冒頭に書きます。
■再び方向ズレ発生
また方向ズレが発生しました。
遠出をすると起きるケースが多いのですが、今回は長岡へのドライブが原因です。
長岡に到着した時点で、アレと思う状況になっており、確認したら方向ズレが起きていました。
■CX-8 の位置飛びは解決か
これとは別の、自車位置演算ユニット搭載車で起きるという位置飛びについては、AngelKiss さんのブログ
CX-8 自車位置ずれ対策方法 にて、自車位置飛びの不具合の解決方法が公表されました。
CX-8 及び、自車位置演算ユニット付きCX-5にて、自車位置ずれ(飛び)が発生する時の対応方法です。言葉にしてしまえば簡単です。
自車位置演算ユニットの取付角度を自動車の進行方向に対して平行(0度)にして、車両に取り付け直すだけです。これだけで、嘘のように自車位置ずれ(飛び)が無くなります。
AngelKiss さんのブログに書かれている通り「本当なの?」「勘違いでは?」と思う方も多いかと思います。
私も当初、AngelKiss さんから「自車位置演算ユニットの取り付け角度を疑っている」と聞いた時には、うーん、そうなのだろうかとちょっと疑問に思いました。
有り体に言えば、「マツダもそこまで馬鹿じゃないだろう」と。
果たして、自車位置演算ユニットを走行方向に取り付けると、見事解決。
ひたすら GPS アンテナを疑っていたマツダは何をやっていたんでしょうね。
結論としては「マツダもそこまで馬鹿じゃないだろう」と思った私が馬鹿だったということになります。
■マツダコネクトナビの問題を再整理
現在のマツダコネクトのナビゲーションシステムには、次の3つの位置精度に関する問題があるように思います。
・自車位置が突然移動(ワープ)してしまう「位置飛び」
・数メートル程度の誤差により脇道などに誤判定する「位置ズレ」
・実際に曲がった角度よりも大きく(小さく)認識する「方向ズレ」
「位置飛び」は、自車位置演算ユニット付き車の CX-8 で報告され、進行方向右側へずれていくのが特徴でした。突然間違った場所に「飛ぶ」のが特徴です。
原因が、右に傾いた自車位置演算ユニット取り付け方向だとすると、納得です。
マツダコネクトナビが位置飛びする理由
https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/42933644/
「位置ズレ」は、そもそも GPS 測位にそれほどの精度はないため、ジャイロの精度が低いことにより起きる誤差です。マップマッチングで間違った道を進み、GPS測位により突然正しい道に戻ってきます。
マツダコネクトの位置ズレ再現(四ツ木大橋編)
https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/41533023/
そして私が困っているのは「方向ズレ」です。
マツダコネクトナビが位置飛びせずに方向ズレする理由
https://minkara.carview.co.jp/userid/2738704/blog/42939678/
右左折の際に、ナビ上では実際に曲がった角度より大きく(小さく)認識するというもの。GPS で測位できる状況では、曲がった後しばらくしてマップマッチングも機能して補正されますが、GPS測位ができない屋内駐車場などでは、誤差が累積して大きくずれます。
■方向ズレへの対応
そしてディーラーに「また方向ズレが発生しましたよ」と連絡したところ、時を同じくしてディーラーに対して方向ズレの対処方法の連絡があったとのこと。
・SASユニット(エアバック制御)の交換
SASユニットが出力しているヨーレートセンサーの値がおかしいのだとか。
しかし、ハードウェアの異常であれば、ソフトウェア的なリセットでしか治らないのはおかしい。
その点をディーラーに確認したところ、ヨーレートセンサーの異常値により、ソフトウェアで管理している補正値がおかしくなり、それによりソフトウェア的なリセットでしか治らなくなるのだろうとのこと。
また、私はいままでヨーレートセンサーはハイドロリックユニットの値を使っているのだと思っていましたが、SASユニットの値「も」使っているそうです。
その点も意外でした。
色々と不安がありますが、ともかく交換してみて様子見です。
最後に AngelKiss さんのブログから。
早急に正しい自車位置演算ユニット バージョンCの提供をお願い致します。私もそれを待っています。その際には、自車位置演算ユニットのマルチパス対応も改善して頂くようにお願い致します。
Posted at 2019/08/05 20:37:40 | |
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