CIAとJFK暗殺について情報源が語ったこと
2022年12月15日 FOX NEWS
◯タッカー・カールソンはCIAがJFKの暗殺に関与していたかどうかを問うている。
（※タッカー・カールソンはアメリカの保守派政治コメンテーター。2016年からFOXニュースの政治トーク番組『タッカー・カールソン・トゥナイト』で司会を務めている）
ジャック・ルビーがダラス警察本部の地下でリー・ハーヴェイ・オズワルドをカメラで撮影して間もなく、多くのアメリカ人はケネディ暗殺について疑問を持ち始めた。
それは、かなり異常な出来事の連続であったと認めざるを得ないだろう。
単独犯が合衆国大統領を殺害したのだ。
そして、48時間以内に、その単独犯は別の単独犯に殺された。
その確率は？雷に打たれることは稀だが、あり得ることだ。
しかし、家族全員が違う日に雷に打たれたとしたら、これはまったくの自然現象ではないのではと疑い始めるかもしれない。
しかし、アメリカ政府は、この奇妙な殺人の連鎖はすべて完全に自然なことだと答えた。
JFK暗殺から1年も経たないうちに、ジョンソン・ホワイトハウスはウォーレン委員会報告書というものを発表した。
その報告書では、動機は不明だが、リー・オズワルドとジャック・ルビーの両名が単独で行動したと結論付けている。
「誰も彼らを助けてはいない。何の陰謀もなかった。事件は解決した。前へ進む時だ」
そして、多くのアメリカ人は前に進んだ。
当時、彼らはウォーレン委員会がいかに粗悪で腐敗したものであるかを知らなかった。
CIAが強要されて、リー・ハーヴェイ・オズワルドとの関係について調査官から情報を隠していたことを認めるまで、50年近くかかるだろう。
しかし、その時でさえ、それが知られる前、政府の説明は完全にもっともらしいとは思えなかった。
そして、それに対して明らかな疑問を投げかける人たちも出てきた。
その時、アメリカ人が公式のストーリーを疑い始めたので、「陰謀論」という言葉が我々の辞書に入ったのだ。
ランス・デヘイブン・スミス教授がこのテーマに関する本の中で指摘しているように、「陰謀論という言葉は1964年以前にはアメリカの日常会話には存在しなかった」のである。
ウォーレン委員会が報告書を発表した1964年に、ニューヨークタイムズは "conspiracy theory "が登場する記事を5つ掲載した。
さて、今日、アメリカの政治に関するニューヨークタイムズの記事には必ずと言っていいほど、「陰謀論」という言葉が出てくる。
今も昔も、政府が答えたくないことを質問する人に対する武器として使われている。
しかし、60年にわたる罵倒にもかかわらず、こうした疑問は消えていない。
それどころか、時間とともに増えている。
そのうちの1つを紹介しよう。
1964年4月、ルイス・ジョイロン・ウエストという精神科医が、ダラスの刑務所の隔離房にいるジャック・ルビーを訪ねた。
ウェストの評価書によると、彼はジャック・ルビーが「技術的に正気でない」ことを発見し、直ちに精神科病院に入院する必要があると判断したのだ。
この結論は、不思議なことに、それまでジャック・ルビーと話をしたことのある者の誰も到達しなかったものだ。
ルビーは、彼を知る人々にとって完全に正気であるように見えた。
ルイス・ジョリオン・ウエストは彼を狂気と断定しました。
しかし、ウエストは、彼が当時CIAのために働いていたとは言わなかった。
ルイス・ジョリオン・ウェストは、スパイ機関の契約精神科医だった。
彼はマインド・コントロールの専門家でもあり、CIAがアメリカ人に強力な精神科治療薬を知らないうちに与えるという、今では悪名高いMKUltraプログラムの中心人物であった。
では、世界中の精神科医の中で、この男がジャック・ルビーの監房で一体何をしていたのか？
メディアはそれを知ろうとはしなかったようだ。
実際、ニューヨーク・タイムズ紙は1999年のウエストの追悼記事で、彼がCIAで働いていたこと、ましてやジャック・ルビーの独房で過ごしたことについては一切触れていない。これは関連性がありそうだ。
狂人でない人々が、本当は何が起こったのかと不思議に思うのは当然だろう。
そしてもちろん、多くの人が疑問に思ってきた。
1976年、長い間忘れられていたことだが、下院はJFK暗殺を再調査する特別委員会を発足させた。
その結論は、超党派によるものだった。
ジャック・ケネディは、ほぼ間違いなく陰謀の結果、殺害された。
しかし、問題は誰による陰謀なのか？
明らかにCIAであろう。
そうでなければ、なぜCIAは重要な証拠を調査官に隠匿したのだろうか？
長年にわたって機密を保持するための正当な説明はあるのか？
