(仲間内メモ)メタポンのみでハイパワーサーキット仕様考察
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FC3Sが現役だった時代はロータリーで
400馬力オーバーはかなりリスクが高い
と言われていました。
当時は純正インジェクターの合計容量が
小さくて、不足分は純正ECUとは別の
装置で動かす追加インジェクターで補う
スタイルが多かったので、トラブル率が
高かったのかと思っていました。
(純正ECUは燃料カットしているのに
追加インジェクターだけ吹くなどの
問題が多かったのです)
インジェクターを大容量化したり、
本数増やしたりして、単一のECU
で制御は、当時はまだ難しかった
ので、燃料や点火の制御で不具合
が出るのは当然と言えば当然だった
かと。
その後、フルコンが多数登場しまして
FC3S、FD3S共に400馬力オーバーは
珍しくなくなりまして。
500オーバーもかなり一般的仕様に
なっていき。
昔、400馬力以上は壊れるから
オススメしないと言われていた
繊細なエンジンは、かなりの
高出力仕様でも壊れ難くなって
いきました。
でも、500馬力を大幅に超える
ような仕様については、まだまだ
ハードルが高く、耐久性面で
安心できる事例はまだまだ少ない
印象があります。
耐久性面で差が出る理由は、前述の
燃料や点火の制御もあるでしょうし。
(特に高出力仕様の制御)
マツダが想定していた最高出力を
大幅に超えてくると、設定していた
安全マージンでは不足してくるの
かもしれません。
(機械的な強度など)
で、それをなんとかギリギリ
耐えさせるために。
さまざまな工夫をしている
ノウハウがある作り手さんが、
なんとかうまく耐えてくれる条件、
組み合わせを見つけているのだと
感じます。
そんな貴重なノウハウのひとつが
メタポンの制御見直しとか混合油の
利用なんだと思いますが。
ここで悩ましてくれるのが。。。
かなりのハイパワー仕様で、
長年サーキット走りまくり、
しかもむちゃくちゃ速い!!
でも混合油には頼って無さそうな
車両が存在することです。
常識的に考えますと、燃焼室への
油脂類の吐出量は明らかに不足
気味のはずなんですが。
油脂類や燃料への工夫とか。
(金属になじみやすい油の利用、
燃料で吸気温度そのものを下げる)
エンジン内部の部品そのものの
見直し、あるいは特殊な加工や
表面処理など。
(シールやハウジングそのものの
摩擦係数を減らして油膜の薄さを
対策するイメージ)
こういったものをうまく組み合わせると
耐えてくれる場合もあるようなので。
面白いものですね。
ただ、この混合油に頼らない
アプローチ。
ハイパワーな仕様については。
正直、かなり凝ったエンジン
オイルを使わないと。。。
個人的には難しいと感じます。
値段もきっとお安くはないかと。
またメタポン吐出量の安定性、
信頼性とかも気にしだすと、
不安でしかたないです。
そんなわけで僕はこの選択は
しないと思いますが。
どう考えても燃焼室への油量が
少ないような状況でも。
なんとか成立させてしまう。
そんなオイルは実に興味深い
です。
混合油を使うような場合でも、
オイルを選べば、さらに可能性を
広げてくれるかも?
そんな可能性を感じさせる情報
なので、実に勉強になりました。
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