ラーメンの鬼・佐野実に引き続き、炎の料理人・周富徳までこの世を去りました…ご冥福をお祈り致します。
ほいじゃけど、「早すぎる」てら「若すぎる」なんてことは私は絶対に言いたくない。何故なら、そねえなことは本人にしかわからんことじゃからです。
どうもこんばんは。アサヲです。
えーつと…実ははぁ1ヶ月前に乗ったクルマです。
三菱 ミラージュ です。
一応この度のモデルで6代目でありますが、歴史を紐解くと実にややこしいことになっています。その辺り、詳しくは私ごときが語るモンじゃあ無いと思いますが。
※カタログは2014年3月以前、つまり「消費税が5%時代のモノ」です。
初代(1978年-1983年)
VIDEO
2代目(1983年-1992年)
VIDEO
3代目(1987年-1991年)
VIDEO
4代目(1991年-1995年)
VIDEO
VIDEO
5代目(1995年-2000年)確かここまでは、輸出名が「コルト(ハッチバック)」「ランサー(セダン)」じゃったかな?
CM動画が無かった…|||orz
厳密には本家ミラージュの弟版と言うべきポジションの「ミラージュディンゴ(1999-2002年)」
VIDEO
VIDEO
懐かしのメグ・ライアンでありました。
そしてその後継がコルト(2002-2012年)
VIDEO
を経て、6代目ミラージュ(欧州仕様名:スペーススター…と思いきや、
英国仕様はミラージュのまま でした)へ。
Cセグメントからいつの間にかBセグメントになっちゃってるうえに、この度はタイ生産となりました。
まぁ何はともあれ、車種・クラスにより重要視する点は異なりますが、私が思うに
「一台の車として真っ当に使えること」 これが絶対に外せない点なんです。
デザインは好みがあるから、それだけで好き嫌いを語ることもできますが、乗り味については乗らんことには絶対にわからない。それが現実です。
6代目ミラージュの狙いとしては、CMで唐沢寿明が力説していますが「低燃費・低価格・コンパクト」であること
そして日常のアシとして使いやすく、不満無く使えること に重きを置いています。したがって、女性にとってもとっつきやすいカタログのページ構成になっています。
間違ってもスペックオタクが喜びそうな文言や、小難しい技術面の話はそねえに書いてありません。そして見た目も平凡と言えば平凡、少なくとも三菱らしいアイコンがあるワケではありません。その分外連味もありません。
もっと言えば、個人差はあるでしょうけど、旧来の三菱ファン(と言うかマニアの領域かもしれませんが…)には些か物足りんかもしれません。
前述の通り、この度のミラージュはタイ生産であります。
海外生産車であることを感じさせるのが
・スピードメーターがフルスケール200㎞/h(実際にそこまで出る気はしませんが:笑)
・燃料計が「F-E」では無く「1-0」
ですね。
あとは目に見えない箇所じゃあありますが、
「ETACS」早い話が機能面での使い勝手サポート・個別カスタマイズが可能であることを謳っています。
同じ日に乗ったアウトランダーのカタログにも紹介されていますが、ミラージュの方が明らかにETACSの紹介スペースが大きいです。やはり、このテの便利機能は多くの人が使うであろうコンパクトカーにこそ必要じゃと思いますし、この辺が三菱グループ(⇒車作りに関連があるかどうかわかりませんが、三菱電機がある)らしさを感じさせる一面です。
とりあえず乗ることに。(※営業スタッフを含め、大の男で3人乗車です)
まず動き出しが…軽い!
実は、最近の車としては間違いなく軽い部類の車重870㎏です。なにしろミラージュに余計なモノはありませんから。
驚くなかれ、三菱の軽と比べるなら「ekカスタム T(FF)」とえっと変わらん車重なんです。リッターカークラスだとエンジン排気量が100cc違うだけでもフィーリングが異なるケースが往々にしてあります。単純に信号グランプリだと軽ターボに一歩譲る場面があるかもしれませんが、パワーフィール・ドライブフィールなど、軽ターボと1リッター普通車では、
子供の全力疾走と大人の流した走り くらい違います。軽をディスるワケじゃあありませんが。
なお、回したらやっぱり3発のサウンドです。
あと、今回はさすがにその効果を試すことはできませんでしたが、空力的にも考慮されていて、特に「AS&G(アイドリングストップ)」付き車は「これ、デミオですら全車やってなかったよね…」っていうレベルで「リアスポイラー・エアダム(フロント&サイド)・フロアアンダーカバー」が標準装備されます。
発進時のCVT(副変速機付)の制御が独特で「一旦アイドリング付近まで回転が落ち(※例えるなら、熟練ドライバーのクラッチミートの状態です)、そこからエンジン回転を無駄に上げること無く加速する」小排気量エンジンの絶対的なパワー&トルクの無さを誤魔化すような、やたら回転だけ上がる制御(それこそ一歩間違えたらしゃかりきに飛び出しかねない)とは真逆のことをやっています。
その分、エンジン回転が落ち込んだ際に、さすがに3気筒がバレるレベルで音と振動が出ますが、それですら「まぁーよくある話よね」と笑って済むと言いますか、少なくとも嫌になるモノじゃあ無いです。
