
コロナ流行前、GWは矢島口からスノーボードを担いで登山するのが恒例となっておりましたが、ここ数年は自粛、そして数年ぶりに登ってきました。
GW中盤の5月某日、自宅AM3時出発、矢島登山口に5時10分到着しました。
駐車場は8〜9割埋まっている印象です。例年駐車場争いで現地に着くまで空いているかどうかドキドキしますが、今回は無事に上の駐車場へ停めることが出来ました。ちなみに下の駐車場はガラガラでした。
本日の装備は、スノーボード、それを背負うためのバックカントリー用ザック(オスプレイ製)、スキー用ストックです。
過去の経験上、この時期は雪がザラメ状になり、アイゼンはなくても大丈夫です。が、その時のコンディションにもよりますので、不安な方は用意したほうが良いでしょう。
5時30分、登山開始しました。背中に伸し掛かる重みに参ってしまいますが、下山時に楽するためと思えば仕方がありません。
春の鳥海山は、いつもスノボを担いで登っておりますが、本当はスキーで登りたいです。しかし一式揃えるとなると秋田弁で言うところのカマドケシてしまいますので諦めております。
本日の気温は恐らく氷点下、雪質はザラメ雪が凍って締まっており、埋まらないため比較的歩きやすいです。それにしても黄砂によるものか、雪が汚いです。
今日は風が強かったですが、左後方から吹き付けるため、スノボがマスト代わりになり、誰かが押してくれているようで足取りは軽やかです。
それでも9合目ともなると、少し登っては荒い呼吸を整えるために一時停止をしなければなりません。それを何度も繰り返しました。
そして山頂目前にして、スノボ用ブーツのソールが見るも無惨に、半分以上剥がれたではありませんか!仕方ありません。とりあえずそのまま登ることにしました。
約3時間かけてようやく低い方のピーク、七高山に登頂です。他の方に記念写真を撮影してもらいつつ、靴の処置について考えます。
男鹿半島方向を眺める。
外輪山越しに山形・月山を眺める。
鳥海山・新山を眺める。昔はこの谷にも積雪し、簡単に新山山頂まで行けたような記憶がありますが…。
再び七高山山頂に目を転じる。
さて靴の話に戻って、紐やテープ類はないし、コンビニ袋を撚って紐状にし、結ぼうかと検討しておりますと…
そばに座られていた御婦人が、私の「100日後に死ぬワニ(?)」のような無惨な靴を見かねて、良かったらどうぞと、百均で購入したというテーピングテープを下さりました。
礼を述べ、適当に靴本体とソールをそれで固定してみたところ、見事にくっつきました。車に戻るまでの応急処置としては十分です。本当に助かりました。ありがとうございます。
小休止し昼食を摂ります。と、ここで湯を沸かしてインスタントのクラムチャウダースープを飲もうとしましたところ、肝心の水を忘れてしまい、泣くところでした。
まさかアクエリアスを代用するわけにもいかず、おにぎりを一個頬張ったのみでごちそうさまをしました。
いよいよ下山します。正直スノボは初心者レベルです。あまりに怖くてスノボの基本の山側に体を向けて木の葉返しで少しずつ高度を下げて行きます。
そして案の定、転倒してしまいました。このときからGPS信号を捕捉出来なくなり、後でトラックログを確認したときにがっかりしてしまいました。
山の下の方は勾配が緩く、スノボを外して持ち歩かなければなりませんでした。スキーヤーは歩けるので、うらやましいですね。
下りは1時間弱で駐車場へ帰還しました。足の筋肉が弱いので、太ももが疲労し、一気に滑降出来ず、休み休みとなったためです。
帰路、少し離れたところから鳥海山をパチリ。いつ見ても美しく惚れ惚れします。
ご褒美に、由利本荘市のヤマゴというラーメン屋に行きました。骨中華、中太ちぢれ麺、中、750円。美味、満足。
シメのデザートは、道の駅岩城のいちごソフトクリーム。こうして本日の登山を締めくくりました。
それにしても毎回、無事に下山できたことに感謝しますが、年々体力が落ちてきていることを実感し、嫌になってしまいます。何かしらトレーニングを始めなければ…。
参考データ:
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2024/05/06 11:59:32