MINI原人のブログ一覧

本日は千歳・小樽・札幌では大雪で電車や飛行機が運休するなど大混乱を起こしているようですが、留萌は原人のフォース暗黒面で晴天になりました。　そこでMINI原人は、マダムとともにVolvoさんで北竜町の温泉に向かいました。



北竜町の田畑は広大です。ほぼ一直線にならぶ足跡はキタキツネのものと思われます。



はい、お風呂の後はアイスを食べて涼しくなります。これは黒千石のキナコソフト。



お風呂の後のお食事。原人は黒い野菜カレーをたべました。



マダムは黒ちゃんハンバーグ定食。



黒千石の黒いカレーは売店にありました。



車が汚れたので洗車して、きれいに拭いておきました。眠くなりましたのでちゃべちゃんのように昼寝します。

ついに冬がやってきた。 留萌の冬はシベリアのように厳しい。　この冬を乗り切るには決死の覚悟が必要だ。　MINI原人の冬の風雪とのたたかいをレポートしよう。

本日は重戦車ユキオスや重火器ボウを使った大規模戦闘ではなく、ママさんダンプを用いた小規模迅速戦闘について述べる。



勝手にたたかえ。オラはぬくぬくするだ。



12月8日（木）朝　うっすらと積もっただけだ。



12月9日（金）朝　少し積もったがまだがまんできる。



ちゃべさんは朝食を食べた後、ストーブの前で寝るのが日課だ。



12月10日（土）朝　今日も少し積もっただけだが、３日間分の雪を剿滅（そうめつ）せねばならぬ。



ちゃべさんはほぼ同じポーズで寝ています。



12月10日（土）朝の仕事から帰宅しました。　5～7cm程度の積雪です。



これが戦闘具ママさんダンプです。このように雪をすくい、運び、捨てます。



裏の雪山にダンプしているところ。



裏の雪山は冬中に標高3.0mの高山（MONT BLANC（もん・ぶらん））に成長します。いつも雪を頂上に捨てれるように今からスロープを作っていきます。



このように裏に続くスロープ（LE GLACIER（る・ぐらしえ）： 氷河）ができていきます。



戦闘終了。敵は掃滅（そうめつ）されました。

原人蔵書の中には新選　名著複刻全集近代文学館（1970年刊行）に収録されている夏目漱石著「吾輩は猫である」がある。これは明治38年(1905)初版当時の体裁で復刻したものである。
　これは、アンカット製本であり、ペーパーナイフで切り開きながら読まねばならない。通常売っているペーパーナイフでは刃が鈍すぎ、切り開いたところがボロボロになるし、紙用のカッターナイフでは鋭すぎて変な切れ方をしてしまう。そこで原人はアンカット製本の本を読むときには昔買った、ガーバーサカイ（現在はG.SAKAI)製のスタグホーンハンドルがついたフィッシャーマンズナイフをこだわりで使っている。現在、G.SAKAIではこれほど鋭く、鹿角の手作りハンドルをつけたナイフは売っておらず、プレミアであろう。

　　　読むときはしおりとしても使え　　　　　　　　　　袋とじ部分はこのように切り開く

この「吾輩は猫である」の主人公の猫は時々人間批評をする。

○　第一毛を以て装飾されべき筈の顔がつるつるして丸で薬罐（やかん）だ。その後猫にも大分逢ったがこんな片輪には一度も出會（であひ）はしたことがない。 ○　白君は涙を流して其一部始終を話した上、どうしても我等猫族が親子の愛を完（まった）くして美しい家族的生活をするには人間と戰って之を剿滅（そうめつ）せねばならぬといはれた。 ○　元來人間といふものは自己の力量に慢して皆んな噌長（ぞうちょう）して居る。少し人間より強いものが出て來て窘（たしな）めてやならくては此先どこ迄噌長するか分らない。 ○　叉況（またいわ）んや同情に乏しい吾輩の主人の如きは、相互を残りなく解するといふが愛の第一義であるといふことすら分らない男なのだから仕方がない。

