
当時から希少な純正オプションの後席用液晶カラーテレビを装着しました。手元には数ヵ月前からあったのですが加工、修正、補修で時間を要した為ようやく装着完了です。取り付けに際し車両側、テレビ側、共に加工しており、参考記録として残しておきたいので写真大量です(汗)
--後席用液晶カラーテレビを取り付けるためまずは車両側ルーフヘッドライニングの取り外し--
後席用液晶カラーテレビは専用のテレビジョンブラケットステーで取り付け、固定されているためまずはルーフヘッドライニング(天井、ルーフトリム)の取り外しから
マップランブ取り外し
ルーフサイドレールガーニュシュ、クリップ取り外し
アシストグリップ取り外し
ルームランプ取り外し
ルーフサイドインナーガーニュシュ、フロントボデーピラーガーニュシュ(Aピラートリム)取り外し
自分の場合電動カーテンが装着されていてルーフヘッドライニングを取り外すとカーテンレールがずり落ち、そのままだとレールに負担が掛かるので加工してる間ボックスで落ちてこないように支えにしました。
取り外したルーフヘッドライニング。後方に4ヶ所ピンで留まるようになってますがそれ以外はこんなに大きなパーツなのにサイドとバイザトリムに挟まってるだけです(驚)
--テレビジョンブラケットステーの取り付け--
続いてお次はテレビジョンブラケットステーの取り付け、、、と行きたいところなのですがステーが欠品。
品番調べるも部品無し(当たり前か)
仕方ないので純正の取り付けブラケットステーを確認。
純正ブラケットステーは恐らくこの3ヶ所に固定されていると思われる。
純正ブラケットステーが出ないのでここは汎用のステーを駆使して取り付ける。取り付けてる人が居なさすぎて参考写真もなくオリジナルの位置に合わせるのに苦労した。
取り付け位置を参考にした画像。これを元に位置を調整。
実際何度も調整してこの位置でステーを固定。
続いては後席用液晶カラーテレビをルーフヘッドライニングに穴を開けてネジ固定するためスケールで計り穴開け準備。本体はネジ3ヶ所で固定されているため3ヶ所計りマーキング。
ルーフヘッドライニングをドリルで穴開け加工
後席用液晶カラーテレビ本体固定するためのネジ
--後席用液晶カラーテレビの配線--
本体の4インチ液晶カラーテレビはアナログなうえ、30年近く前の物。映らないので液晶テレビ撤去、蛍光灯撤去。そこで現代のモニターモジュールで社外モニターを投入。
この4,3インチモニターを使用することに。それに伴い配線作業。
何メートル配線を使うかわからないので新品のダブルコードを使う。先端にギボシを取り付けておく。後席用液晶カラーテレビ取り付け付近から配線を沿わせる。赤コードがアクセサリー電源に繋ぐプラス配線、赤/黒コードがボデーアースさせるマイナス配線。
こちらは映像用ケーブル配線。一応3メートルを用意。
サイドからAピラーを沿わせ配線を映像分配器まで持ってくる。
自分のは既にバイザーモニター、ミラーモニターが付いていて助手席足元に映像分配器やアクセサリー電源を持ってきてますのでここでそれぞれ配線。
穴開け加工を終えたルーフヘッドライニングを元に戻し配線を出しておく。(テレビ側と車両側の配線を繋いでルーフヘッドライニングの中に通して隠すので穴が大きいですが最後全てテレビ本体で隠れます)
先程のモニターモジュールを購入。
こちらも剥き出し配線をギボシで加工。
モニターモジュールとの接続準備はこれでOK
試しに映るか確認。バッチリOK!
--後席用液晶カラーテレビにモニターモジュール本体を移植--
モニターモジュール移植にあたりテレビ本体をバラしてあります。
モニターモジュール移植準備、本体とモニターモジュールの画面向きを確認。
モニターモジュールの配線を1度取り外します(配線を1度取り外さないとテレビ本体に配線を引き込めないため)このメーカーのモニターモジュールを選んだ理由は配線を1度取り外すので4本ある配線と配線の間隔が広い物にしました。ハンダ作業がやりやすいためです。
配線をニッパで切断
配線をテレビ本体から出します
ハンダごてをあたため、再度ハンダの準備
モタモタしてるとモニターモジュール本体を破損させる恐れがあるのでハンダ作業は素早く作業
テレビ本体のパネルにモニターモジュールを固定
部品の組み付け。かなり小さいネジも結構あるので精密ドライバー使用
--後席用液晶カラーテレビ車体取り付け--
取り付けはネジ3ヶ所
配線をして映像確認。ちゃんと映っております(当たり前)
このモニターモジュールは映像が流れてるときに映る物なのでDVDとテレビが観れます
消灯時
収納時
運転席から見た裏側
後席用液晶カラーテレビ専用のリモコン。『後席用液晶テレビ』の印字が専用リモコンの証!!通常のマルチリモコンと『電源』ボタンと『テレビ/ビデオ』ボタンの文字も違う。とは言え、本来の液晶テレビを撤去してしまったので本体の調節ダイヤルやリモコンは完全なダミーです(汗)希少価値は非常に高いので鑑賞用や雰囲気作りには必要です。
そしてシートバックのポケットに後席用の説明書を入れ、リモコンを置く
いい雰囲気ですね!!自分は見れないので完全自己満足オプションです!(笑)実際左後ろの席から数十分映像を見てましたが小さい割りには見やすいと思います。装着にあたりどの作業も大変苦労したオプション品でした、やはり電装品は配線やら加工が付き物なので(泣)
電動カーテン越しから覗く希少テレビ、昼と夜!(わかる人にしかわからない)
見た目は当時、中身は現代(笑)
--備考(メモ)--
◎世界初車載用4インチ液晶カラーテレビ。元祖フリップダウンモニターですね。
◎当初はセダンのみのディーラオプション品でしたがハードトップのロイヤルGにもディーラオプション装着可能となりました。
◎セダンとハードトップの液晶カラーテレビはディスプレイの一部形状とボデーへの取り付け構造が異なるのみでシステム構成、構造および作動は従来の液晶カラーテレビと同様です。
◎当初エレクトロマルチビジョン装着車両には取り付け不可だったがアンテナデバイダ(分配器)を採用することでエレクトロマルチビジョン装着車にも取り付け可能となった。
◎サンルーフ装着車両には取り付け不可。
◎リアテレビの電源を入れるとリア側のスピーカーも連動してテレビの音声に切り替わるようになっている。
◎ワゴンにも装着可能だったが見たことない
◎この同型の液晶テレビ、13クラウン以外にも10セルシオ、コロナスーパールーミーにもオプション設定があった
10セルシオなら結構装着した人いるのかと思いきや全く見ませんね。
長くなりましたがこれにて液晶テレビに関するブログは終了です!