
ウクライナを見ていると蹂躙されるばかりで戦争ですらない。
世界は誰も助けない。
21世紀に20世紀型の侵略戦争が起こったことにも、人類は20世紀からひとつも進歩していないことにも驚きました。
ただただ気の毒に思い、心が痛みます。
ウクライナに祈りを
🇺🇦 Молиться за Украину 🙏
- - - - -
見えない戦争
現代の戦争はミサイル攻撃では始まらない。
2021年武蔵野市長は外国人に住民投票権を与える条例を市議会に提案したが、否決された。
それから10年経ったある日、外国人参政権が成立した。
日本国籍を持たなくても在日外国人の選挙権、被選挙権が法律で認められるようになったのだ。「多様性の尊重」だと言う。
しかし、移民問題を抱えている国は多いが、外国人に参政権を与えている国はない。
遡れば発端は労働法制の改正だった。
少子高齢化による労働者不足を名目に「外国人技能実習制度」が生まれた。
「実習」という名目で安い外国人労働者をこれまで受け入れができなかった単純労働に利用できる法律だ。
実習生を斡旋する企業の8割はいかがわしい「女衒」のような会社ばかりだった。
逃亡して行方がわからなくなる外国人労働者が増えた。
外国人による犯罪も増え、治安が悪化した。
入管は弱い外国人女性を虐めて殺してしまったが、犯罪者は野放しのままだ。
それなのに、この制度はその後さらに拡充され、条件を満たせば定住も可能な制度に変わった。
実質的に移民を解禁する法改正だった。
時の政権が安い労働力を求める経営者団体の要求に忖度した結果だ。
在日外国人は増え続けた。
もともと自動車工場があるお膝元の地域では外国人が多かったが(日系外国人などは以前から特例として単純労働が認められていた)、法律の改正により在日外国人が増え続けた。
そして外国人参政権の成立により、地方自治体の外国人議員が誕生した。
国政への参加も少しづつ増え始めた。
一旦門戸を開放したら後戻りはできない。
2040年それは九州で始まった。
福岡県、佐賀県、長崎県そして熊本県が突然独立を宣言し、親中派の北九州政府が誕生したのだ。
県内の警察や自衛隊は外国の軍人に制圧され、ほとんど戦闘も行われなかった。
西南戦争で熊本鎮台への攻撃に固執し失敗した薩摩軍の故事を踏まえて、独立軍は自衛隊西部方面隊の第4師団(福岡)をはじめとする各師団の駐屯地を同時にかつ速やかに制圧した。
西郷どんの時は警察の暗殺部隊が薩摩潜入に成功したが、侵入しようとした本州や鹿児島からの警察の治安部隊は実力で阻止された。
この段階では自衛隊は展開できず、当然武器も使用できない。
法律が想定していないからだ。
それに大規模な攻勢をかけると、日本は西南の役以来の内戦に突入してしまう。大久保利通の太政官政府とは異なり、日本政府は躊躇した。
独立軍の軍人はすべて労働者として入国していた在日外国人だった。
そして日本にはスパイを取り締まる法律もなかった。
独立を宣言した西日本共和国をすぐに中華人民共和国と統一朝鮮国が承認した。
そして自国民の保護を理由に中国と朝鮮国が派兵を決定した。
西日本共和国親中傀儡政権が要請したのだ。
版図内の企業はすぐに接収され、国営企業となった。
熊本県で稼働していた台湾TSMCの最新鋭の半導体工場も接収された。
日本は中国政府に抗議をしたが、米国が沈黙したままではなすすべがなかった。
国力と軍事力で米国は既に中国に及ばないのだから無理もない。
そもそも日米安保条約の発動要件を満たしているのかも曖昧だった。
日米安保条約に頼り切って国防力の強化を怠った日本には遺憾砲を撃つしか手がなかった。
国連安保理では常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使したので非難声明さえ出されなかった。
ミサイルを一発も撃たずに見えない戦争は終結する。
今回神風は吹かなかった。
現在沖縄でも独立の機運が高まっている。
もし沖縄が独立したら、辺野古基地の在日米軍も撤退を余儀なくされるだろう。
いや、米国にとって撤退の良い口実になるかもしれない。
目と鼻の先の魚釣島の最新鋭ミサイル基地から狙われているからだ。
もうすぐ西日本共和国の国民投票が行われる。
中国に併合される是非を問う投票だ。
投票の公平性が担保される保証はない。
米国の大統領選挙でさえ不正が行われても裁判所が審理を拒否したのだから。
投票の趨勢は福岡銀行と肥後銀行を傘下に収めたJPモルガンの意向次第だと言われている。
彼らは歴史的にイデオロギーとは無縁だから、損得で動くだろう。
これで終わりではない。
本州、北海道などすでに多くの国土が外国人に買われている。
政府が強い規制をしてこなかったからだ。
宮城県や静岡県などに続いて命の水を海外企業に委ねてしまう地方自治体も増える一方だ。
「でもおるは心配しとらんばい。
飛鳥時代以前に戻るだけじゃろう。
ばってん今度は厩戸皇子はおらんけん。
しょんなかばい。
また皇帝から金印でももろうたらよか」
(ばってん荒川Jrイサオ氏談)
#ウクライナ
#本稿はフィクションであり、実在する国、人物、地名とは関係ありません。
Posted at 2022/02/27 09:25:43 | |
トラックバック(0)