「吾輩」が人間の多種多様な顔を創った「神」の全智全能・無知無能について論ずるくだりがあるので引用しよう。

天地萬有は神がつくつたさうな。して見れば人間も神の御制作であらう。現に聖書とか云ふものには其通（そのとお）りと明記してあるさうだ。偖此（さてこの）人間に於（お）いて、人間自身か数千年来の観察を積んで、大（おおい）に玄妙（げんみょう）不思議がると同時に、益々（ますます）神の全智全能を承認する様に傾いた事実がある。それは外（ほか）でもない、人間も斯様（かよう）にうじゃうじゃ居るが同じ顔をして居る者は世界中に一人も居ない。顔の道具は無論極（きま）つて居る。大（おおき）さも大概は似たり寄ったりである。換言（かんげん）すれば彼等は同じ材料から作りあげられて居る。同じ材料で出来て居るにも関らず一人も同じ結果に出来上がつて居らん。よくまああれ丈（だけ）の簡単な材料でかく迄異様な顔を思い就いた者だと思ふと製造家の技倆（ぎりょう）に感服せざるを得ない。余程（よほど）独創的な想像力がないとこんな変化は出来んのである。一代の畫工（がこう）が精力を消耗して変化を求めた顔でも十二三種以外に出る事が出来んのを以て推せば、人間の製造を一手で受負つた神の手際は格別な者だと驚嘆せざるを得ない。到底人間社会に於いて目撃し得ざる底（てい）の技倆であるから、是（これ）を全能的技倆と云つても差し支ないだらう。人間は此点（このてん）に於て大（おおい）に神に恐れ入つて居る様である。成程（なるほど）人間の観察点から云へば尤（もっと）もな恐れ入り方である。然（しか）し猫の立場から云ふと同一の事実が却って神の無能力を証明して居る共（とも）解釈が出来る。もし全然無能でなく共人間以上の能力は決してない者であると断定が出来るだらうと思ふ。神が人間の数だけ其丈（それだけ）多くの顔を製造したと云ふが、当初から胸中に成算があつて余程の変化を示したものか、又は猫も杓子（しゃくし）も同じ顔に作らうと思つてやりかけて見たが、到底旨く行かなくて出来るのも出来るのも作り損ねて此乱雑な状態に陥つたものか、分からんではないか。彼等顔面の構造は神の成功の紀念と見らるゝと同時に失敗の痕跡とも判ぜらるゝではないか。全能とも云へ様が、無能と評したつて差し支はない。

そういえば、原人はふと思いついた。車の顔（フロントデザイン）も多種多様の個性があるなあ。
どうして車のフロントが顔かというと、人間は目、口、鼻のようなものが一定の位置関係にあるとそれを顔面と認識し、それから表情を読み取ろうとする特殊な認知能力を持っているからだ。有名な火星の顔面岩はこうした人間の認知能力が読み過ぎた例だ。
おかりしました。
　　　　バイキング１号が撮影　　　　　　　　　　　　　マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影
(^○^)、(*ﾟｰﾟ*)、(｀ﾍ´)、(´O｀)といった顔文字を顔と認識し感情を読み取れるのも、人間が他の人間の表情を読み取って社会生活を円滑化させるため高度に進化発達させた認知能力の為である。

人間が他の人間の表情を読み取ると、扁桃体（アミグダラ）という脳の一部が活性化する。

Christine I, et al. Amygdala Response to Facial Expressions Reflects Emotional Learning. J Neurosci 26:8915-8922, 2006　よりおかりしました。
　おかりしました。

この扁桃体を刺激して様々な印象を人間に抱かせるフロントフェースをデザインするのが車のデザイナーの重要な仕事だ。

女性が購入することが多い軽自動車はかわいい赤ちゃん顔、MINIは独特の愛嬌があるカエル顔、スポーツカーは精悍な表情、プレステージカーはこわもてのオラオラ顔などだ。最近でた自動車には個性を強調するあまり、表情として醜いものも多いと原人は思う。

