2010年 車中泊旅行記 （6日目・6/9）鹿児島

2010.11.7（日）

　さて次は、道中の案内標識で頻繁に目にした知覧武家屋敷へ行くことにした。駐車場に車を停め、付近の小さな商店に入り入園券を購入し、車両通行制限のある細い路地に歩を進める。入口には日本の道百選の標柱、これは期待出来る。


　目の前には今まで観たことのない、圧倒的なスケールの生垣が威圧的に存在していた。なぜこれほどまでに巨大な垣根が必要なのであろうか？

　敵や盗賊の侵入を防ぐためなのか、はたまた見栄の張り合いの果てなのか。いずれにせよ、凄すぎて口元が緩んでしまう。


　通りの左右に武家屋敷が並んでいる。殆どの屋敷の敷地内の庭園観賞は出来るのの屋敷内は公開されておらず残念だった。




　たまたま家主が風通しのために訪れた家かわあり、雨戸が開けられ、外から中を窺うことが出来たのは良かった。

　途中で団体旅行客と一緒になった。これ幸いと、忍法「団体客紛れ」を使い熟女ツアコンの解説に耳を傾ける。


　庭園の石の配置の理由、通りの石垣の違いによる家の格式の違い等、興味深い情報を知ることが出来た。

生垣ばかりに目がいくが、石垣もまた各家によって個性があって面白いものだ。


　こうして数百メートルの通りをぶらぶらし、豪快な生垣と「薩摩の小京都」と形容されるにふさわしい枯山水を堪能した。



　この日は人通りが少なく、人間と生垣の高さの比較が出来ず、写真ではその凄さを伝えるのが難しいのがもどかしい。


















　さてと、次へ行きますか。