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こちらのお花、








花火のようなピンク色の小花を
可愛らしく咲かせて、









けして派手さはありませんが、
さりげなく他の植物も生かしてくれる
そんな健気さを感じる植物です。









日本原産で
風情ある花を初夏から咲かせ、









暑さ、寒さにも大変に強く
とても育てやすいタフな植物です。









この花の名前は「シモツケ」。









花の由来は、この花が
「下野国(しもつけのくに・栃木)」に
たくさん自生していて、

最初に発見されたことから
その名がつけられたようですね。









花言葉は『無益』です。









無益とは、

「利益にならないこと」
「無駄なこと」

です。








どうやら、この花言葉の由来には
悲しい話があるのです。


それは、
むかし捕虜にされていた父を
助けに行った娘が、
やっとの思いで父のもとに行くと
既に、その父が病死していたのです。

悲しみ思う娘が持ち帰った荷物の中には、
この「シモツケ」の花があったそうです。

それが、
どうやら花言葉のイワレのようですね。









『無益』については、

ある方の「ことば」があるのです。









本日は、その「ことば」を
ご紹介して、終わりにしたいと思います。









その方とは、

日本の小説家『森見 登美彦』氏です。



それでは、ご紹介します。
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無益なことと



人は馬鹿にするが、



無益に



耐えることが



どれほどの



生きる力を



必要とすることか。





・・・・・・・・・・・・・・・終わり