
前回はいつだったか覚えていないランエボの洗車。
すっかり冷たくなった水に痺れながら、細かい傷を見付けては動かす手が止まります。
記憶を辿って思わず舌打ちしたり、苦笑いするひと時。
そんなことも、カーライフのありがちな一面かと。
少し古くなってきた車がカッコよく見えたり、愛着が湧くのは、その風合いに走ってきた歴史を実感できるから。
勿論、コンクールコンディションの車達は素晴らしいと思いますけれども、いざ自分の考えに当てはめようとすると、矛盾を感じてしまいます。
ただ綺麗な状態で後世に残すことより、語るべきオーナーとのエピソードが残っている車の方が、魅力的であるように思えてなりません。
キズは元より修理やカスタムの履歴も貴重なストーリー。
あの日あの時、こんなことがあったなぁとか、その光景を思い出しながら最後は満足感で完結。
クルマは走ってナンボという言葉が脳裏に浮かびます。
拭き終えて、近場をひとっ走り。
晴れてはいるものの、すっかり冬の空模様です。
時折アクセルを煽りつつ、調子を確認します。
経年相応の平凡な自然体でも、静から動へ瞬時に豹変できる緊張感が漂う車であって欲しい。
本当のポテンシャルを発揮させられず、心苦しい部分はありますが、自分の目指したい愛車の姿はトレースし続けたいところ。
本日は、最近見かける機会が減りつつあるエボⅩと複数台遭遇。
そもそも競い合うことを前提に生を受け、こうして今も走り続けている車達。
もはや互いに絶滅種ですが、すれ違いざま挨拶するだけで勝手にシンパシーを感じました。
Posted at 2021/12/05 18:03:39 | |
トラックバック(0) |
9MR | クルマ