私たちの知る限りではそれはない。そして、それは違法だ。
1992年、議会は「ジョン・F・ケネディ大統領暗殺記録収集法」を可決した。
この法律は、JFKが殺害されてから54年後の2017年までに、すべての文書の完全な開示を義務付けている。
（※それまでは2039年まで非開示とされていた）
前政権はその法律を完全に遵守すると約束した。
しかし、CIA長官マイク・ポンペオの強い圧力により、最終的に数千ページに及ぶCIA文書を非公開とした。
本日午後、バイデン政権は全く同じことをした。
60年近く経って、関係者が全員死んだ後に、何千ページもの文書になる。
しかし、我々はまだそれらを見ることができない。
明らかに、誰かを守るためではない。
みんな死んでいる。組織を守るためなのだ。でも、なぜ？
今日、我々はそれを明らかにすることにした。
まだ隠されている CIA の文書にアクセス出来る人物に話を聞いた。
その文書に書かれている事を良く知っている人物だ。
その人物に、
「アメリカ大統領であるジョン・F・ケネディの殺害にCIAは関与していたのか」と直接聞いてみた。
すると、こんな答えが返ってきた。
「答えはイエスだ。彼らは関与していたと思う。私たちが思っていたのとは全く違う国です。すべて捏造だ」
これほど耳障りの良い回答はないだろう。
繰り返しになるが、この人は私たちが話した「陰謀論者」ではない。全く違う。
またしてもアメリカ国民から隠蔽されている情報を直接知っている人物である。
そして、私たちが得た答えは明確なものだった。
CIAは大統領暗殺に関与していたのだ。
さて、最初から疑っていたと聞いても、驚かない人もいるだろう。
しかし、あなたがどう感じようと、ケネディ暗殺についてどう考えようと、これが何を意味するのか、一歩立ち止まって考えてみてほしい。
つまり、アメリカ政府の中には、民主主義のコントロールを完全に超えた勢力が存在するということだ。
これらの勢力は、それを監督しているとされる選挙で選ばれた議員よりも強力である。
これらの勢力は、選挙結果に影響を与えることができる。
アメリカ大統領の殺害に加担したことを隠すことさえできる。
言い換えれば、彼らはやりたいことはほとんど何でもできるのだ。
彼らは政府の中の政府を構成し、その存在そのものによって、民主主義という考えをあざ笑っているのだ。（※ディープ・ステイトと呼ばれている）
政府高官が彼らを雇っている有権者を無視するのを30年見てきて、私たちは皮肉になったが、これを知ってショックを受けた。
許されないことだ。
ジョン・F・ケネディが殺されて以来、アメリカ人は年を追うごとに政府を信じなくなっている。
たぶんこれが理由だろう。
そして、人々は長い間このことを知っていた。
知っていた人たちとは、1963年11月以降のすべてのCIA長官を含むだろう。
そのリストには、オバマのCIA長官、ジョン・ブレナンが含まれている。
彼はアメリカ人の中で最も邪悪で不正直な人物の一人だ。
このリストには、悲しいことに、前政権でCIAを運営していた我々の友人、マイク・ポンペオも含まれている。
マイク・ポンペオはこのことを知っていた。
我々はポンペオに今夜の取材を申し込んだが、彼はめったにテレビのインタビューを断らないにもかかわらず、取材を拒否した。
再考を望む。
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（※追記）
1992年、ジョージ・ブッシュ大統領は、25年以内に暗殺関連の機密文書を全面公開することを義務付ける法律に署名しました。
その後、2017年にトランプ大統領は当初は機密保持の延長をしないことを表明していましたが、CIA等が公開延期を求めた一部の資料についての公開を180日後まで保留、7月24日に機密資料3810点、法律の期限切れとなる10月26日に2891点が公開されました。
一方で、公開が保留された一部の資料については、最終的に判断が延期され、2021年10月までに改めて公開の是非を検討することとなりました。
2021年10月23日、バイデン大統領は未公表の資料の全面公開を2022年12月15日まで再延期することを発表。
今回の記事を見ると、バイデンは更に公開を延期したようです。
フォックスはCIA/DSの影響力があると言われているニューヨーク・タイムズやCNNと異なり、DSの影響を受けないトランプがフェイクニュースと呼ばなかった数少ないメディアのひとつです。
JFKの暗殺が単なる昔の事件とだけ考えていたら、現在の戦争やコロナ、日本の外交や防衛などへの影響力は決して理解できないでしょう。
CIAとJFK暗殺について情報源が語ったこと
