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高校（私立男子校）時代にお世話になった英語のN先生（故人）は陸軍中野学校出身で、英語の他に中国語、タガログ語も堪能でした。
自分は「必修クラブ活動」で中国語も教わりました。（ほとんど忘れてしまいましたが）
校内の噂では、先生は上地流という琉球空手の達人で、座布団を手刀で斬ったという伝説が伝わっていました。

先生は太平洋戦争中、比国で上陸してきた米軍将校を民間人に化けて狙撃していたそうです。
終戦後、佐世保港に降り立った先生は米軍に拉致され、拘束されました。
「私は民間の商売人ですから人違いですよ」と言うと、「嘘つけ」と写真を見せられたそうです。
それは先生が木の上から狙撃している写真でした。部下のフィリピン人が売ったようです。
戦犯として処刑すると脅されて、先生はOSSというアメリカの諜報機関（CIAの前身）のスパイになりました。
サンフランシスコで活動されていたと聞きました。
以上は先生ご本人から授業中に聞いた話です。

高三の英語の授業で先生が「世界史では朝鮮戦争はどちらが仕掛けたと教えられていますか？」と問うと、誰かが「北朝鮮の奇襲攻撃で始まりました」と答えました。
先生はニヤニヤしながら、「それで良いです。史実はそれでよいが、実際は米国側が北朝鮮軍を何人も狙撃して挑発した」のだそうです。
すっかり忘れていましたが、それを思い出して、戦争はいつも同じ手口で始まるものだ、と思いました。

いま台湾問題を挑発しているのもアメリカの方です。

朝鮮戦争を仕掛けたのは実は◯◯です（馬渕睦夫大使の話）

その2