2月28日に書いた、
マツダコネクトってどうなの?という記事の続きです。
その後、3月3日に
記事にした通り、故障と思われるトラブルはあったものものの、ナビ自体は普通に使えています。
しかし、普通に使っている中で、マツダコネクトのナビが道に迷う状況が見えて来ました。
【マツコネナビが道に迷う状況その1】
GPS が遮られる屋内駐車場などで、階を上がるためにぐるぐる回ったり、何度も切り返しながらバックで車を止めたりすると、最大45度ぐらい方向が狂うときがあります。位置も多少ズレます。これは極低速度領域での車体側から得られるヨーレート情報や車速情報の誤差が大きいことが原因ではないかと思われます。
まったく同じ状況で、パイオニアナビでは全く狂いはありませんでした。
この状況のまま、翌日車を出し、GPS情報を得られないまま屋内駐車場でぐるぐる回ると、あらぬ方向に車の向きがズレ、さらにナビ上ではたまたま道があったりすると、まったく見当違いの方向に車が動き出します。
GPS を取得できれば、車が動きながら数秒経つと、正しい位置と方角に修正されますが、たまたまGPSが取得できない状況(赤もしくは橙ランプ)だったりすると、そのままズレた方向に進んで行ったりします。
【マツコネナビが道に迷う状況その2】
GPS が正常に取得できている状況でも、交差点で方向を間違うことがありました。
交差点への侵入方向から車を走らせ、交差点手前のカーブでは速度を落として進入し、交差点で一時停止します。
その後、90度右方向に車を走らせたのですが、ナビ上ではその脇にある道の方向にズレていってしまったというもの。
おおよそ10秒後には正しい位置に戻りましたが、パイオニアナビではこの様な経験は全くありません。
これも原因は、その1と同様に「極低速度領域での車体側から得られるヨーレート情報や車速情報の誤差が大きい」からではないかと思われます。特に交差点進入手前のカーブが誤差を大きくする原因になっている様に感じます。
市販ナビでも車速センサーを入れますが、それ以外に加速度センサーが付いているのは、低速度領域での精度確保のための様ですね。
数千km 走ってやっと気づいた程度の頻度ですが、入り組んだ曲線道路が多かったり、高い建物や高架が多くGPSを取得しにくいなど、地域の道路状況によっては起きてもおかしくない話。
私にとっては、正直なところ、マツコネナビで困らない、という状況は何も変わりません。
マツコネナビを嫌って、他社のナビを付けるというのは馬鹿馬鹿しいですし、それほどまで酷いものではありません。
次の車がマツコネでも全然問題ありませんし、むしろそうしたいぐらい。
しかし、CX-5 など400万円を越す車にも「この精度のナビ以外は装備できない」のは、車の商品価値の面で大きな問題ではないかと思ったりもします。
マツダさん、水平方向だけでいいので、高精度ジャイロと加速度センサーを付けませんか?
もしくは低速度領域でのヨーレート情報と、車速情報の精度向上を図ってもらえませんかね。
そして、従来車種に対してもアップグレードができる様にしてもらえると、嬉しいなぁ。
【追記】続きの記事はこちら、
マツコネナビが御乱心するのはウチだけ?! です。
Posted at 2017/03/11 13:44:00 | |
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