昔は、ジャッキアップをしてホイールを外したり、下回りを自分で防錆コートしていました。
防錆の塗料を服に付けて、母親にぶち叱られましたが。。。(笑
●もう30年以上前になります。
はじめてクルマのジャッキアップをしました。
車を上げる時に、ミシッ!、ミシッ!というきしみ音が嫌でした。
ボディが悲鳴を上げている声に聞こえちゃって。。。
クルマを下ろす時もそう。
ヒュ〜 ドスン! べぃん、べぃん・・・
『ドスン!』が嫌でした。
あー、サスのバネ周りが傷んじゃったかなぁ・・・って。
●大学生の時、ソアラに乗ったツレがいました。
良く一緒に遊んでいました。
親が買ってくれたんだってさ。(ち、金持ちめ!w)
そのツレと一緒に、街の整備工場へソアラのタイヤ交換に行きました。
そしたらね、整備工場の親父が
『兄ちゃんら、偉いなぁ!ちゃんと店に持って来たんやなぁ』と、言うんです。
「なんで?」って聞いたら、
『ソアラはジャッキアップをするとボディが歪むんやで!気をつけんさいよ!』と、教えてもらいました。
●社会人になって、色々な人と出会いました。
みんな普通にジャッキアップをしています。
クルマに詳しそうなオヤジ達も普通にジャッキアップをしています。
俺が神経質なだけかなぁ?
ソアラというクルマが特別にボディが弱かったんかなぁ?
自分にそう言い聞かせて、しばらくの間はジャッキアップをしていました。
●ただ・・・
今まで自分が所有をして来たクルマを思い返すと、ジャッキアップをあまりしなかったクルマの方が立ち姿がシャンとしていたように思います。
ジャッキアップをよくしていた車は、なんかボディが緩くなった感じで・・・
うちのムーヴも、たった1回しかジャッキアップをしていません。
やはり、ミシッ!ミシッ!と言うきしみ音が嫌で辞めました。
やはり、立ち姿が相当にシャンとしています。
●今のクルマはだいぶ軽くなりました。
プラットホームで車の柱があるから、昔のクルマに比べると歪みにくくなっていると思います。
そこまで神経質になる必要が無いのかもしれません。
ただ、私は車をいつまでも新車のように保ちたい人。
この世にある物は、いつかは命が尽きると理解をしています。
人間もクルマも、いつかは死を迎えて別れの日が来ることを覚悟しています。
覚悟をしているのに、死と目を背けたい自分がいます。
母親が死んでしまう事を考えると恐怖でしかありません。
いま、この文章を書いているだけで目が潤んでいます。
クルマも、いつまでも新車のように居れないのは分かっています。
でも、ずっと新車のようにいて欲しいと願っている自分がいます。
ロードノイズが糞な安物軽自動車でも私の大事な相棒です。
ジャッキアップを辞めました。
ショップ(ディーラー)に出して、車を乗せてリフトアップする整備を選びました。
本音を言うと、半年毎にジャッキアップをして下回りをメンテナンスしたいです。
けど、そんなに頻繁にジャッキアップをしたらクルマが歪むよなぁ。。。
ムーヴとの付き合いも残り5年。
私の乗り方だと、ブーツとゴムの交換だけで行けるでしょう。
ディーラーのリフトに乗せて、金を出してパーツ交換をする道を選びました。
Posted at 2022/06/20 20:49:44 | |
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