娘が通勤に使い始めたワゴンRのブレーキが盛大に鳴くらしい。家を出ていくときには、音はしていないのだが、会社から出るときには駐車場にいる皆さんにはっきり分かるくらい大きな音で鳴くという。
会社の人は、母親のお下がりに乗っていることを知っており、キーキー言わせて帰るのを見るたび、もう替えたらと言われまくっているみたいで、まだ貯金ができてないのに、車を買うと言い始めた。次のボーナス貰うくらいまで、我慢したら、好きな車が買えるだろうに・・・・、ということで、鳴き止め処置をしてみることにした。
タイヤをはずしたところ。ごくごく普通に見える。
ボルトをひとつ外して。キャリパー部を上にオープン。ネットで見たとおりに進めていく。
次にブレーキパッドを外す。外側に素直に引けば外れる。裏表の様子は、これもごくごく普通の様だが、ピストン側のパッドにシムがない。ネットで見たのには、パッド2枚ともに同じようなシムが付いていたのに、これには付いてない。
よくよく見てみると、パッドの背にシムらしき跡がついているのが分かる。
キャリパーピストンを見ると、ピストンにハマっている形で丸いシムがありました。
軽のためコストダウンでこうなっているのか、軽はこんな感じなのでしょうか。
その丸いシムを外すとこんな感じ。
キャリパー部を元に戻す時にハマりやすいように、ピストンを戻す。たまたま農機のメンテでスプレッダーが必要だったので、ピストン戻しを持っていた。本来の使い方で使うと思いもしませんでしたが、役に立って何よりでしょう
パーツクリーナーブレーキ部を色々とクリーニングして、当然シムとパッドの背も綺麗にする。その後スズキディーラーで頂いたブレーキパッドグリスを塗布。グリスは金色。ネットで調べるとどうやら銅粉末が混ざっているみたい。
基本接触部に塗布。パッド、シムとも背中側の接触部に塗布。丸いシムにはおまけで、お腹側にも塗布。グリスは5~8グラムくらいで多くないので、足りるのかと思ったが、余った程でした。塗って少しするとゴム状に少し硬化する。これで泣かなくなるって言うのは納得。
組み付けたところ。初めてなのでネットの作業の様子を参考にして、戸惑いながらもなんとか完了。
この後、タイヤを取り付け。ネットで勉強しておいた通りに、エンジンかけて停止状態でブレーキを思いっきり踏み込んで、ピストンをパッドに接触させる。一発目は、すっと、感触なく踏み込めてしまうので、これをせずに公道に出るのは危ない。
もう二週間ほど走っているが、ブレーキ鳴きは皆無となったらしい。娘もキーキー鳴かなくなったことで、もう少し乗り続けると言ってます。
エンジンオイル交換と合わせて、半日くらいでした。慣れてたら、半分以下の時間でできるでしょうね。
Posted at 2016/12/29 15:57:59 | |
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