2010.11.4(木)
国道204号線を南へと走り出す。戦国武将の陣跡の看板をいくつか見ながら玄海原子力発電所付近を通過、山の斜面を織りなす見事な棚田を横目に田舎道を気持ちよく駆け抜けていると渋滞の後尾に着いてしまった。
まだ17時前だし帰宅ラッシュではないよなと不審に思いつつ、イライラしながらゴーストップを繰り返す。
結局それはガソリンスタンド前でバイクと車の接触による事故渋滞であった。被害者には気の毒だが、渋滞に巻き込まれた人も貴重な時間を無駄にした被害者である。
「おみやげは 無事故でいいの おとうさん」という良くできた標語を常に胸に刻み、安全運転で頼みます。本当に。
この時点で佐賀観光は切り上げ、次は長崎県の平戸市に行って江戸時代の鎖国前の貿易の窓口だった街並みを散歩しようと思ったのだが、日没後の残照は期待できず夜の帳も完全に下りているであろうから行くだけ無駄と思い、長崎市の夜景を楽しもうと、行く先を稲佐山に決めた。
焼き物で有名な伊万里市、有田町を通過し、佐世保市へ。するとハウステンボスの看板が現れた。これは有名な施設ではないか。とりあえず入り口だけでも見てみようと寄り道することに。
18時45分、施設のそばまで来ると、西洋の教会風の建物が数棟、ライトアップされていた。駐車場らしき場所に車を停め写真撮影。するとここにチェーンを張りに来た職員が現れた。
色々聞いてみたところ、「ここはハウステンボスではなくJRA(競馬の場外馬券売場)だ。ハウステンボスは入場料金は日中は2500円だが夜は駐車場代500円払えば一部無料で入れる」などの情報をいただいた。無料とあれば行くしかない。
フリーゾーン用駐車場に車を停め、いざ中へ。しかし園内の照明は暗く、案内板も不親切で、どっちへ歩き出していいのか分からない。しばし適当に進むとやがてにぎやかな明かりが見えてきた。
ここで係員に色々話を聞いてみた。ここから先のライトアップされた街に入るには1000円とのこと。フリーゾーンは暗くて見所がないようだし、せっかくの機会、入場料を支払い園内へ。
しかし人が少ない。ここは確か一度破産したはずだが、むべなるかな。街並みをぐるっと歩いてみたが、立派なライトアップは一部だけだし、店は日中はやってるかも知れないが夜はどこぞの街のシャッター通りの如くだし、見所がない、人が来ない、金が落ちない、寂れる、の悪循環になっているようである。
テーマパークに男一人という哀れな構図、とっとと出ようと思ったが、ホライゾンアドベンチャー・プラスという劇場の客引きの声に興味をそそられ入ることに。
物語はオランダの昔話で、水を大切にしなさいという話であったが、本物の水800トンを使用しているとのことで、嵐のシーンは本当に迫力があった。なかなか楽しめた。ミストにより肌寒かったが…。
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2010年旅行記
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2023/04/12 17:20:38