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ワクチン接種を受けた人は、ウイルスに感染し拡散するリスクが高いだけでなく、ワクチンによって感染しやすくなっている可能性があることが1年以上前から指摘されていました。いくつかの研究例（論文）を紹介します。
しかし日本を含む公衆衛生当局はこれを無視し続けています。意図的に無視し続けているように見えます。
昨日の加藤厚労大臣の予算委員会の答弁を聞けばわかるでしょう。


■ オックスフォード大学の研究
（2021年11月 ランセット誌掲載）
出典

2021年末の時点でワクチンを接種しても実際にウイルスに感染し、拡散する可能性を高めることが明らかになっていた。
この研究では、2021年3月と4月にアストラゼネカ社のワクチンを接種したベトナムの病院スタッフ900人を追跡調査した。
5月に全スタッフが検査で陰性だったにもかかわらず、6月11日にワクチン接種グループの中で最初の患者が検出された。
再検査の結果、すぐに52人の追加患者が確認され、病院はロックダウンに追い込まれた。
その後2週間で、さらに16例が発見された。
衝撃的なことに、感染したワクチン接種グループのウイルス量のピークは、ワクチン未接種のスタッフの251倍であることも判明している。

【訳】
ベトナムの医療従事者におけるワクチン接種後のSARS-CoV-2 Delta亜型の画期的な感染に関する観察的研究
概要
背景
ワクチン接種者におけるSARS-CoV-2デルタ株の画期的な感染に関するデータは限られている。
研究方法
ベトナムの感染症病院でオックスフォード・アストラゼネカ社のワクチンを接種した医療従事者の破瓜型感染症について調査した。
人口統計学的データと臨床データを収集するとともに、連続 PCR 検査、SARS-CoV-2 抗体の測定、およびウイルスの全ゲノム配列の決定を行った。
調査結果
2021年6月11日から25日（2回目の投与から7-8週間）の間に、69人の職員がSARS-CoV-2陽性と判定された。
62名が研究に参加した。ほとんどが無症状または軽度の症状で、全員が回復した。
22の完全ゲノム配列が得られたが，すべてDelta変異型であり，地域社会から得られた同時期のウイルスや集団発生前に入院した患者のウイルスとは系統的に異なっていた。
Ct 値から推定されるウイルス量は，2020 年 3 月/4 月にオリジナル株に感染した症例と比較して 251 倍であった．
診断から PCR 陰性までの期間の中央値は 21 日（範囲 8～33）であった。
2回目のワクチン投与後、または診断時に測定した中和抗体（阻害率で表示）は、感染していない完全なワクチン接種を受けた対照群よりも症例で低かった（中央値（IQR）
：69.4（50.7-89.1）対91.3（79.6-94.9）、p＝0.005、59.4（32.5-73.1）対91.1（77.3-94.2）、p＝0.043）。
また，ワクチンによる中和抗体価は，ウイルス量のピークや症状の発現との相関は認められなかった．
解釈
オックスフォード・アストラゼネカ社ワクチン接種後のブレイクスルーデルタ変種感染は、無症状または軽症を引き起こす可能性があるが、高いウイルス量、長期のPCR陽性、ワクチン誘発中和抗体の低レベルと関連している。
疫学的データと配列データから、完全なワクチン接種を受けた人の間で継続的な感染が起きていることが示唆された。


■ CDCの調査
出典

2021年6月のCDCの報告書により、ワクチン接種者はワクチン未接種者よりもCovid-19に感染・拡大する可能性が高いことが既に明らかになっていた。
公共の集まりに参加したマサチューセッツ州住民を対象に調査した469例のうち、346例がワクチン接種者であり、その74％がCovid-19の症状を呈し、1.2％が入院していることが判明した。
一方、残りの123例はワクチン未接種者の間で、入院したのはわずか1人（0.8%）で、どちらのグループでも死亡者は出なかった。
また、ウイルス量はワクチン接種者と非接種者で非常に似通っており、両グループの感染力は同等であることが研究により分かった。

【サマリー訳】
大規模な市民集会と関連したCOVID-19ワクチンによるブレークスルー感染を含むSARS-CoV-2感染の発生-2021年7月、マサチューセッツ州バーンスタブル郡
2021年7月、マサチューセッツ州バーンスタブル郡の町で複数の大規模な公共イベントが発生した後、7月3日から17日の間に同町に旅行したマサチューセッツ州民の間で469例のCOVID-19が確認され、346例（74％）が完全予防接種者に発生した。（注「完全接種」とは2回接種済みのこと）
133人の患者の検体の90%でDelta変異型が確認された．
サイクルの閾値は，完全なワクチン接種を受けた患者とそうでない患者の検体で同程度であった。


■英国保健社会福祉省の研究
出典
英国保健社会福祉省の研究により、Covid-19ワクチンは有害である可能性があり、感染や伝播の防止に有効でないことが2021年8月には明らかになっていた。

この研究の著者は、ワクチンは感染感受性を低下させると主張した。
しかし、以下の批判が寄せられた。
「本研究では、英国で進行中の集団規模のSARS-CoV-2モニタリングを分析し、ワクチン接種者と非接種者のウイルス量がほぼ同じで、以前の記録よりはるかに高いことが判明した。
また、ワクチン接種を受けた人々の間では、陽性と判定された時点で症状を呈しているケースが大半であることも明らかになった。
この研究でPCRテストが陽性となった人の82%は、完全にワクチンを接種した人であった。
つまり、この研究の著者は本質的に嘘をついており、ワクチンは感染感受性を低下させるどころか、劇的に上昇させている」