この記事は、
マツダの気になる未来(2)について書いています。
今のマツダ車が目指しているのは人馬一体で、それは
・ドライバーの運転操作次第でクルマの動きが変わること
・各車毎にスイートスポットのようなものがあって、そこを外すと気持ち悪い反応がドライバーに返るように作り込んである
・スイートスポットにハマると気持ち良い反応がドライバーに返り(i-DMが青ランプを点けて支援)、ドライバーの意識がそこに向くと、ドライバーとクルマの対話が始まる
・ドライバーが操作(アクション)と反応(リアクション)を意識した運転になり、「操作」と「期待する反応」が一致してくると、運転という行為が俄然、楽しくなってくる(フロー理論の成立)
ってな具合です。ね?一言で説明できないでしょ?難解である所以です(^_^;)
ただ、この楽しさにドライバーが気付くと、非常に特徴的な反応が起こります。
その最たるモノは「スピードを出す、速く走る、といったモチベーションが下がる」こと。
自分の中で何となく思っていても言葉にできない部分を、ここまできちんと言葉にした記事は初めて見ました。
自動車を評論して飯食っている人は、このぐらいの記事を書けばいいのに。
車を運転する様になって○十年、自動車教習所で正しい運転の仕方は習ったけど、例えばこのカーブではどの程度まで速度を落とすべきなのか、どの程度の速度でハンドルを切るべきなのか、加速はどのタイミングで、どの程度の加速をするべきなのか、そういう「
美しい運転の仕方」を習ったことはなかったと思う。
たまたまiDMという機能があって、点数が全く上がらずどうしてだろうと思い、インターネットを検索してふむふむと運転の仕方を変えて、座り方まで変えて、そこで見えてきたのは、
・やっぱり自分は運転が下手
・でも何時間運転しても楽しいと思える様になった
・腰も痛くなりにくくなった
・一部の同乗者にすごく評判がよくなった
(上手いタクシー運転手みたいだと言われた)
・ことさらにスピードを出すことに魅力を感じなくなった
まず、自分はスピードを出してもなお美しい運転ができるほど上手くはないと自覚する様になりました。だって明らかにアクセルもブレーキもハンドルも雑になるのが自覚できますから。
本当に速い人って、スピードを出してもなお運転が上手いんでしょうね。
いい運転ができてますよ〜と教えてくれるのがiDMの青ランプなんだけど、それなりの急減速・急加速でも、躍度(加速度の変化率)を抑えて一定速度での加減速ができればちゃんと青ランプが点灯するんですよ。
逆にちょっと踏み込みが雑だったりや、アクセルを乱暴に離したりすると簡単に白ランプが点灯する。
で、青ランプです〜っとカーブを曲がると、実際に気持ちいいんですよ。
前タイヤで曲がっているんじゃなくて、四輪で曲がっている感じがする。
(もちろん実際は前タイヤの舵角で曲がってるんですけどね)
私のiDMの点数は、人に自慢できるほど高くはないですし、人に教えるほど上手くもありません。
でも、点数を気にするというより、この運転はいいですね、ここは雑ですね、と教えてくれる装置だと思って付き合ったら、運転が上手くなる様に思いますよ。
そうそう、ちなみに私の中で国沢さんの評価は極めて低いです。
Posted at 2020/07/10 20:11:31 | |
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