通常の視覚は後頭葉により処理されるが、人間の表情・感情に関連する視覚刺激は扁桃体により処理され、それは後頭葉での瞬時処理と異なり、人間の感情にボディブローのように効いてくる。当初は個性的であると売れ行きがよい車も、扁桃体で悪い感情刺激をユーザーに植え続けるとその車やメーカーからユーザーが離れていくおそれもある。人間の感情と結びつく表情認知というものをあまり軽視したクルマ作りはしないほうがいいと原人は思うのです。

車のフロントフェースから表情を読み取っているおもしろいページがあるのでごらんください。

クリスマスに向けてお贈りする、フランス絵本MICHKA （ミシュカ）。　前回第3回目では、森を歩くうちに見つけたはちみつのビンを割り、お腹いっぱいはちみつを飲んだミシュカ。疲れも手伝って眠くなります。





第四話　ガチョウたちの会話

Il grimpa donc et s'installa dans les branches et dormit un bon coup. Quand il se réveilla, c'était presque le soir... Deux oies sauvages s'étaient posées à la cîme de l'arbre pour se dégourdir les pattes et on les entendait causer. 彼は木に登り、枝の間におちつき、ぐっすり一眠りしました。起きたときにはもう夕方になっていて、２羽のガチョウが木のてっぺんに降り、足を伸ばし、話しているのが聞こえました。 par Rojankovsky

- Can, can ! c'est le soir de Noël ! disait l'une.
- Can, can ! disait l'autre. C'est ce soir que chacun doit faire une bonne action, c'est ce soir que chacun doit aider son semblable, secourir les malheureux, réparer les injustices.....
("Tiens... Tiens... se disait Michka, je ne savais pas ça...").

カン・カン！一羽がいいます。クリスマスイブだ。
カン・カン！もう一羽がいいます。、この夜には皆がいい行いをしなければならない。この夜には仲間をたすけなければならないよ。不幸なひとを助け、不正義をただし。。。
（あら、まあ、ミシュカはいいます。ボクは知らなかった。。。）

par Franquin

そしてかれらは灰色の空に飛んで行きました。ミシュカは木からおりてきて、雪に戻り、するべきよい行いを探します。ところが、彼がおりたった土地は本当に無人のところでした。

家もなく、動物もおらず、大きな木と雪以外はありません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

あれまあ、せっかくよいことをしようとすると、うまくいかないものですね。こういうのを日本では「好事魔多し」とか「月に叢雲（むらくも）、花に風」とかいいますね。でもこのままミシュカ君が雪にうもれてしまうとお話にならないので大丈夫です。

次回　第五話　ミシュカ、トナカイにお手伝いをたのまれる　をご期待ください。

ミシュカ　もくじ
第一話　ぬいぐるみのクマさんミシュカはどうしてエリザベトの家を出たのか？
第二話　ミシュカ、小鳥のキクイタダキに会う
第三話　ミシュカ、はちみつのびんを見つける
第四話　ガチョウたちの会話
第五話　ミシュカ、トナカイにお手伝いをたのまれる
第六話（最終回）　ミシュカの決断

par Rojankovsky

ついに冬がやってきた。 留萌の冬はシベリアのように厳しい。　この冬を乗り切るには決死の覚悟が必要だ。　MINI原人の冬の風雪とのたたかいをレポートしよう。





12月6日(火）朝　うっすらと雪が降った。風は強い。



12月6日(火）午後　風が強まり、降雪を巻き上げて地吹雪となった。　降雪量はそれほど多くない。




12月7日（水）朝　昨夜から降った雪が数センチ積もった。今後も降り続くもよう。



12月7日（水）午後　風雪により昨日ほどではないが視界悪し。



12月7日（水）夜　さあ、今晩はボウをやる日だ。久しぶりの運動だ。



神様、仏様、ボウ様を開ける。



宴もたけなわのころ。



終了間近。だいぶスッキリしました。



終了。ボウは閉じて、ゴムマットをひきます。ご苦労さまでした。
本日のボウは36分間＝9 L灯油消費です。