本日、秋田県能代市の能代港4万トン岸壁で開催された、のしろみなと祭りに行ってまいりました。
10時頃会場入りしましたが、ギリギリ渋滞に巻き込まれずスムーズに駐車することが出来ました。
会場には飲食物の出店が並び、いい香りが漂っていました。
うる星やつらっぽい羊肉料理の出店がありました。ちなみに「だっちゃ」は仙台弁だっちゃ。
続いて、あるブースの前を通りかかったとき、え?ええ?えええっ?と三度見してしまいました。
そこには「◯んばんべっちょ」という物が売られておりました。中身は豚ナンコツの南蛮肉味噌とのことですが…。
ちなみに「べっちょ」とは、仙台弁で◯◯◯のことです(検索危険)。秋田弁では「泣きべそ」という意味があります。
…ということで「べっちょかく」と言えば、秋田県民は「泣きべそをかく」、宮城県民は「水もしたたるいい女(?)」をそれぞれ思い浮かべるという、アンジャッシュのすれ違いコントのような喜劇(悲劇)が生まれる可能性がある、地雷級の危険物となっております(嘘)。
自分の器量を試すには、仙台女の前で「べっちょの味見したい」と言ってみましょう。
その反応、頬を赤らめるか、頬に右ストレートを叩き込まれるかで、その後の夜のストーリーが決まるでしょう。
ちなみに甘辛、しょうが、シビ辛の3種類あるとのことです。どの味にしましょうか?あれこれ妄想すれば、夜ごはんが無限に食べられそうです(意味不明)。
さて、出店コーナーを通過し左折しますと、岸壁への道がありました。思いの外距離があるなと思いつつ、接近します。
前方に護衛艦「のしろ」の姿が見えてきました。手前のクレーン車と重なって、やたら巨大に見えます。
ようやく岸壁に到着しました。既に順番待ちの列が出来ていました。
自衛艦はこれまで一般公開にて何度も見てきましたが、このようなのっぺりした外観の艦は初めてです。
後刻搭乗員の方に訪ねたところ、敵のレーダーに察知されにくいよう、ステルス性を追究した結果とのことでした。なるほど。
いよいよ搭乗です。大きなまぶた。それを閉じれば完全にフラットとなり、大いなる壁となるようです。
この見慣れぬ直方体の物体はスライディング・パッドアイと呼ばれる物で、並列になった補給艦との間でそれぞれワイヤーを接続し、食料や弾薬を移送する装置とのことです。
司令塔。窓は最低限の大きさで、爆発に対する耐性を高めているのでしょうか?本日は非公開となっており、立ち入ることは出来ませんでした。
艦首部をざっと見て、艦内に入ります。この出入口も蓋をすればフラットとなります。最近の高断熱高気密の住宅のように、外気と遮断されますね。
またも撮影禁止の狭い通路を通り抜け、後部の甲板に出ました。手前には白い制服を身にまとったうら若き秋田おばこの一日艦長がいました。奥にはヘリコプターが駐機しておりました。
ヘリコプターは、メインのプロペラが畳まれてコンパクトになっておりました。
中には丸い筒が搭載されており、そばにいた隊員に用途を尋ねると、海中に沈め索敵するためのソナーということでした。
最後部には旭日旗。心の中で敬礼しました。
さて、そろそろ下船しようかと思ったタイミングで、一日艦長の離任式が始まりました。
艦長は最後に「上陸かかれ!」との命令を発し、たすきを外し、普通の女の子に戻りました。
地元の高校生でしょうか?「潮騒のメモリーズ」ならぬ「白神のネギーズ」(?)。
こうして命令に従い下船し、上陸しました。中央部から後方を眺めますと、改めて異様な形に日本への差し迫る危機を感じたのでありました。
このとき小雨がぱらつきはじめました。足早に車へと戻り、帰宅の途に着きました。
対向車線は会場へ向かう車で大渋滞。そして雨は本降りに。
あーあ、「こいがだ、今頃べっちょかでらべな〜」と、涼しい顔で会場を後にしたのでありました(嫌な奴)。
Posted at 2023/07/02 22:02:21 | |
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