今年のダウンヒル・走り初め

先日、タイヤを取り寄せしたり、急ピッチで準備していたマウンテンバイク・ダウンヒル走行会。

道中の高速道路の工事渋滞の一般道への迂回があったりはしましたが、ほぼ予定通りに走ってくることができました。

今回お誘い頂いたMTB仲間のダウンヒルバイクが、久しぶりの稼働ということもあって、ブレーキのトラブルがあったとの速報に接し、ブレーキトラブルが解消しない場合に備えて、自分が乗る予定のダウンヒルバイク・ＦＯＥＳ－ＬＴＳとは別に、代車としてキャノンデールのジキル3000を朝の出発時に急遽積み込んで出かけました。

私が現地に到着する少し前にはブレーキトラブルは解決していたようですが、一本目の走行で後輪のパンクが発生したりと、ちょっと鈍い滑り出しとなりました。

さて、新しいタイヤに付け替えた私のダウンヒルバイクですが、現地で早速に組み立てチェックを済ませ、仲間と共にゲレンデのレストハウスで昼食を摂って、リフトに乗ってダウンヒルの開始です。

去年は山梨のフジテンリゾートでの走行でしたが、富士見パノラマのコースは高低差が大きく、機材・ブレーキへの負担も大きく、体力への負荷も相当になります。
過去には相当数通って走っているコースですが、新型コロナの流行によるブランクや、年齢による衰えもあり結構な覚悟を持って臨むことになります。

リフトの高低差はもちろん、それに伴って、ふじてんのコースは約1km程度なのに対して、富士見パノラマのコースは7kmと圧倒的に長いものになります。

一本目から山頂まで登ってのスタートとなりましたが、体も慣れていないので、ほとんど機材の性能に頼っての走行となります。

新しいタイヤは、空気圧が少し高めだったようで最適なグリップ感は得られず、途中フロントが横滑りしたりする場面もありましたが、マルゾッキ製フロントフォークのボンバー モンスターＴのリカバリー能力に助けられ難を逃れました。

昼食後13時過ぎのスタートでリフトの終了時間・15時30分も近いので、そのまま連続して走行を続けました。都合3回リフトに乗って様々なコースを混ぜ合わせて走りましたが、転倒することもなく走り終えることができました。

コースコンディションはドライでしたが、それでも土埃で汚れたバイクを洗いながら無事に走り終えた喜びはひとしおなものがあります。



私のダウンヒルバイクは90年代のビンテージバイクですので、今の若いマウンテンバイカーは見たことが無く新鮮にも感じるようで、「なんだあのフレーム、オートバイか？！」なんて声が周囲から聞こえたりする場面もありました。

乗り味としては設計の古さもあり、ＢＢハイト（車高）が高く、重心の高さから落ち着かない場面もありますが、25年も乗っていればそれも楽しみの一つにもなってきます。

今回、キャノンデールのジキル3000は出番はありませんでしたが、次回の走行会には稼働させてみようと思っています。車重も軽く、ＢＢハイトも低いので案外乗りやすいかもしれません。



今年はこれがダウンヒルの走り収めになってしまいそうですが、それもまたよしなのです。

こうやって荒野を走ってくるのも、荒野を目指すうさぎなのです。