MINI原人のブログ一覧

MINI原人が本日帰宅すると、玄関の所に白い大きな封筒が置いてあった。　いつもの配達人はMINI原人の家のチャイムを２回鳴らし、「○×▲のキャンペーンに当たったようですよ」と陽気に笑顔で配達するひとだが、本日はマダムも留守にしていたので置いていったものと推定される。　この３日間の陽気で雪庇は自然落下しており、配達人に当たって怒って帰ったのではないらしい。

　

開けてみるとかわいい猫と犬のカレンダーがでてきた。DCMブランドの猫のエサを買ったときに応募したものだ。

この３か月間に当たった懸賞はこれで１２個となる。すなわち約１週間に１回のハイペースで当たっている。　今年の締めくくりは年末ジャンボ宝くじ当選かな　ღƪ(ˆ◡ˆ)ʃ♡ƪ(ˆ◡ˆ)ʃ♪


「懸賞当選」関連ページ：
懸賞当選 1（2016.09.22 松岡修造等身大タオル）
懸賞当選 2（2016.10.01 P&G商品詰め合わせ）
懸賞当選 3（2016.10.09 特茶）
懸賞当選 4（2016.10.14 千疋屋フルーツ）
懸賞当選 5（2016.10.30 みそラーメン）
懸賞当選 6（2016.11.12 石狩鍋セット）
懸賞当選 7（2016.11.12 クオカード）
懸賞当選 8（2016.11.20 ビール・生茶）
懸賞当選 9（2016.11.26 洗顔ソープ）
懸賞当選 10（2016.12.03 愛猫クッション）
懸賞当選 11（2016.12.15 地中海塩セット）

おだやかだった雪のほとんどない日は明日終わりを告げるとの神のお告げがあった。しかも、明後日23日の未明には毎時3mmの降水量、すなわち1時間に3cmの雪が積もる予想。平和的原人は来年の春まで休戦してもいいと思っていたが、好戦的な敵司令官は、クリスマスが来る前に再開戦の指令を出したようだ。ぬうっ！　こしゃくな奴ばらめ。　真っ赤に焼けたボウの釜に叩き込み、ジュウジュウと悲鳴をあげさせてくれよう。貴様らはもうすでに死んでいる。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ラオウさま、おかりしました。　　　　

「雪とたたかう」シリーズ：

MINI原人雪とたたかう 1 (2016.11.23)	MINI原人雪とたたかう 2 (2016.11.30)
MINI原人雪とたたかう 3 (2016.12.07)	MINI原人雪とたたかう（限定戦略） (2016.12.11)
MINI原人雪とたたかう（戦車戦） (2016.12.11)	MINI原人雪とたたかう（とどめ） (2016.12.11)
MINI原人雪払い呪文 (2016.12.13)	MINI原人雪とたたかう（モン・ブラン） (2016.12.16)
MINI原人雪とたたかう 9 (2016.12.17)	MINI原人クリスマス休戦 (2016.12.18)

本日はMINI原人の色彩論の２回目。クルマの色を考える上でも、インターネット、ＴＶ、広告業、印刷業など色に関わる職業のひとたちにも参考になるオドロキの事実をお伝えしましょう。




Ce que je vois là n'est qu'une écorce.
Le plus important est invisible. (Le Petit Prince)
僕がここで見ているものは殻に過ぎない。
いちばん大切なものは、目に見えないんだ。(星の王子さま）


この図はラファエロ・サンティ　（Raffaello Santi）が描いた「アテナイの学堂」です。真ん中の矢印の人物がプラトン（Πλάτων、Platon）です。プラトンは物の本質＝イデアと知覚されるものは異なるということを唱えました。

まずオドロキの事実から。　

世の中には月がこんなふうにカラフルに見える人がいます。イデアが見えるひとなのでしょうか？		女性画家のConcetta Anticoさんはそんな人です。4色型色覚を持ち１００万通りの色を区別して認識できるといいます。

実はこうした人たちは色彩をRGB (赤・緑・青）の三原色ではなく、RGBU (赤・緑・青・近紫外線)の４種の光の要素の混色で認識しています。
おかりしました。
こんなふうにです。

あなたがそのような特殊な色彩能力を持っているかテストしてみましょう。この図では何種類の色が見えますか？数えてみてください。

数えやすいように線をひいたものを付けます。


20色以下「２色型色覚」　本来持つべき三種類の視細胞の１つが欠けているか、機能が弱い状態です。日本人男性の約5パーセント、女性の0.2パーセントの頻度でみられます。

20～32色「３色型色覚」　人口の大部分を占める一般的感覚です。あなたはごく普通のつまらない人間です（笑）。

32～39色「4色型色覚」の可能性　基本的に女性に存在。世界人口の2～3％と言われています。

そのような人たちにはこの３つの円の中に違う色の部分が見えると言います。


はっきりとこうした色彩能力を持つ人は上述のConcetta Anticoさん以外にはあまり知られていません。もしあなたがこのテストに合格し、4色型色覚の持ち主である可能性があるなら、是非そうした視覚研究をしている研究者に知らせてください。　あなたは、その大学の「モルモット」（笑）として雇ってもらえるでしょうし、特殊な視覚能力を持つ人間として色彩が重要な産業のリーダーになれるかもしれませんし、マネ、モネ、ルノワールといった色彩の魔術師と呼ばれる画家たちと同じような芸術家になれるかもしれません。　あなたの特殊な能力を役立ててください。

