501 - 1765) が製作された
SGを装備しない500番台の機関を
1000番台と同一のDML61ZB形に変更した区分で、
積載する死重は運転台直下のものもコンクリート製に統一
3000・3500番台
東日本旅客鉄道(JR東日本)は除雪用として
モーターカーの導入を進めていることから、
余剰となったDE15形(機関車部)が、
日本貨物鉄道(JR貨物)に売却され、本形式への改造工事を施したもの
近年では客車列車や貨物列車を牽引する機会が減少
1987年の国鉄分割民営化に際しては、約半数の361両が旅客6社・貨物会社に承継
北海道
2018年4月時点で函館運輸所に3両、旭川運転所に4両、
釧路運輸車両所に3両の計10両が配置
旭川配置車は主に札幌運転所での入換に使用されるほか、
釧路配置車は「ノロッコ号」に使用される。
函館運輸所配置車には、青函トンネル区間の非常時救援用としての役割を兼ねるものもある。
JR東日本
2018年4月現在では、盛岡車両センターに8両、
秋田車両センターに3両、長岡車両センターに2両、
高崎車両センター高崎支所に10両、郡山総合車両センターに5両の合計28両が配置
車両基地内での入換や工事臨時列車などでの使用が主だが、
JR貨物に貸し出されて貨物運用に付く場合がある。
総武本線120周年記念号など、総武本線を走行する
イベント列車の牽引機にも使用されることがある。
JR東海
東海旅客鉄道(JR東海)には13両が承継
2008年度内に美濃太田車両区配置の1521が廃車されたことにより、
JR東海所属の本形式は消滅
JR西日本
西日本旅客鉄道(JR西日本)には49両が承継
2018年4月時点で18両が在籍。金沢総合車両所富山支所に4両、
梅小路運転区に2両、網干総合車両所宮原支所に3両、
福知山電車区豊岡支所に1両、岡山電車区に2両、
後藤総合車両所に3両、下関総合車両所に3両を配置[
後藤総合車両所の1161は奥出雲おろち号塗装となり、
2010年4月より専用機として使用
梅小路運転区の1156は、嵯峨野観光鉄道の予備機として
専用塗装
JR四国
四国旅客鉄道(JR四国)には基本番台機4両を含む37両が承継
2018年4月時点で臨時列車・工事列車などの不定期列車牽引用として、
高松運転所の2両のみ(1095, 1139)が在籍
2017年12月のDE10 1095号機

JR九州
九州旅客鉄道(JR九州)には19両が承継
2018年4月時点で熊本車両センターに7両(1195, 1206, 1207, 1209, 1638, 1753, 1756)、
鹿児島車両センターに1両(1755)の計8両が在籍
熊本車両センター配置の全車両が黒塗りで、
4両(1195, 1638, 1753, 1756)は手摺が橙色で車番塗装が銀色、
4両(1206, 1207, 1209, 1755)は手摺が黄色で車番塗装が金色である
JR貨物
日本貨物鉄道(JR貨物)には151両が承継
2018年5月1日現在の配置は以下
仙台総合鉄道部:
12両(1120・1179・1197・1198・1591・1595・1643・1719・3001・3507・3510・3512号機)
東新潟機関区:
13両(1539・1575・1676・1687・1728・1729・1730・3501・3505・3506・3508・3511・3513号機)
新鶴見機関区:
7両(1189・1576・1662・1664・1666・1749・3509号機)
愛知機関区:
9両(1165・1557・1562・1581・1592・1723・1725・1726・1727号機)
岡山機関区:
13両(1164・1181・1188・1191・1192・1561・1586・1614・1675・1731・1733・1743・1750号機)
門司機関区:
6両(1202・1559・1560・1745・1746・1748号機)
老朽化の進行により、今後はDD200形を開発中であり、
当機関車から置き換えられていく予定
静態保存車両
DE10 1:四国鉄道文化館南館
DE10 30:千葉県いすみ市「ポッポの丘」
DE10 88:宮城県角田市中央公園
DE10 95:真岡鐵道真岡駅構内
DE10 503:小樽市総合博物館
DE10 1014:真岡キューロク館
DE10 1511:中央研修センター
DE10 1677:佐呂間町交通公園
DE10 1702:三笠鉄道記念館