ハンドリングに関しては、事前に聞いていたのが「スタビライザーが無い」ことです。スタビライザーが無くてもセッティングがマトモならちゃんと走れますが、とりあえず走らせての感想は
「普通にまっすぐ走るし、コーナリングも嫌な感じはしないよ」 というところです。
厳密には、タイヤの銘柄orサイズに関する現象なのか、ステアリングセンター付近が些か曖昧ですが、これはタイヤ内圧の変更、場合によってはタイヤの変更でどうにかなりそうです。全くまっすぐ走ろうとしないようなチャチなものでは断じてありませんのでご安心を。少なくとも足回りがグダグダじゃった頃の私のMPVよりは格段にマトモに走ります。
あと、普段からMPVに乗っている身からすると、夢のように小回りが利きます。
正直言って、あまり期待せずに走ったモノじゃから、まとまりの良さに驚きましたね。
潔いくらいに
「ええ、間違いなくタイ生産です。 スタビライザー?無くてもどねえかなるし、カネかかるんで付けてないです。 で、それが何か?」 って言われてる気がする(笑)
次に室内空間については、荷室を含めて「DEデミオと大差ないレベル」…つまり「とりたてて広くはないけど、かと言ってぶち狭くはない」です。法規上一応5人乗りですが、Bセグメント車である程度快適に使おうと思えば4人でしょうね。
メーカーOPにはなりますが、国産のこのクラスとしては安全装備は充実しています。
「安心パッケージ(ASC⇒横滑り防止装置)+寒冷地仕様 など」
「サイドエアバッグ(+運転席アシストグリップ+後席中央ヘッドレスト など)」⇒※ただし安心パッケージと同時装着
これ全てのモデルで選択可能です。
一応5人乗車が可能で、そして全ての席が3点式シートベルトなので(⇒ある意味、今や当たり前な話なんですが)、後席中央ヘッドレストは端から付けちょっても問題無かろう?と思います。欧州仕様は全車標準装備(のハズ)じゃし、ここはケチらんでもええんじゃないかと。結局世界的にも仕様が1つで済むのでコストダウンにもなるのでは?と思うんですがね。
とは言え、総合的に見た感じのクオリティはどうなの?と問われたら、私は「問題無いと思います」とお答えします。価格とクラスを考えたら、殊更不満が出るモノではありません。「まぁこねえなモンよ」で済むレベルです。
ラインナップは4種類
E…最廉価モデル、メーカーOPで「ビジネス向けパッケージ(\75600、税込)」の設定あり、車両本体価格\1028160
S…2013年10月から追加。Eに対して「FドアUVカットガラス・R3面UVカット機能付きプライバシーガラス・ボディ同色アウタードアハンドル・電動格納式ドアミラー・ホイールキャップ など」を追加。車両本体価格\1156680
M…Sに対して「AS&G・空力向上パーツ など」を追加。車両本体価格\1233360
G…Mに対して「キーレスオペレーションsys・イモビライザー・オートライト・専用シート地 など」を追加。車両本体価格\1337040
内外装色については、Eはボディカラーは黒・銀・白(ソリッド)の3色・内装は黒のみ、その他のモデルはボディカラーは8色から選択可能(実にカラフルな色が多い)・内装色はボディカラー固定ながら2パターンあり。
個人的には英国仕様に存在するグレーがいいんですが
あとは
今だけの限定(400セット)で、ハローキティ仕様にもできちゃいます が
さすがに30過ぎのおっさんが乗るには恥ずかしいぞ…(苦笑)
「車両価格・維持費共に安くあって欲しい。しかしどうしても普通車がいい、そして安いなりにも真っ当な車を」 と言われるのであれば、ミラージュはうってつけだと考えます。
「車好き」を自称する多くの方々には引っかからないかもしれませんが、それでも真っ当な車は紹介していきたい、それが私の考えです。
VIDEO
本仮屋「なぜ聞いたし(´・ω・`)」
MIRAGE G
車両型式:DBA-A05A
全長3710×全幅1665×全高1490、ホイールベース2450(単位㎜)
車両重量870kg 、最小回転半径4.5m
エンジン:3A90 直列3気筒DOHC 総排気量999cc
最高出力51kW (69ps)/6000 rpm、最大トルク86N・m (8.8kg-m)/5000 rpm、燃料消費率(JC08モード)27.2km/l
車両本体価格1337040円(税込)
さて、これは後日談になるんですが…何の気なしに「乗ってミラージュ」で検索したところ、
気になるページ を見つけました…。
詳しくはリンク先を見て頂くとして「馬原」ってどこかで聞いた名前じゃのう…と思ったワケです。馬原投手のご家族…ということは、奥様は優理子(旧姓:畑野)さんです。ここまで書いたら勘のいい方・特に、福岡県にお住まいの方(またはお住まいじゃった方)ならお気付きかもしれませんが…元TNC(テレビ西日本)のアナウンサーでありました。さすがに驚きましたよ!
はあ10年近く前の話ですが、その姿を夕方のスーパーニュースにていつも見させて頂きました。
ラストがとりとめの無い、それこそ人によってはどうでもええかもしれないお話で今回は終わりですが、何だかどうしても書きたくなったんで書きました。ほいじゃあ今回はこの辺で。