電気配線入門　その3

今度はシガープラグの加工の仕方を載せてみます。

こちらはインパネにあるシガーソケットです。ソケットは中心が（＋）でバッテリーから電源が供給されています。内側の壁面および、外側の丸状のリングはGNDです。バッテリー（－）へ帰っていく方です。

こちらはよくあるシガー電源タイプの電装品のプラグです。これを切断してギボシをつければ、シガープラグのない電装品と同じ様に取付けることが出来ます。

プラグの頭の部分が（＋）、側面の金具が（－）になっています。

※（注）画像で側面の金具を2個とも（－）と書いてしまいまいしたが、多くの場合どちらかが（－）の線がつなげてあり、もう片方はダミーで線が全くつながっていません。分解したり、テスターを当てると分かります。

こちらは線が黒/白と、黒の線になっており、黒/白が（＋）、黒が（－）になっていました。どちら側の線が（＋）か（－）か分からない場合は、プラグの部分を分解して確認してみましょう。

または線の先を検電テスターで確認し、判断することも出来ます。

プラグの多くは頭をねじって外すと、このように中からガラス管ヒューズが出てきます。

ヒューズを取出して、ヒューズホルダーという物に入れて使えば、電装品を今までと同じ状態で保護して使うことが出来ます。

ヒューズはなくても電装品は当然動きますが、壊れてはいけない高価な電装品にはつけた方がよいでしょう。



【ヒューズホルダー】
http://www.amon.co.jp/seihi/seihi_group.php?id=19#ヒューズホルダー

こちらは電装品本体のジャックに挿すプラグです。物によってはこの様なプラグで接続する物もあると思います。

ほとんどの物はプラグの外側が（－）、中心の穴の中が（＋）です。

また線を切断して、加工する際に気をつけたいのは電圧です。時々、電装品によっては、シガープラグから本体に入る前の過程で、電圧を12Vではない電圧に変換している物があります。

ポータブルナビ、ソーラー電源、USB、内蔵電池で動く物等は、12Vではない電圧が本体に入力されている可能性があります。製品の仕様などを読んでみて判断しましょう。

電圧の値が測れるタイプのテスター（電圧計）であれば、プラグの電圧を測定して、判断することも出来ます。

また電圧が12V以外の物に変換されている場合は、このようなソケットを使用すれば、配線から電源を取ることが出来ます。

また線を切断するとメーカー保証が受けられなくなり、高価な電装品の場合は心配です。その場合もこの様なソケットを使用しましょう。


【電源取出しソケット】
http://www.amon.co.jp/seihi/seihi_data.php?id=2329
http://www.amon.co.jp/seihi/seihi_data.php?id=12554