
今日はいよいよ精神科の診察日。前日にもいろいろ言われた俺、気分も元気も沈んだまま電車に乗る。『先生に何を話したらいいだろう、なんともないって言われたらどうしよう、頭の中を整理しないと・・・・・何から話をすれば良いのか???』とずっと考えたまま病院に入る。平日の昼前だけあってか患者は2人ぐらいしか居なかった。そして診察室に呼ばれる。
先生:『A先生とはどういう関係??・・・・・あっ車だね。あいつレガシイ弄ってるしな、○○君(俺の名前)のことは聞いたけどいつから気分の浮き沈みとか自覚し始めた??』
と紹介された病院だから話がスムーズに流れた。
先生:『○○君の場合車に例えた場合エンジンオイルはきちんと入ってる、そんなに古くは無い、金属部分にも摩擦はしてるけどオイルの粘土がその車の性質とは異なるオイルが入ってると車自身燃費が悪くなったり調子が悪くなったるするのと同じでまずは○○君の気持ちの沈みをなくさないといけないんだよ。それを3ヶ月かけてよくしていきましょう。あとストレスの発散をしに来てください。あれでしたらA先生巻き込んでも良いので出来るだけストレスをためすぎないようにしてね』
ここの先生は話しやすく親身になって話してくれるので元気になれそうかな。A先生、紹介していただいてホントにありがとうございます。そして薬を2種類もらい家に帰る。
帰り家の近くの駅で路上で詩を書いて売ってる青年(聞けば僕と同い年)に出会った。彼は8ヶ月前に宮城から西へ西へと駅前などで詩を書いて売ってると言う。そこには10数枚の詩が売れられいて、俺として『凄くきれいな詩が頭に思い浮かぶなあ、癒しの原点ではないか』とマジで涙が出るほど感動した。最終的には沖縄まで行きたいといっていた彼、寒い中正直誰一人買う客なんかめったに居ない、ヤクザにも『誰の許可でやってるんや、金払えや!!!』と絡まれるときがあるらしい・・・・実際俺が居たときヤクザがきて絡まれてた。でも彼の目は輝いていた。
いろいろな生き方、人生があるんだな、それはそれで経済的には不安定だけど旅先で人と交流でき人を励ましたり癒したり、それって結構大事だったりすると思う。俺もこういう生き方あこがれるなあ~ 仕事がバリバリ出来る人よりかはよっぽどかっこいいと思う。俺も元気になったらいっその事人生180度変わるような全く違うことをして見たい、違うことって??思いつかないけど。 そして彼が僕の第一印象を詩に現してくれるというのでお願いして見た・・・(写真の真ん中)
『揺れ動く心にささやく言葉 響く声に震えるも 勇気をもらう』
どういう意味かと言えば「何か自信が無かったり不安であったりしたときに声をかけてあげる、その声に震えるけれどそれが自分自身の勇気となる」らしい。まさに今俺が必要とされてる言葉そのものだ。人の心が分かる、彼は占い師にもなれそうだ。彼の横には駅で知り合ったと言うホームレスのおっちゃんが居た。そのおっちゃんも俺に何かを書きたいけど紙が無いと言うので近くにあった銀行の封筒を用意してそこに書いてくれた言葉・・・・(写真右)
『生き方はうまくないけど 歩き続ければ夢に出会える』
寒そうで凄く手が震えててなんとも言えなかったが、これも今俺がもやもやとしてる心に響く言葉だ。凄く嬉しかった。 精神科の診察や薬よりホントはこんな些細な交流が心の病気には一番良いんだろうな。
『君が変われば 私が生まれる』 (写真左)
ここで言う『私』とは潜在してる自分のことだと思う。俺は決めた!!! 「病気が治ったら今の仕事をきっぱりと辞め家を出て(一人暮らし)をする。何がしたいか(仕事など収入になるもの)は病気が治るまでに決める」ことを。 『死にたい、消えたい』なんか絶対に彼等には言えない。一生懸命生きてる姿が俺でも目に見えて分かるから。
彼はその後別の駅で詩を売るといい旅立った。彼にはもうおそらく会う事はない。でもその場に居て話した1時間は格別に楽しかった。俺自身の人生の価値観を変えることができたから。 またどっかで出会えてまた詩を書いてもらうとしたらどんな詩を書いてくれるんだろうか。 ホームレスのおっちゃんは俺は絶対交流しない部類の入っていたので交流が持ててどういったらいいか分からないけど為になった。このおっちゃんは家の近くの駅周辺に居るらしいのでまた機会あったらお話したいな。
この3つの詩は一生の宝物だ。それにしても1週間前のキムにい君からの誘いを断ってたらこんな一期一会的な出会いは無かったことでしょう。いい病院も探すことが出来なかった。 人との交流、繋がりってなんでもないような気がするけど実は凄くネットワークを張った広いものだと思った一日だった。
えっと、彼に差し入れをと思ってお茶とパンを買ったのですがホームレスのおっちゃんが・・・・・・・(笑
Posted at 2007/11/20 18:28:05 | |
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