参考：　上の図に下のように文字が見えたらあなたはミュータントの可能性大です（確定ではありません）。　さらなる精密検査は必要です。


補足：　これらのテストはあなたがお使いのモニターに依存します。現在の市販のモニターの精度では正確に4色型色覚を検出することはできないとする研究者もいます。通常のモニターは紫外線が出ませんので、4色型色覚者が特別に見える波長範囲をカバーできません。現在世界中で本当に4色型であると研究者が認定した人は２～３人しかいないとのことです。本当にその人が正常な人と違う世界を見ているかどうかは、その人が自然の風景を写実的に絵に書いたものが正常のひとにはこんなにカラフルには見えないということからわかるようです。

MINI原人は不思議の国のアリスの白ウサギのようなもので、「忙しい”忙しい；」といっていて実は最高ヒマ人だったりするのである。特に敵雪軍とクリスマス休戦中の現在、かなりヒマである。原人がヒマなときは御多分に漏れず、不善をなす。

原人閑居為不善。無所不至。（大学：伝六章；許可なく改変）

原人閑居して不善を為す。至らざる所なし。
意：　徳を備えていない原人は、暇を持て余していると善からぬことに手を染めてしまう。暇があるがゆえ、その不善にも際限が無くなってしまう。

同じ閑でも李白くらいの君子になると異なる。

獨坐敬亭山　　 獨（ひと）り敬亭山（けいていざん）に坐（ざ）す　 衆鳥高飛盡 衆鳥（しゅうちょう）　高く飛んで盡（つ）き 孤雲獨去閒 孤雲（こうん）　獨（ひと）り去って閑（かん）なり 相看兩不厭 相看（あいみ）て両（ふた）つながら厭（いと）わざるは 只有敬亭山 只（ただ）敬亭山（けいていざん）あるのみ

おかりしました。

「独り敬亭山に座す」　李白　Lǐ Bái (701-762)
たくさん飛んでいた鳥たちも空高く飛び去り、
たった一つ浮かんでいた雲も流れさってしまった。今はひたすら静かだ。
こうして向かい合っていて飽きが来ないのは、
ただ敬亭山だけである。

出版当時の表紙です。おかりしました。

孤独と閑を楽しむことにかけては、以前にMINI原人の読書にて紹介したHenry David Thoreau (ヘンリー・D・ソロー、1817-1862）が達人である。　彼の、Walden or Life in the Woods (ウォールデン - 森の生活）をはじめとした著作は、自然の中で、質素に心豊かに生きることを説き、ガンジー、キング牧師を動かし、環境保護運動のバイブル、全てのアウトドアマンの必読書となったのです。 ソローの言葉にこういうのがあります。 “As you simplify your life, the laws of the universe will be simpler; solitude will not be solitude, poverty will not be poverty, nor weakness weakness.” 人生を単純にすると、宇宙の法則が単純になる。孤独は孤独でなくなり、貧困は貧困でなくなり、弱さは弱さでなくなる。

そうです。閑居原人は考えた。あまりにも物欲のとりことなり、モノを捨てられずにいる原人の生活を反省し、モノを捨てよう。　原人生を単純にしよう。

ー　断捨離というと新しい片づけ術かと思うかもしれませんが、そうではありません。断捨離とは、モノへの執着を捨てることが最大のコンセプトです。モノへの執着を捨てて、身の周りをキレイにするだけでなく、心もストレスから解放されてスッキリする。これが断捨離の目的です。（やましたひでこ談）

原人はしかし、車は捨てられないな〜。Volvoさん, MINIさん, Fitさん３台とも必要です。　ペットのちゃべさんも捨てられません。昆虫・蝶の標本も大事です。 よし、決めた、書斎の机の周りのゴミ・書類・紙くずを捨てよう。うをーっ！わが原人生に一片の悔いなし。

ラオウさま、おかりしました。

原人蔵書の１つに「フランスの伝統色」(PIE BOOKS)という本がある。美しいフランスの伝統色270色を図示し、解説した本である。この本の有用性は色の16進・CMY・RGBカラーコードが全色について巻末に載っているのでPhotoshopなどの画像処理ソフトで簡単に色の再現が可能なことだ。ちなみに左のコニャック色は R167G83B47 (#A7532F)である。
←コニャック色です。

Summer Tints　　　John Clare

How sweet I've wander'd bosom-deep in grain,
When Summer's mellowing pencil sweeps his shade
Of ripening tinges o'er the checquer'd plain:
Light tawny oat-lands with a yellow blade;
And bearded corn, like armies on parade;
Beans lightly scorch'd, that still preserve their green;
And nodding lands of wheat in bleachy brown;
And streaking banks, where many a maid and clown
Contrast a sweetness to the rural scene,--
Forming the little haycocks up and down:
While o'er the face of nature softly swept
The ling'ring wind, mixing the brown and green
So sweet, that shepherds from their bowers have crept,
And stood delighted musing o'er the scene.

MINI原人夏の小旅行 1.2 より

夏の色　　　　（鈴木蓮一訳）

市松模様の平らな野原の上に、豊穣をもたらす夏の絵筆が
さまざまな濃淡をもつ成熟の色を彩っていくとき、
私は胸までのびた麦の中をなんと気持ちよく歩きまわったことか。
黄色い葉で淡い黄褐色となったオート麦の畑。
行進している兵隊のように整列した、ひげの生えた小麦。
少し日に焼けているが、まだ緑色を保った豆。
白っぽくなっていく褐色の、垂れている小麦の畑。
速くまで広がっている斜面では、多くの娘や農夫たちが
あちこちに小さな干し草の山をつくり、
田舎の風景と美しいコントラストをなしている。
そのとき、褐色と緑色の混じり合ったそよ風が
自然の顔の上をいつまでもやさしく吹き渡る。
その情景がとても美しいので、羊飼いたちが小屋からこっそりと出て、
それを歓喜してながめながら、たたずんでいる。

おかりしました。

それにしても原人は思う、「自然にはこんなにたくさん美しい色があるのに、どうして車の色はたくさんないの？」。



上の図は自動車塗料の世界的メーカーAxalta社のAxalta Global Automotive 2016 Color Popularity Report（アクサルタ 世界の自動車2016人気色レポート）中の世界の各地域での売れている車の色の割合の図だ。　国や地域によって微妙な違いはあるが、好まれる色はだいたい似たり寄ったり、白・黒・銀が多い。　原人はつまらんと思う。

もちろん自動車の色は顧客層によってもずいぶんと違う。スズキを例にとってみてみよう。

最近、ポップなスタイルとかわいい色ぞろえで大成功を収めたハスラーではインテリアを含めて多くのバリエーションを造れるようになっている。


一方同じメーカーのジムニーでは、「お前ら、色なんてどーでもいいんだろ」とでも言いたげになんと３色しかない（笑）。森で使う車なので迷彩色も欲しいな～（笑）。

メーカーとしてはマーケティングの観点から、資源を節約するか、多彩な色をそろえてそれを魅力の１つとするかという選択になると思う。　もちろんポルシェやベントレーなどの高級車ではわがままな顧客（失礼）のためにお金さえだせば好みの色をなんでも作ってくれる。

一方、選ぶほうとしては、中古車として売るときの再販価値、落ち着いた色（白）、汚れがめだたない色（シルバー）、高級にみえる色（黒）などの自分の好みとは関係ないところで色を選ぶ傾向もある。

車の大辞典 CaCaCaに、「車の色とオーナーの性格」という記事があるので引用しよう。

―黒― 自信が足りない性格。自己コントロールができているという印象を与えることが出来る。 ―赤― 攻撃的な性格である、外向的でエネルギッシュ。 ―青― 冷静で頼りになる。とても忠実なタイプであり、普段も落ち着いた人で、富よりも人情を優先する ―ホワイト― 綺麗好き。保守的で信頼できる、慎重深く純粋なタイプ。 ―シルバ― 楽観的である、名声、富、豪華さを表現する。勤勉な反面、野心的。 ―黄― 自信家で、子供心を内に秘めた好奇心旺盛なタイプ。現状に満足せず、常にもっとよくしようと前進を続けるタイプ ―紫― 美しいものを愛し、目的と強さをしっかり持ったタイプ。並外れた天性の才能に恵まれており、感性や直感力に優れ、より高貴で美的なものを求める。 ―緑― 人生を最も肯定的に見ている。良心的な人で感情のバランスをとるのがうまい。おおらかでノンビリ。 ―ピンク― 行動的（多少気分屋）で陽気。 ―茶色― 温かみがあり、落ち着いた感のある人。変化を好まず、精神面より、物質面の豊かさを重視する。

みなさんはいかがですか？　原人は緑、茶、ピンクを持っているので？？？

同じ記事で事故に遭いやすい色も書かれている。
車体の色別・事故ランキング　( )は全体に占める割合

1位　青(25%) 2位　緑(20%) 3位　灰色(17%) 4位　白、クリーム色(12%) 5位　赤、マルーン色(8%) 6位　黒(4%) 7位　茶色、ベージュ色(3%) 8位　黄、金色(2%) 9位　他(9%)

青や緑（原人もそうだ）の寒色系の車は視認されにくく、黄や茶・赤などの暖色系より事故に遭いやすいので安全運転を心掛けてくださいね。　北海道の冬では白は全然見えなくなりますけど（笑）、逆にドライバーはそれを知っているので昼間でもライトをつけるなどの工夫をしていますね。


　闇夜のカラス（おかりしました）　　　　　　　　　　雪原のシロクマ（おかりしました）

今後もイロイロ色について論じる予定ですのでご期待ください。